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男が記憶喪失になったようです11」(2009/12/31 (木) 14:32:57) の最新版変更点

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表記一例 新ジャンル「猫雪女」=猫雪 新ジャンル「こっくり」=狐 新ジャンル「火銀燈」=火銀 新ジャンル「素直クール」=クー 新ジャンル「ツンデレ」=ツン 新ジャンル「弱気ツンデレ」=弱ツ 新ジャンル「素直ヒート」=ヒー 新ジャンル「底飛車お嬢」=底飛 新ジャンル「浅窓の令嬢」=浅窓 新ジャンル「まんぼう」=まぼ 新ジャンル「誤解殺気」=誤殺 新ジャンル「ツンサメ」=鮫子 とらいんより「不良」 ---- 男 「朝、か……」 男 「オレの名前は捻りも何も無い「男」。新ジャンル学園に通うナイスガイだ」 男 「……何で一人称の地の文をテメェで呟かねばならんのだ。    目覚まし、はっと……何だまだ時間あるじゃーねーか、もう少し……」 クー「おはよう、男。今朝は早いんだな」 男 「……」 クー「……」 男 「何で人のベッドにいやがるんだっ!? って! ふ、服くらい着ろよなっ!」 クー「何を言ってるんだ、毎朝の事だろう。そら、おはようのキスをば」 男 「え? あの、つかやっぱオレとお前は……その」 クー「野暮だぞ、私は嘘なんてつか」 猫雪「おぅー? 男ぉ。もう起きたがね? 今日はエラい早いにょお」 男 「どぅわぁあああ! な、何でお前まで居……ってお前はオレの家に居座ってるんだったな」    ってか、あの……クーさんや? お願いだから何か着こんでもらいたいのだけどなぁ」 狐 「男様ぁ? アラ、今朝はお早いのやねぇ、ウチはまだ寝てはると思ってたわ」 男 (こ、こいつも居座ってるんだった……この江守徹も……) 狐 「それにしても、人間界にもエラいお下品な狸娘がおるんやいねぇ」 クー「ふふ、それは私の事かな? 女狐めが」 狐 「さあ♪ でも、諦めの悪い狸娘さんは、こういう時の勘は冴えてはるんやねぇ」 男 「あの、えっと」 猫 「うぎゅー、男ぉ♪ もちっとぬっこぬこするがいねー」 男 「マイペースなやっちゃあのう、そら! クーも何かいい加減着るんだ、こっくりもそんな目で睨むな」 狐 「もう! 男様も何でこの二人を寝床に入れるんですえ? お下品やわ」 男 「か、勝手に入って来てるんじゃい! 知るかよぅ」 窓 がんがんがん 男 「はぁ……こいつも飼ってるんだった……ウチは妖怪屋敷か」 窓 からから 火銀「さっさと開けなさいよぉ! このボンクラ! そら、メシの準備はまだー!?」 男 「ん? そういやオレは何時も朝飯はどうやってたん」 猫 「何時も冷麦だったにょほ」 狐 「ウチが用意してましたえ♪」 クー「ふふ、私が何時もあーんをしてやってたな。そら、準備してや」 ツン「何朝っぱらから部屋でいちゃついてるのよぅ!? このバカ男ッ!」 ツン「そこまで記憶すっ飛んでるとはね、朝は何時も私かこっくりさんが作ってたわよ」 男 「おお、そうなのか。いやぁ改めて感謝させてもらおう。感謝してるぜ、過去のオレも今のオレも」 ツン「まあ、その……料理の勉強も兼ねてるから、き、気にすんじゃないわよ」 男 「うむ、それにしても……」 火銀「がふがふがふがふがふ! おふぁふぁり!」 猫雪「こ、この味噌汁熱いにょおーこれじゃ食えないがね」 狐 「ホゥラ! もう、火銀ちゃんもそない溢したら下品ですえ」 クー「ふむ、今日の味噌汁も実に美味いな」 男 「何時もこんなにぎやかなのか? そもそも食費とか……」 ツン「あ、食費なら出張中の男のご両親から毎月預かってるから気にしないで」 男 「……それは何気にショックなんだが、まあいいわい。じゃあ小遣いを少しこっちに」 ツン「……何に使うの?」 男 「いや、あのな男たるもの常にお金は持ってないとだな、いざって時に」 ツン「そのイザとやらが来たら渡してあげるわ。あ、猫雪ちゃん熱かった?」 男 (せ、生命線を確実に押さえてやがるっ! このアマァ……) 狐 「ん? 男様、そろそろお急ぎにならないといかん時間ですえ」 猫雪「おー? 早いトコ行ってくるがね、あたしゃあ今日はお留守番しとるかいね」 火銀「テメェ! 今日はしっかり帰ってこいよな!」 男 「はいはい、こっくりも今日は家におるんかい?」 狐 「あちき達は学園の生徒じゃありませんえ、せやさかい今日は家事に勤しみますえ」 男 「そか、悪かったな。この三日間」 狐 「ふふ、学校で寝るのも楽しかったですんで、ささ、男様ははよう学び舎に急がねば」 男 「おう! えっと、その……こっくりや」 狐 「何ですの? ははーん♪ 行ってらっしゃいの接吻ですかえ? もう、甘えたですなあ」 男 「いや、その江守の顔に化けるのはもう止め」 狐 「イヤですえ、エモタン可愛いんやも」 男 「……さいですか」 ツン「ホラ! 早く準備しなさいよね! グズグズしてると置いていくわよ!」 男 「へぇへぇ、んじゃ行ってくるわい」 男 「……う、ううーん……今朝はどうも体中がぎしぎし痛むわい」 クー「大丈夫か? 男、学校に着いたらマッサージでもしてやろうか?」 男 「お? ぜひお願いす――あの、ツンさん? 何でオレの尻をお抓りにならあがががが!」 ツン「デレデレしてんじゃないわよ、このスカタン!」 弱ツ「あ、あの……お姉ちゃん、ここ通学路だから、その」 男 「そそそそそそうだぞ! いだだっ!」 弱ツ「べ、別にお兄ちゃんの為じゃないです! そ、その」 男 「そ、そか……すまんな。ど、道路で騒いだら周りに迷惑だしな」 弱ツ「い、いや、違……えっと」 ツン「人の妹と何イチャついてんのぅ……あ、アンタなんかにはもったいない子なんだから!」 男 「えぅ……ってか、妹さんか? オレのことをお兄ちゃんと呼ぶから、てっきり」 ツン「てっきり何よ……まさか自分の妹だとでも?」 男 「い、いだいいだいいだぃぃ……首筋いだいぃぃ」 弱ツ「ご、ごめんなさい! む、昔からその……呼び方だったもので……その」 男 「気にするな! むしろお兄ちゃん推奨だからな、オレは」 弱ツ「べ、別にお兄ちゃんをお兄ちゃんと呼んでお兄ちゃんを喜ばす為じゃ無くって    そ、その……お兄ちゃんは昔からただのお兄ちゃんだったわ、訳で」 男 ←超笑顔 弱ツ「あ、あわわわ」 クー「早くしないと遅れるぞ、お兄ちゃん#」 げしげし ツン「そうよね、早く歩きなさいよ、お兄ちゃん#」 げしげし 男 ←尻蹴られて涙目 弱ツ「あ、あの」 男 「いいのさ! 君はそのまんまの君で居てく」 ヒー「男ぉぉぉぉ!! おはよーーー!!!」 男 「……ていっ」 ヒー「ひうっ! な、何でデコピンするんだッ!! 男ぉぉおぉ!」 男 「朝の挨拶だッ!」 ヒー「うー……でっ、でもそんな冷たい男も大好きだぁぁあああ!!!」 男 「ていっ」 ヒー「ひうっ」 校門 がやがや 男 「ふぅ……今日も勉学に励みますかねぇ」 ツン「いっつも寝てる癖に……」 男 「がっはっは、そりゃあ授業中は寝るもんだと」 リムジン キキッ 執事「お嬢様、御付になりました故」 底飛「おーっほっほっほ。皆様、校門前にこのようなゴキブリ車を止めて申し訳ありませんこと」 男 「……なぁ」 ツン「あれは天然よ」 男 「なのかぁ……この学園もよく判らないのう」 シルビア キキッ どっどどど 執事「お嬢様、御付になりました故」 浅窓「ありがとう、それじゃ行ってくるわ」 男 「……何で高級車じゃなくてシルビアなんだ?」 クー「可愛いんだそうだ、シルビアが」 男 「そうか、可愛いんだ……貴族の義務(ノブレス・オブルージュ)もへったくれも無い子じゃのう」 男 「そして少し良いかな? ツンさんや」 ツン「何よ」 男 「いつの間にかオレの制服の裾に一人掴まったままの子は一体……」 まぼ ぼー ツン「……」 男 「あの? 君は……?」 まぼ ぼー ツン「ホラ、一緒に教室まで行きましょう、まぼちゃん」 男 「何だそのバレーボールのマスコットもどきネーミングは……」 ツン「何時の間にかくっついてるのよねぇ、朝。同級生のまぼちゃんよ」 クー「……相変わらず不思議な子だな」 まぼ ぼー 男 「あ、あはは」 靴箱前 がやがや まぼ ぼー クー「ホラ、まぼちゃんの上履きだぞ、きちんと履くんだ」 まぼ ぼー 男 「んお? 職員室前にテストの結果だと、ちょっくら見てくるわ」 ツン「別にアンタが見てもしょうがないでしょうに、ああっ! もう! 走るんじゃないわよ!」 まぼ ぼー 誤殺「あ……まぼちゃん、おはよう」 まぼ ぼー 誤殺「ふふ、相変わらず可愛いよぅ……なでなで」 まぼ ぼー 誤殺「それじゃ先に教室行ってるね」 まぼ ぼー ツン「だから言ったじゃない! あれは上位50番までなんだから」 男 「も、もしかしたら51番かもしれんでわないか」 クー「それは残念ながら無いな、今の男では」 男 「もううるせぇです! ほら、まぼちゃんも行こうぜ、教室」 まぼ「う、うえぇぇ……こ、怖いよぉ」 男 「何でッ!?」 ツン「アンタ彼女に何したのよーーーーーー!!!!」 バイク どっどっど 不良「ホレ、着いたぞ。ヘルメット貸しな」 鮫子「ありがと」 不良「構わんさ、朝起こしに来てくれるだけで大助かりだ」 鮫子「昨日はバイト何時まで?」 不良「……6時」 鮫子「……あんま無理すんじゃ無いわよ」 不良「はは、その代わり居眠りは勘弁な」 鮫子「もう……それじゃ先に行くわよ」 不良「おう」 鮫子(……ホントに大丈夫かしらね、幾ら一人暮らしだからって……まぼちゃんと男ハーレムズか) まぼ「ぐす……ひっく」 男 「お、オレは何もしてねぷぎゃーーー!!」 鮫子「何を靴箱で騒いでるのよ、男がまぼちゃん泣かし――」 まぼ「うえぇー!! ゆ、許してぇ」 鮫子「何で人の顔見て泣くのよ……#」 クー「鮫子。あれほどまぼちゃんは食べ物じゃないと」 ヒー「鮫子ぉ……流石にまぼちゃん食べるのはいかんぞッ!!」 鮫子「違うわよッ!! 食べないわよっ! つか何で人の顔見て泣くのよ!」
表記一例 新ジャンル「猫雪女」=猫雪 新ジャンル「こっくり」=狐 新ジャンル「火銀燈」=火銀 新ジャンル「素直クール」=クー 新ジャンル「ツンデレ」=ツン 新ジャンル「弱気ツンデレ」=弱ツ 新ジャンル「素直ヒート」=ヒー 新ジャンル「底飛車お嬢」=底飛 新ジャンル「浅窓の令嬢」=浅窓 新ジャンル「まんぼう」=まぼ 新ジャンル「誤解殺気」=誤殺 新ジャンル「ツンサメ」=鮫子 とらいんより「不良」 ---- 男 「朝、か……」 男 「オレの名前は捻りも何も無い「男」。新ジャンル学園に通うナイスガイだ」 男 「……何で一人称の地の文をテメェで呟かねばならんのだ。    目覚まし、はっと……何だまだ時間あるじゃーねーか、もう少し……」 クー「おはよう、男。今朝は早いんだな」 男 「……」 クー「……」 男 「何で人のベッドにいやがるんだっ!? って! ふ、服くらい着ろよなっ!」 クー「何を言ってるんだ、毎朝の事だろう。そら、おはようのキスをば」 男 「え? あの、つかやっぱオレとお前は……その」 クー「野暮だぞ、私は嘘なんてつか」 猫雪「おぅー? 男ぉ。もう起きたがね? 今日はエラい早いにょお」 男 「どぅわぁあああ! な、何でお前まで居……ってお前はオレの家に居座ってるんだったな」    ってか、あの……クーさんや? お願いだから何か着こんでもらいたいのだけどなぁ」 狐 「男様ぁ? アラ、今朝はお早いのやねぇ、ウチはまだ寝てはると思ってたわ」 男 (こ、こいつも居座ってるんだった……この江守徹も……) 狐 「それにしても、人間界にもエラいお下品な狸娘がおるんやいねぇ」 クー「ふふ、それは私の事かな? 女狐めが」 狐 「さあ♪ でも、諦めの悪い狸娘さんは、こういう時の勘は冴えてはるんやねぇ」 男 「あの、えっと」 猫 「うぎゅー、男ぉ♪ もちっとぬっこぬこするがいねー」 男 「マイペースなやっちゃあのう、そら! クーも何かいい加減着るんだ、こっくりもそんな目で睨むな」 狐 「もう! 男様も何でこの二人を寝床に入れるんですえ? お下品やわ」 男 「か、勝手に入って来てるんじゃい! 知るかよぅ」 窓 がんがんがん 男 「はぁ……こいつも飼ってるんだった……ウチは妖怪屋敷か」 窓 からから 火銀「さっさと開けなさいよぉ! このボンクラ! そら、メシの準備はまだー!?」 男 「ん? そういやオレは何時も朝飯はどうやってたん」 猫 「何時も冷麦だったにょほ」 狐 「ウチが用意してましたえ♪」 クー「ふふ、私が何時もあーんをしてやってたな。そら、準備してや」 ツン「何朝っぱらから部屋でいちゃついてるのよぅ!? このバカ男ッ!」 ツン「そこまで記憶すっ飛んでるとはね、朝は何時も私かこっくりさんが作ってたわよ」 男 「おお、そうなのか。いやぁ改めて感謝させてもらおう。感謝してるぜ、過去のオレも今のオレも」 ツン「まあ、その……料理の勉強も兼ねてるから、き、気にすんじゃないわよ」 男 「うむ、それにしても……」 火銀「がふがふがふがふがふ! おふぁふぁり!」 猫雪「こ、この味噌汁熱いにょおーこれじゃ食えないがね」 狐 「ホゥラ! もう、火銀ちゃんもそない溢したら下品ですえ」 クー「ふむ、今日の味噌汁も実に美味いな」 男 「何時もこんなにぎやかなのか? そもそも食費とか……」 ツン「あ、食費なら出張中の男のご両親から毎月預かってるから気にしないで」 男 「……それは何気にショックなんだが、まあいいわい。じゃあ小遣いを少しこっちに」 ツン「……何に使うの?」 男 「いや、あのな男たるもの常にお金は持ってないとだな、いざって時に」 ツン「そのイザとやらが来たら渡してあげるわ。あ、猫雪ちゃん熱かった?」 男 (せ、生命線を確実に押さえてやがるっ! このアマァ……) 狐 「ん? 男様、そろそろお急ぎにならないといかん時間ですえ」 猫雪「おー? 早いトコ行ってくるがね、あたしゃあ今日はお留守番しとるかいね」 火銀「テメェ! 今日はしっかり帰ってこいよな!」 男 「はいはい、こっくりも今日は家におるんかい?」 狐 「あちき達は学園の生徒じゃありませんえ、せやさかい今日は家事に勤しみますえ」 男 「そか、悪かったな。この三日間」 狐 「ふふ、学校で寝るのも楽しかったですんで、ささ、男様ははよう学び舎に急がねば」 男 「おう! えっと、その……こっくりや」 狐 「何ですの? ははーん♪ 行ってらっしゃいの接吻ですかえ? もう、甘えたですなあ」 男 「いや、その江守の顔に化けるのはもう止め」 狐 「イヤですえ、エモタン可愛いんやも」 男 「……さいですか」 ツン「ホラ! 早く準備しなさいよね! グズグズしてると置いていくわよ!」 男 「へぇへぇ、んじゃ行ってくるわい」 男 「……う、ううーん……今朝はどうも体中がぎしぎし痛むわい」 クー「大丈夫か? 男、学校に着いたらマッサージでもしてやろうか?」 男 「お? ぜひお願いす――あの、ツンさん? 何でオレの尻をお抓りにならあがががが!」 ツン「デレデレしてんじゃないわよ、このスカタン!」 弱ツ「あ、あの……お姉ちゃん、ここ通学路だから、その」 男 「そそそそそそうだぞ! いだだっ!」 弱ツ「べ、別にお兄ちゃんの為じゃないです! そ、その」 男 「そ、そか……すまんな。ど、道路で騒いだら周りに迷惑だしな」 弱ツ「い、いや、違……えっと」 ツン「人の妹と何イチャついてんのぅ……あ、アンタなんかにはもったいない子なんだから!」 男 「えぅ……ってか、妹さんか? オレのことをお兄ちゃんと呼ぶから、てっきり」 ツン「てっきり何よ……まさか自分の妹だとでも?」 