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俺鮫希譚02」(2006/10/24 (火) 00:31:43) の最新版変更点

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鮫「ねえ」 その声と立ち止まる背中 何を考え何を思っているのだろう 鮫「あの事だけど」 あの事? どの事だ 鮫「誰にも言ってないでしょうね」 それは唐突に思い出される 数日前の、保健室での一幕 俺「言ってないね。でも何人も目撃してるはずだから、知ってる奴がいるかもしれない」 それに関しては保障できかねるね 鮫「そう」 ……やっぱりいけ好かない奴だ どうして 鮫「誰にも言ってないでしょうね」 どうして、そんな事を聞いたのだろう 自分でも不思議と判らない そんな事を聞く意味なんて無いのに それでも、何故か聞いてみてしまいたくなった なんでだろう それはきっと、この暑さの所為だ 暑いのは嫌いだ 青い空なんてくそ食らえ 白い雲の馬鹿野郎 ああ、本当に 今年の夏は暑い どうして 鮫「誰にも言ってないでしょうね」 どうして、そんな事を聞くのだろう 自分でもさっぱり判らない そんな事を聞く意味があるのか?と聞き返してやろうかと思った それでも、振り返った時に見せた表情がそれを躊躇わせた なんでだろう この暑さの所為か? 暑いのは、まあ嫌いじゃない 青い空は大好きだ。AV女優にそんな名前のがいて、友が力説していたっけか 白い雲を見ていると、あの中に天空の城があるんじゃないかと思ってしまう ああ、本当に 今年の暑は夏い 店「ありがとうございましたー」 俺は両手いっぱいの荷物+エクレアを手に、店を出た あの女、付いて来たにも関わらず荷物の一つも持ちやしねぇ 何しに付いてきやがったんだ 俺「おーい、お待たー」 ………… お?帰ってくる声無し 終いにゃ無視か そうではなくて、その姿が消えていた ばっくれ? 「ようよう、いいじゃねぇかよぉー」 「…………」 「澄ましちゃって、かぁわいぃ~」 うーわ、あんな三流猿芝居のような声掛けってまだあったのか 鮫「……」 ってよく見たら鮫子じゃねーか 何あいつは絡まれてるんだYO! 俺「おい」 DQN1「ああ!……」 DQN2「……か、かわいぃ」 どげし! DQN2をやっつけた 失礼な奴だ 俺「俺は男だっつーの」 鮫「……ふぅ」 溜息吐いた 溜息吐きやがりましたよこの女 俺「お前、何やってんだ」 鮫「知らないわよ。この馬鹿共が勝手に声を掛けてきたの」 まあ、鮫子は美人に入る顔してるからなぁ スタイルもいいし フヒヒヒヒヒwwww 鮫「…………」 睨まれた DQN1「な、なんなんだてめぇ……」 足元に転がるDQN2を見て怯えてる 俺「何だと言われてもなぁ」 公共支援エクレアセブンとでも名乗っておこうか? 鮫「……行くわよ」 俺「え?」 鮫「相手にするだけ無駄よ」 そりゃ確かに 俺と鮫子は怯えるDQN1と倒れるDQN2を無視して学園へ戻る事にした DQN1「……あの女、どこかで……」

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