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ねこつん47」(2006/11/28 (火) 14:58:34) の最新版変更点

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あらすじ 親父三人衆空中爆破 颯爽と飛んできた三人はあっけなく空中で激突し星となる 橘は屋上のヘリを使いホテルを脱出 ヤンデレ・学・几帳面・プロセス 古風・貧嬢・和嬢・異星人は未だ屋上 耐火メイド服に着替えた鮫子 耐火パンダスーツに着替えたシュール その二人は火の手を避け屋上へと走る 上田・脇谷 瓦礫の中から男を救う 男はツン子を探しにまたホテルの中へ ---- クー「うう・・・」 破片の飛び散った廊下を一人歩くクー クー「・・・もの凄い爆発だった・・・」 下への階段を下って行く 幾層下ったのか判らないがそれでも下って行く クー(男は大丈夫だろうか・・・?) ふいっと今まで下って来た階段を見上げる クー(幾ら寝ていたとはいえこの異常事態に眠りこけるとはな・・・) 出遅れるはずだ、そう思いながらため息をつく その瞬間、下の方からどんっと何かの音が聞こえる 階段が少し揺れる クー「くうっ!」 瞬間的に手摺りにしがみつく、揺れが収まるまでクーは目をぎゅっと閉じながらしがみついていた クー「男ぉ・・・怖いよ、怖いよぉ・・・」 その目にうっすら涙が光る、階段の電気は点滅しながら消えようとしていた 猫 「熱い!!!」 犬 「熱いね!!このもやもや熱いね!!」 鸚鵡「猫もやもや!!」 この三匹、下から上がってくる熱気と格闘中である 猫 「こ・・・この建物の出口はどこなんじゃい!!」 犬 「上かな?上に行くんだよね!猫くん!」 鸚鵡「ナウエニィ!!クーダウン!!」 猫 「な・・・何言ってるんじゃ、この馬鹿鳥・・・」 三匹は次の階への踊り場へと進む そこで見上げ、手摺りの所に一人の少女 クー「あ・・・猫・・・」 猫 (・・・確かこいつは・・・あの男の横に何時も居た女・・・) 犬 「えぅ・・・っとわんわん!!」 鸚鵡「ワンワン!!」 クー「・・・あの時の猫・・・そっくりだな・・・」 クーはそっと右手を差し伸べる その細い指先はころころと猫の喉を撫でる 猫 「にゃ!!にゃーーーん!!にゃーーーん!!」 猫はその袖口に噛みつきくいくいと上に引っ張る 猫 (な、何してるんじゃ!!この女は!!早く上に・・・) 犬 「わ、わんわん!!」 鸚鵡「わんわん!!」 遙か下の階からまたどうんと爆発音が聞こえる その瞬間ぐらぐらと階段はまた揺れる クー「ひいっ!!」 クーは両手で猫をぎゅっと抱きしめる、その上半身はふるふると震え少しえづいてるようだった 猫 「・・・」ぺろり クー「ひゃう!!こら、女の子のほっぺたを舐めるなんて、君はスケベだな」 ひざまずいた状態でクーは猫をそっと床に降ろす クー「行きなさい、ほら・・・」 両手で三匹を促すように 猫 「にゃ!!んや!!にゃーー!!がふう!!」 猫はまたクーの袖口に噛みつき、先ほどより強めに引っ張る その姿にクーは少し悲しそうに笑う クー「・・・もう良いんだ・・・お姉さん疲れたんだよ」 犬 「がふう!!がふうう!!」 鸚鵡「ふがー!!ふがー!!」 猫 「フーーーー!!!!」 三匹はクーの制服に噛みつき、ぐいぐいと上へ上へと引っ張る それでもクーは立ち上がらず、悲しそうに三匹を見つめていた クー「行くんだ!!私の事は放っていくんだ!!」 急に険しい目で三匹を睨む、きゅうっと引き下がる犬と鸚鵡 しかし猫はそのクーの両膝に足を乗せ、顔面近くで叫ぶ 猫 「ごちゃごちゃ抜かすな!!さっさと立て!!女!!!」 きょとんとした表情のクー クー「え・・・猫・・・だろ?え・・・?」 猫はその両足を何度も何度もクーの膝に叩きつける 猫 「聞こえないのか?この根暗女!!こんな所でめそめs」 クー「誰が根暗女だ・・・」 犬 「お・・・怒ってない?怒ってないよね!!?」 クー「い、犬まで喋って・・・」 鸚鵡「良い沼!!」 クー「・・・鸚鵡は良いか・・・って良い沼?」 少し冷静さを失ったかのようにわたわたとするクー 足下の三匹の背後に黒い大きな影がのそりと被さる クー「!!」 猫 「なんじゃい」 シュー「パフォー!!」 立て札『何してんの?』 大きなパンダが三匹の背後に立っている クー 「・・・君たちの親玉か・・・?」 猫  「違うわ!!」 シュー「パッキャホ」 立て札『大変だよ!!あんな所に焼き鮫が!!』 鮫子 「誰が焼き鮫よ!!」 その背後からまた息を切らせた鮫子 クー(・・・猫犬鳥・・・白黒熊に・・・鮫・・・) ふふふと少し笑うクー クー 「なんだかムツゴロウ王国みたいだ」 鮫子 「もしかして悪口言ってる?」 猫  「確実に言ってるぞ、この根暗女」 犬  「あはは!!笑った!!笑った!!!根暗が笑った!!」 鸚鵡 「TAWARA!!」 シュー「パフォー!!」 立て札『おめでとう金メダルだよ』 クー 「君が一番悪口言ってるな・・・」 クーはパンダの首を軽く絞める、その表情に悲しみの色は無い 猫が不安そうに下の階の方を見つめると、次の瞬間 もう一つ、先ほどより近い階で爆発音がした

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