「【気まぐる】俺とシュール【藩外編】」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

【気まぐる】俺とシュール【藩外編】」(2006/11/04 (土) 17:12:25) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

side 俺 俺「さて、この先に何が出るか」 俺達は、美おっさんによって綺麗にされてしまったが、あの肉片がこびり付いていた廊下の先に居た。 目の前には一枚のドア。 最初、俺達を誘導するように閉じる音がした扉の終着点。 シュー「きっと素敵なお米の世界」 なんかもう、鬼でも蛇でも出てくればいいと思う。 扉を開くと、そこには地下に通じる階段。 俺「虎穴に入らずんば」 シュー「米を得ず」 行く事になった。 長い長い、でもやっぱり長くなかったかもしれない階段を下りた。 その先には灯りもぽつぽつとしかない、半ば闇に埋もれた廊下が続いていた。 シュー「この先は研究所に繋がっている」 こらこら、先にネタをばらしちゃ駄目でしょ。 ともかく先に進むしかない俺達は歩く。 暫く歩くと、どこからともなく声が聞こえてきた。 ?「……アッー!」 俺「……この声」 シュー「私と同じ読みの囚ちゃんね」 あ、そう言えばそうだな。 ともかく声のした方に(と言っても一方通行なのだが)急ぐ事にした。 ガコン。 囚「アッー!」 あ、やってるやってる。 看守の奴がスイッチを下ろしては上げてを繰り返している。 ガコン。 囚「アッー!」 それは硝子を一枚隔てた部屋の中で行われていた。 動物園のパンダだとかのコーナーだと思ってもらえばいい。 その部屋の中で、看守と囚人コンビがいつもの事をやっていた。 ガコン。 囚「アッー!」 なんか……。 シュー「変じゃね?」 がこん、がこん、がこん。 囚「アッー!アッー!アッー!」 俺「変じゃなくね?」 見ようによっては普段の光景であるが……、看守の目が、酷く虚ろだ。 ガコン。 囚「アッー!」 なんともシュールな光景だ。 シュー「呼んだ?」 俺「お前じゃない」 先に続く廊下の向こうにも、この部屋と同じガラス張りの部屋があると気付いた。 そこには……。 葬男「……」 葬女「……えっぐ、ぅぐ」 葬式sがいた。 そのもの、葬式の会場みたいに内装された部屋に二人はいた。 俺「おーい」 がんがんがん。 硝子を叩いてみても、二人は反応しない。 シュー「おーい」 もにょんもにょんにゅみょん。 どんな擬音だ! しかし二人は反応しない。 俺たちの聲が聞こえていないのだろうか? 葬男「……」 葬女「……ぁぅ、ううぅ」 俺「……」 シュー「……」 果たして、あの二人は誰の葬式を行っているのだろうか。 俺「さて、次の部屋には誰がいるか……」 シュー「ん?なんか明るく……」 ひょこ、と覗いてい見る。 そこには……。 シュー「……おぉ」 流石のシュー氏でも少し引いたっぽい。 その部屋には、無数の白い花が咲き乱れていた。 その中心で眠る一人の少女。 俺「……うわ、荘厳さんだ」 咲き乱れる花の中で眠る、正しく眠り姫。 俺「王子様のキスでも待ってるのかね」 シュー「蛙なら……」 誰もそのネタ判らねぇよ。 俺「さーて次回のサ●江さんは」 シュー「何気に楽しくなってきているだろ」 まね。 覗く次の部屋。 美容師「ちょwwwwお客さんwwww髪長いっすねwwwww」 美容師が居た。 その事については、まあどうでもいい。 問題は、美容師の客が生首だって事だ。 台の上に置かれた、腐敗し始めている、口から血を零す生首。 美容師「お客さんwww童貞っすか?wwwww」 じょき、じょき、じょき。 切る、切る、切る。 俺「……」 シュー「……」 美容師「それにしてもwwwwwお客さんwwww髪長いっすねwwww」 切れども切れども、すぐに髪が伸びる生首の髪を切り続ける美容師。 シュー「……ある種の永久機関?」 俺「不毛だな」 シュー「次」 俺「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」 シュー「嫌でも続く。それが現実」 俺「正論過ぎて耳に痛いね」 続く次の部屋の、硝子越しに見える世界。 くちゃ、くちゃ、くちゃ。 何か柔らかいものを咀嚼する音。 湿ったく響くその音。 俺「あー、そういやいたね。肉食」 シュー「喰われてるのゾンビ妹じゃん」 肉食「くちゃくちゃ」 ゾン「ヴあ゙あ゙あ゙ぁぁ」 シュー「……美味いのか?」 俺「色々と人肉に関しては論があるがな」 くちゃくちゃくちゃ。 肉食の腹が壊れない事を祈って、次。 シュッシュッシュ。 何かが空を切る音。 俺「を、最近出番の少なくなったランダエタだ」 シュー「ランダランダ~♪」 それを言うならリンダだろ。 ランダエタはリングのように設えられた部屋で、水槽に入れられた亀を相手にシャドーボクシングをしていた。 俺「……皮肉か?」 シュー「皮肉だろうな」 そのランダエタの、一生懸命な姿を来たら……。 見ていられないので次。 シュッシュッシュ。 俺「……と思ったら行き終わりか」 廊下の行き当たりには、廊下と同じ大きさの扉があった。 俺「しかし、なんだったんだこの廊下は?」 シュー「きっと、作者の野郎が『これで出したぞ!』とかってゆーオナニーがしたかったのだろう」 作「ちょwwwwあるあ……あるよwwww」 俺「……きっと大ブーイングになるぞ、これ」 シュー「ぶー、ぶー」 お前がやるな。 なんかもー訳が判らなくなってきてるけど、俺達の目的は当初のように先に進む事。 行方不明になった連中を探す事。 あ?ここに居た連中? しらねーよバーローwwwww そしてこの館からの脱出と、ここに来てしまった俺達の原因究明。 シュー「めんどくさい」 俺「……」 早くも挫折しそうだった。 そうして、次への扉が開かれる。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー