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ねこつん03」(2006/09/23 (土) 13:58:10) の最新版変更点

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あらすじ 素直になれないツン子 最近出番というか扱いがおざなりなツン子 男の前で素直になれない己に嫌気は差しながらも、変われない自分 男の為に二時間も早起きして作ったお弁当 結局渡せずに、昼食の時間に見つけた猫へ渡してしまう しかし、この猫。ただものじゃない 夕焼けの綺麗な屋上で ツン子に抱きかかえられ、彼女の本音を聞いたとき 猫は語りだした 猫  「その表情見せたらいいじゃねえか」 と とりあえずツン子は唖然とした   「AIBO・・・?」 と ---- 夕闇迫る校舎の上 何時も一匹で寝転んでる 猫が急に喋りだす ツン 「・・・」 猫  「・・・何かリアクションが欲しいんじゃがのぅ・・・」 キリキリキリキリ------------ 猫  「・・・ちょっと苦しいんだが・・・」 キリキリキリキリ------------ 猫  「ぐぉ・・・息が・・・でき・・・ニャ・・・って!!苦しいわい!」 ツン 「聞いたわね・・・私の秘密を・・・私の告白を・・・」 猫  「誰が見てもわかるわい!!」 ふらふらとへたり込むツン子 へたり込んだツン子の太ももに猫が片方の前足を乗せる 猫  「弁当美味かったぞ」 ツン 「うう・・・夢じゃない・・・猫が喋ってる」 ツン 「うう・・・猫に慰められるなんて・・・」 猫  「さりげなく失礼なツインテールだな」 ツン子は猫を真正面に見据えるように座りなおし 猫に問いかける ツン 「・・・弁当・・・本当に美味しかった?」 猫  「おう、特に出し巻き卵。あれは絶品じゃわい」 その言葉を猫が発した時、ツン子は猫に接近し がっと抱きかかえ ツン 「ほんと?美味しかった!?な・・・なんかおかしい所ななな・・・無かった・・?」 猫  「きゅ・・・急に乗り出すな!!まあ美味かったぞ」 でろんと胴を伸ばしながら猫は肯定する ツン 「そっか・・・ふふ。美味しかったのね・・・えへへ」 今度はぎゅうと猫を抱きしめる、ふふふと微笑みながら 猫  (ったく・・・その表情だっての・・・) ふと、ツンの猫を抱きしめる手が固まる 目線は校門の方 校門を出る男とハーレムズ 皆和気藹々としながら、男の左右を取り合ってるのだろうか、何かバタバタとしている 猫  「むぅ・・・」 ツン 「・・・」 少し悲しげに男を目で追うツン子、瞳に揺れる夕焼けが写る 猫  「・・・」 ツン 「羨ましいよ」 猫  「わからんのう・・・」 ツン 「あーあーあー・・・男はハーレムで・・・アタシは猫と戯れて・・・不公平だわ」 猫  「ふん、大きなお世話じゃ」 ツン 「拗ねないの。ひひー」 とりあえず、猫のヒゲをくいくいと引っ張ってみた 猫  「ふぎふぎ」 ツン 「さて・・・帰るわ」 猫  「・・・」 猫は相変わらず男の去って行った方向を見つめている そしてけだるそうに後ろ足で耳をかいかい ツン 「まったく・・・じゃあねの一言くらいいいなさいよね!」 猫  「うーむ・・・」 ツン 「な、何よ」 そして、欠伸 猫  「あふぁ・・・うにゃ」 ツン 「何か言いなさいよ」 猫  「猫派か?」 ツン 「はぁ?!・・・何言ってるんだか・・・まあ猫派かもね、アンタは嫌いよっ」 ふふと笑いながら答えるツン子 しかし猫はその後、遠くへ目線を送りながら呟いた 猫  「オレはアンタの好いとるあの男はどうも好きになれんな」

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