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あらすじ 誤解殺気・ショタ・不良の三人のお話 とりあえずお昼の空回りも何時もの事 図書委員のショタ、唯一学校生活の中で安心できる空間 図書館 しかし誤解殺気も本が好き ---- 放課後のショタ ふう・・・今日は結構返本多いな・・・ 一冊一冊きちんと所定の場所に収めていく げ、あんな所か・・・高いなぁ・・・ 図書館用の脚立を使い収めて また別の本を片手に本棚を回る しかし・・・図書室は落ち着くなぁ・・・教室はまだ、怖いし 今日なんてあの誤殺さん、まさか不良さんに殴りかかるなんて もしかしたらいい人かと思ってたのに-----------え? ふと前を見ると誤殺さん ニタリとした目で・・・絵本を読んでいる--------「ぐりとぐら」 ひいっ!!----------ばさばさばさ 手に持っていた返本済の本を落とす-------しまった! その音を聞いてか、誤殺さんがこちらに目線を送る そしてボクはまた、少し漏らしたのだった 放課後の誤殺 ぐりさんと・・・ぐらさん 可愛い ぺらぺらと手に持った絵本をめくっていく ぐりぐらー♪ぐりぐらー♪ カステラ・・・美味しそう・・・ 借りるのは恥ずかしい、誤殺は何時もここでニコニコ立ち読み 高校生にもなって絵本なんて、そん思い すると横でばさばさばさと音がする 誤殺 「!!?」 ふと横を見ると・・・クラスメイトの・・・名前なんだっけ? 絵本片手に顔のほっこり見られたのかな!? こ・・・高校生にもなって お願いして、皆に黙っててもらおう、そう思いながら 彼に向かって歩き出したのだった 放課後の二人 誤殺  「あの・・・その」 ショタ 「ひいっ!!いや!ボクはその!!」 誤殺  「いわ・・・ないでくれるかな?」 ショタ 「いいいいいいいいいい言いませんっ!!!天地神明に誓って!!」 そうショタが叫ぶと、誤殺はほっとしたような それでいて少し悲しげな顔で 誤殺 「良かった・・・その・・・おかしいでしょ?こっここ高校生になってえほんなんて・・・」 ショタは誤殺の持つ「ぐりとぐら」に目線を送る 絵本を読む高校生は恥ずかしい、その言葉がショタは少し悲しく思えた ショタ 「ち・・・違うよ・・・こおkっこお高校生でも大人でも!・・・絵本は読んでいいと思うよ」 誤殺  「え・・・?でも」 ショタ 「ぐりぐらシリーズでも沢山あるし!世界中で翻訳されて・・・皆が楽しく読んでるんだよ」 誤殺  「あ・・・」 ショタ 「ぼっぼっぼぼぼボクもぐりとぐら・・・好きだし!!気にしないでいいとオモ・・・わぁ!!ゴメン失礼な」 ぶんぶんと頭を振る誤殺 そしてぐりとぐらをぎゅっと胸に抱きしめながら、初めて見る笑顔で 誤殺 「ありが・・・とう」 初めてだろう、女性の笑顔を怖いくらいに綺麗だと思えたのは 放課後の不良 どげし 不良 「はぁ・・・はぁ・・・これで・・・終わりだっ!」 不良は結構ガタイの良いチンピラ風の男の顔面に蹴りをめり込ませる その男は鼻と口から血を流しながら意識をどこかへ飛ばす 残りの奴らは?あたりを見回しても誰も居ない------逃げたか 友  「痛ぇえ・・・おい!大丈夫か?」 不良 「お前は弱すぎだ、このバカ」 友  「違!ちげぇよ!たまたまイイのが・・・」 不良 「・・・ほれ、タオル・・・鼻血拭いとけ」 友  「へへ、さんきゅ・・・って臭ぇ!!」 放課後の街中の薄暗い路地裏、不良はそこに座り込み、胸元のタバコに火を付ける 友  「・・・ぶは・・・一本くれ」 不良 「・・・」 無言で箱ごと投げる 友  「・・・だいぶ俺たち目付けられてるな・・・」 不良はふと薄暗い空を見上げ、友の言葉を思い出す 友  『お前、あの女落とせ』------はっと鼻で笑うように煙を吐き捨てる 不良 「無理だろ・・・オレみてぇなの・・・」 猫が一匹目の前を通り過ぎ、ひょいっとまた逃げ去っていった

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