「ねこつん13」(2006/09/27 (水) 20:43:21) の最新版変更点
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ねこつん 完結編
猫が姿を消して数日
ツン子はあれから幾度と無くこの、町内を探す
あの帰り道、夕方の屋上、ウチの近くのコンビニ付近も
猫はやはり姿を見せなかった
男 「ツン子!」
ツン 「・・・?」
男 「その・・・」
ツン 「邪魔よ」
男 「あ・・・」
クラスの中の空気も違和感がある
やはり男とツンの奇妙な空気と
鮫子と佐藤さんの男への反発からだろうか
優 「・・・なんか・・・変な空気なんだよー」
渡辺 「佐藤さん~・・・」
----
太田 「さて・・・来週の修学旅行だが・・・って暗っ!!!」
友 「はいはいはーい!先生!お尻にバナナは入りますか!?」
太田 「え?ああ・・・入るんじゃない?」
友 「素かよ!?つかクラス暗っ!!」
クラスの空気は相変わらず重い
ツン子は相変わらず俯くように目線を落とし
鮫子は心ここに在らずと外をぼうっと見つめ
佐藤さんは渡辺さんのぼそぼそ話す声に耳を傾けていた
太田 「えっと・・・その行き先は皆も知ってるだろうが・・・京都だ」
友 「ありきたりー!!」
俺 「ありきたりー!!」
ミリ子 「煩い・・・静かにしろ・・・」
友・俺 「サーセンwwwwwwww」
渡辺 「佐藤さん~・・・私・・・私今の佐藤さんおかしいと思うよ~」
佐藤 「・・・ごめんなさい、でも」
渡辺 「謝ろう?ね?でないと・・・」
佐藤 「・・・」
渡辺 「うぅ~」
放課後、並んで歩きながら二人帰る
これもまた幾度となく繰り返された会話
佐藤 「渡辺さん・・・」
渡辺 「ほぇ!?な・・・何?」
佐藤 「・・・男の事・・・好きなんでしょ?」
渡辺 「ほ!ほわああぁぁぁ~!!そ・・・そんな事ななんあな」
佐藤さんはそっと渡辺さんの頬に触れ
もう片方の手で髪の毛を撫でる
渡辺 「ふぁ・・・はへ~?」
佐藤 「・・・誰だって・・・幸せになりたいのにね・・・」
渡辺 「・・・?」
鮫子 「鯱子・・・?」
鯱子 「・・・」
鮫子 「猫居なくて寂しい?」
鯱子 こく
鮫子 「そう・・・」
鯱子 「でも・・・あのねこ、いなくなった」
鮫子 「・・・そうね、元々は野良猫だしね」
鯱子 「ちがう」
そう呟くと鯱子は俯きながら
鯱子 「・・・ねこは。ツンコおねえちゃむ・・・すきだった」
鮫子 「・・・かもね」
鯱子 「やさしい、ねこだた・・・」
ひぐひぐと鼻を鳴らす鯱子
そのぽわぽわの髪の毛を覆うように鮫子は鯱子を撫でる
鮫子 「八つ当たり・・・かもね」
鯱子 「・・・?」
修学旅行の班決め
運良く、いや必然的に
ツン子・鮫子・佐藤・渡辺、そしてなぜか優が班に入る
その他も上手く散らばったようだ
ツン 「京都・・・」
鮫子 「京都ね・・・暑いのよね・・・」
優 「修学旅行楽しむんだよー」
渡辺 「おー!!」
佐藤 「・・・」
あれからツンは男のウチに行ってない
朝もお互い顔を合わさぬように、見かけぬように登校するのだ
男性陣は男性陣で班を組み
京都での予定に話の華が咲く
そんな中、やはり男の顔は暗い、声をかけても生返事で
目に見えるように悩んでいた
そんな中
ウエックス 「はえ?・・・日にち違ってたよー!!」
お爺さん 「こりゃあこりゃあ・・・金沢にようこそ・・・」
ウエックス:脱落
修学旅行の準備
向こうで着る私服、夜の寝間着、タオルその他生理用品をかばんに詰める
ツン (こんな・・・もんかしら・・・) ごそごそ
ツン 「音楽も・・・持って行こうっと・・・って。アイアンメイデン持って行ったら、引くだろうな」 ぽいっ
ツン 「・・・」
ツン (せっかくの・・・修学旅行なのに・・・なぁ)
鮫子 「・・・」
鯱子 「・・・」
鮫子 「昨日二時間かけて詰めたかばんひっくり返して・・・」
鯱子 「・・・」
鮫子 「何で貴方が入ってるのかしら・・・?」
鯱子 「あたちはただのまくら・・・」
佐藤 「あの・・・渡辺さん?」
渡辺 「これと~これと~これと~これと~これと~これと~」
佐藤 「あの・・・」
渡辺 「あれれ~かばんのスペースが無いよぅ!!」
佐藤 「・・・お、お菓子入れすぎだから・・・ね?」
優 「うんしょ♪うんしょ♪」
優 (・・・ツン子さんと男君・・・やっぱ)
優 「仲直りさせるんだよっ!!!」 どがーん
囚 「わ!私も修学旅行行けるんだよね!!?」
看 「ん・・・?おー」
囚 「やったーーー!!!!」
看 「さてと・・・」ごそごそ---がばっ
囚 「ふやあぁぁ!!な・・・なんで箱に詰めるのよ!!」
看 「へ?いやだって・・・クール宅急便」
囚 「アッー!!!!って・・・もう運んじゃうの!!?」 がたがた ぶるんぶるん ぶーん
囚 「はぁ・・・ってあれ?」
ダン じたばた
囚 「ダンボールちゃん・・・」
ダン じたばたじたばたじたばた-------------しくしく
囚 「・・・混ざっちゃったんだね・・・」
ねこつん 完結編
猫が姿を消して数日
ツン子はあれから幾度と無くこの、町内を探す
あの帰り道、夕方の屋上、ウチの近くのコンビニ付近も
猫はやはり姿を見せなかった
男 「ツン子!」
ツン 「・・・?」
男 「その・・・」
ツン 「邪魔よ」
男 「あ・・・」
クラスの中の空気も違和感がある
やはり男とツンの奇妙な空気と
鮫子と佐藤さんの男への反発からだろうか
優 「・・・なんか・・・変な空気なんだよー」
渡辺 「佐藤さん~・・・」
太田 「さて・・・来週の修学旅行だが・・・って暗っ!!!」
友 「はいはいはーい!先生!お尻にバナナは入りますか!?」
太田 「え?ああ・・・入るんじゃない?」
友 「素かよ!?つかクラス暗っ!!」
クラスの空気は相変わらず重い
ツン子は相変わらず俯くように目線を落とし
鮫子は心ここに在らずと外をぼうっと見つめ
佐藤さんは渡辺さんのぼそぼそ話す声に耳を傾けていた
太田 「えっと・・・その行き先は皆も知ってるだろうが・・・京都だ」
友 「ありきたりー!!」
俺 「ありきたりー!!」
ミリ子 「煩い・・・静かにしろ・・・」
友・俺 「サーセンwwwwwwww」
渡辺 「佐藤さん~・・・私・・・私今の佐藤さんおかしいと思うよ~」
佐藤 「・・・ごめんなさい、でも」
渡辺 「謝ろう?ね?でないと・・・」
佐藤 「・・・」
渡辺 「うぅ~」
放課後、並んで歩きながら二人帰る
これもまた幾度となく繰り返された会話
佐藤 「渡辺さん・・・」
渡辺 「ほぇ!?な・・・何?」
佐藤 「・・・男の事・・・好きなんでしょ?」
渡辺 「ほ!ほわああぁぁぁ~!!そ・・・そんな事ななんあな」
佐藤さんはそっと渡辺さんの頬に触れ
もう片方の手で髪の毛を撫でる
渡辺 「ふぁ・・・はへ~?」
佐藤 「・・・誰だって・・・幸せになりたいのにね・・・」
渡辺 「・・・?」
鮫子 「鯱子・・・?」
鯱子 「・・・」
鮫子 「猫居なくて寂しい?」
鯱子 こく
鮫子 「そう・・・」
鯱子 「でも・・・あのねこ、いなくなった」
鮫子 「・・・そうね、元々は野良猫だしね」
鯱子 「ちがう」
そう呟くと鯱子は俯きながら
鯱子 「・・・ねこは。ツンコおねえちゃむ・・・すきだった」
鮫子 「・・・かもね」
鯱子 「やさしい、ねこだた・・・」
ひぐひぐと鼻を鳴らす鯱子
そのぽわぽわの髪の毛を覆うように鮫子は鯱子を撫でる
鮫子 「八つ当たり・・・かもね」
鯱子 「・・・?」
修学旅行の班決め
運良く、いや必然的に
ツン子・鮫子・佐藤・渡辺、そしてなぜか優が班に入る
その他も上手く散らばったようだ
ツン 「京都・・・」
鮫子 「京都ね・・・暑いのよね・・・」
優 「修学旅行楽しむんだよー」
渡辺 「おー!!」
佐藤 「・・・」
あれからツンは男のウチに行ってない
朝もお互い顔を合わさぬように、見かけぬように登校するのだ
男性陣は男性陣で班を組み
京都での予定に話の華が咲く
そんな中、やはり男の顔は暗い、声をかけても生返事で
目に見えるように悩んでいた
そんな中
ウエックス 「はえ?・・・日にち違ってたよー!!」
お爺さん 「こりゃあこりゃあ・・・金沢にようこそ・・・」
ウエックス:脱落
修学旅行の準備
向こうで着る私服、夜の寝間着、タオルその他生理用品をかばんに詰める
ツン (こんな・・・もんかしら・・・) ごそごそ
ツン 「音楽も・・・持って行こうっと・・・って。アイアンメイデン持って行ったら、引くだろうな」 ぽいっ
ツン 「・・・」
ツン (せっかくの・・・修学旅行なのに・・・なぁ)
鮫子 「・・・」
鯱子 「・・・」
鮫子 「昨日二時間かけて詰めたかばんひっくり返して・・・」
鯱子 「・・・」
鮫子 「何で貴方が入ってるのかしら・・・?」
鯱子 「あたちはただのまくら・・・」
佐藤 「あの・・・渡辺さん?」
渡辺 「これと~これと~これと~これと~これと~これと~」
佐藤 「あの・・・」
渡辺 「あれれ~かばんのスペースが無いよぅ!!」
佐藤 「・・・お、お菓子入れすぎだから・・・ね?」
優 「うんしょ♪うんしょ♪」
優 (・・・ツン子さんと男君・・・やっぱ)
優 「仲直りさせるんだよっ!!!」 どがーん
囚 「わ!私も修学旅行行けるんだよね!!?」
看 「ん・・・?おー」
囚 「やったーーー!!!!」
看 「さてと・・・」ごそごそ---がばっ
囚 「ふやあぁぁ!!な・・・なんで箱に詰めるのよ!!」
看 「へ?いやだって・・・クール宅急便」
囚 「アッー!!!!って・・・もう運んじゃうの!!?」 がたがた ぶるんぶるん ぶーん
囚 「はぁ・・・ってあれ?」
ダン じたばた
囚 「ダンボールちゃん・・・」
ダン じたばたじたばたじたばた-------------しくしく
囚 「・・・混ざっちゃったんだね・・・」
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