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男が記憶喪失になったようです02」(2008/08/08 (金) 18:40:48) の最新版変更点

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男 「痛ってぇなぁ…ちょっとしたおちゃっぴぃなのに」 男 (あの『ゆうや』という奴は覚えておこう、きっとロクな奴じゃねぇなっ!    それにしても、もう空いてる席なんて殆ど無いんだが……) 男 (も、もしかして! オレのクラスじゃないとか!     もしくは学年が違ってて『何あのチンパン先輩……人の教室内うろうろしちゃってさ!』    なんて生暖かい目線でオレを見てたりとか……) 男 きょろきょろ 男 「……つーか随分とまあ、かしましいクラスだなぁ……お? ここも空いてるなぁ。いっちょ座ってみるか」 男 「一番前の席か、ハッ! もしかしてオレは天才だとか!    もしくは毎週のように 殺 人 事 件 の起こる学園だったり!?」 男 (き、決め台詞はいるよな! やっぱ『高校生探偵』だしなっ!) 男 「……じいちゃんの名にかけてっ! お前が犯人だ!」 男 (……まあ生きてるのか死んでるのかは知らんが) クー「男? 人の席で何をやっているのだ?」 男 「んお? い、いや高校生探偵としてだな、こう『ビシシシシッ』とした決め台詞を」 クー「言ってることがよく判らんが……それよりも前回の期末の試験芳しくないようだな    その調子だと今年の夏休みは補習のみになるぞ」 男 (……お、オレって馬鹿だったんだなぁ、あーでもこの子可愛いのう。眼鏡っこって所が実にサービス良いしなっ) クー「それよりも早いトコ席を……ははーん」 男 「お、おうすまなかったな、今退くから…ってオイ!!!」 クー「ふふ、男はシャイだな。太ももの上に座って欲しいならハッキリそう言えばいいのに」 男 (おぉう! ふ、太もものプニャプニャがっ! つつつつつつーか首に腕が巻きついてっ!) クー「さぁて、男はこのままどうするのかな? 私はこのままでも……いや そ れ 以 上 でも構わないのだが?」 男 (かっ構わないのかっ!? ってかもしかしてこの子はオレの恋人だったりするのかっ!?    ま、まあオレも若いしなっ! もももももしかして教室内で『チッス』するような馬鹿ップルだったのか?オレはっ!    宮下あきらのこのオレがっ?) クー「来ないのならこっちから行くがな、ふふ」 男 「おおおおおおおおう」 クー「頂ま」 ヒー「コルアッ!! おおおおおお前たち何やってるんだあああああ!!!」 男 「ハァウッ!!!」 男 (な、何故か急に胃が……胃が痛くなって来たぞ) ヒー「ふしゅるるるるる……ふしゅるるるるる」 クー「まったく、無粋にも程があるな。この原人は」 ヒー「だだだだだ誰が原人だっ!! あ、朝っぱらからきょきょきょ教室内でっ……このアバズレ!」 クー「は? 何を仰っているのかさっぱり判らないのだがな。嫉妬なんて見苦しいぞ、ヒート」 男 (な、何だか良くない予感がする、もの凄い何か酷い事が『オレ付近』で起こる気がする……) ヒー「お、男だって迷惑してるに決まってるだろうがあああ!」 クー「おやおや、何も知らない可愛そうなヒートだな、これはな」 ヒー「なんだっ!!!」 クー「男の方から誘って来たんだぞ『クー、今すぐ君を抱きしめたいんだ』 とな 『さあ、オレの太ももに乗るんだ』とも言ったかな」 男 (そげな言葉言ってねーーーーー!!!) ガクガク ヒー「……」 クー「そういう事だ、じゃあ男……続きをしようか」 男 「ま、待て……い、一体何が何だか」 グワシッ! 男 「ウエッ! く、苦しい……は、はにゃちて」 ヒー「言ったのか……?」 男 「にゃ、にゃにを……?」 ヒー「クーに……そんな事言ったのかと聞いたッッッ!!!」 男 「え、えっと」 ヒー「……嘘、だよね?」 男 「ふ、ふぇっ!?」 ヒー「嘘だと……言ってよぉ……おとこぉ……ねぇ、ぐす」 男 「えっと、その……うん、嘘」 ぐわしっ! 男 「ひぃぃぃっ! か、髪の毛ッ! 痛いッ!」 クー「何を言っているのだ……男……」 男 「違……っていうか何も言ってない……目ッ! 目が怖いいいいいっ!!」 クー「さっきまでその気だった癖に……男は女に恥をかかせるつもりか? あぁん?」 男 (も、もう限界だっ! ぶっちゃけよう!    『実はオイラ記憶が無いの、だから恋人と勘違いしちゃった、てれりこ♪』って!) 男 「じ、実はそのオレは、記お」 ヒー「プッ……独りよがり乙……だーっはっはっは!!!」 グワシッ!!! 男 「ヒイイイイイイッッッ!!!」 クー「捨てるのか……この私を……」 男 「す、捨てる以前にッ! きききき記憶が無」 ヒー『ごめん、クー。オレは正直お前の事は忘れたいくらいにキメェんだ」 男 「後ろで変な声を出すなッ!! ちちち違うぞッ!! 今のはコイツが……」 クー「男……」 男 (だっ誰かに助けをッ!! きょ、教室まで連れて来てくれたあの男はっ!?    あ、あいつとオレは何か仲が良い様な……むしろあいつが下僕のような感覚があるからなッ!) 男 きょろきょろ 友 「……?」 男 (よしっ! 気がついたか……声に出さないようにこう……ジェスチャーで) 男 くいっ ひょこ ぐいぐい ピシッ! 友 「……」 男 (気付いたかっ!?) 友 グッ!←親指を人差し指と中指に差し込むGJ 男 「このドアホがぁぁぁぁぁ!!!」 ぶぉん! 友 「ガハッ!」 ヒー「惜しいなぁ! 男ぉ、クーに筆箱ぶつけたかったんだよなぁ♪     イインダゾ♪ おもくそぶつけちまってもなぁぁぁぁ!」 クー「ヒート……貴様死にたいようだな……」 ヒー「はぁん!? 男に振られたフラレ虫はほっといて、男ぉ! アタシも抱っこしろよぉぉおぉ!」 クー「ふふ、何だそういや『抱っこすらされていない子』だったな、ヒートは……ふふ」 ヒー「……はははははは」 クー「……ふふふふふふ」 男 「あの、えっと……皆仲良くねッ! 仲良くッ!!!!」 ツン「何してんのよ……アンタ達、早く席に着かないと先生来るわよ」 ツン「ああっ! そういや男ッ!!」 男 「ヒイッ!」 ツン「……」 ヒー「……」 クー「……」 男 「?」 ツン「……何で土下座すんのよぅ?」 男 「あ、え? いや、本能…かな?」 ツン「相変わらずお馬鹿なんだから、じゃなくて! 今日、アンタ私を置いて行ったでしょう!?」 男 (オレはこいつを確実に知っている、よくわかんねーけど……何かそんな気が) ツン「聞いてるのッ!!!」 男 「ヒイッ!! すすすすすスイマセンッ!!!」 ツン「だから土下座しないでよねっ! 何か私が意味も無く苛めてるみたいじゃないの!」 男 「違うのか?」 ツン「違うわよッ!! 大体今朝もアンタが居ないもんだから……遅刻し、そうに」 男 (ななななな何だ急に見つめて来て、足が少し震えるのは何故なんだろうか) ツン「……アンタ誰?」

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