男 「い、いだいいだいいだぃぃ……首筋いだいぃぃ」 弱ツ「ご、ごめんなさい! む、昔からその……呼び方だったもので……その」 男 「気にするな! むしろお兄ちゃん推奨だからな、オレは」 弱ツ「べ、別にお兄ちゃんをお兄ちゃんと呼んでお兄ちゃんを喜ばす為じゃ無くって    そ、その……お兄ちゃんは昔からただのお兄ちゃんだったわ、訳で」 男 ←超笑顔 弱ツ「あ、あわわわ」 クー「早くしないと遅れるぞ、お兄ちゃん#」 げしげし ツン「そうよね、早く歩きなさいよ、お兄ちゃん#」 げしげし 男 ←尻蹴られて涙目 弱ツ「あ、あの」 男 「いいのさ! 君はそのまんまの君で居てく」 ヒー「男ぉぉぉぉ!! おはよーーー!!!」 男 「……ていっ」 ヒー「ひうっ! な、何でデコピンするんだッ!! 男ぉぉおぉ!」 男 「朝の挨拶だッ!」 ヒー「うー……でっ、でもそんな冷たい男も大好きだぁぁあああ!!!」 男 「ていっ」 ヒー「ひうっ」 校門 がやがや 男 「ふぅ……今日も勉学に励みますかねぇ」 ツン「いっつも寝てる癖に……」 男 「がっはっは、そりゃあ授業中は寝るもんだと」 リムジン キキッ 執事「お嬢様、御付になりました故」 底飛「おーっほっほっほ。皆様、校門前にこのようなゴキブリ車を止めて申し訳ありませんこと」 男 「……なぁ」 ツン「あれは天然よ」 男 「なのかぁ……この学園もよく判らないのう」 シルビア キキッ どっどどど 執事「お嬢様、御付になりました故」 浅窓「ありがとう、それじゃ行ってくるわ」 男 「……何で高級車じゃなくてシルビアなんだ?」 クー「可愛いんだそうだ、シルビアが」 男 「そうか、可愛いんだ……貴族の義務(ノブレス・オブルージュ)もへったくれも無い子じゃのう」 男 「そして少し良いかな? ツンさんや」 ツン「何よ」 男 「いつの間にかオレの制服の裾に一人掴まったままの子は一体……」 まぼ ぼー ツン「……」 男 「あの? 君は……?」 まぼ ぼー ツン「ホラ、一緒に教室まで行きましょう、まぼちゃん」 男 「何だそのバレーボールのマスコットもどきネーミングは……」 ツン「何時の間にかくっついてるのよねぇ、朝。同級生のまぼちゃんよ」 クー「……相変わらず不思議な子だな」 まぼ ぼー 男 「あ、あはは」 靴箱前 がやがや まぼ ぼー クー「ホラ、まぼちゃんの上履きだぞ、きちんと履くんだ」 まぼ ぼー 男 「んお? 職員室前にテストの結果だと、ちょっくら見てくるわ」 ツン「別にアンタが見てもしょうがないでしょうに、ああっ! もう! 走るんじゃないわよ!」 まぼ ぼー 誤殺「あ……まぼちゃん、おはよう」 まぼ ぼー 誤殺「ふふ、相変わらず可愛いよぅ……なでなで」 まぼ ぼー 誤殺「それじゃ先に教室行ってるね」 まぼ ぼー ツン「だから言ったじゃない! あれは上位50番までなんだから」 男 「も、もしかしたら51番かもしれんでわないか」 クー「それは残念ながら無いな、今の男では」 男 「もううるせぇです! ほら、まぼちゃんも行こうぜ、教室」 まぼ「う、うえぇぇ……こ、怖いよぉ」 男 「何でッ!?」 ツン「アンタ彼女に何したのよーーーーーー!!!!」 バイク どっどっど 不良「ホレ、着いたぞ。ヘルメット貸しな」 鮫子「ありがと」 不良「構わんさ、朝起こしに来てくれるだけで大助かりだ」 鮫子「昨日はバイト何時まで?」 不良「……6時」 鮫子「……あんま無理すんじゃ無いわよ」 不良「はは、その代わり居眠りは勘弁な」 鮫子「もう……それじゃ先に行くわよ」 不良「おう」 鮫子(……ホントに大丈夫かしらね、幾ら一人暮らしだからって……まぼちゃんと男ハーレムズか) まぼ「ぐす……ひっく」 男 「お、オレは何もしてねぷぎゃーーー!!」 鮫子「何を靴箱で騒いでるのよ、男がまぼちゃん泣かし――」 まぼ「うえぇー!! ゆ、許してぇ」 鮫子「何で人の顔見て泣くのよ……#」 クー「鮫子。あれほどまぼちゃんは食べ物じゃないと」 ヒー「鮫子ぉ……流石にまぼちゃん食べるのはいかんぞッ!!」 鮫子「違うわよッ!! 食べないわよっ! つか何で人の顔見て泣くのよ!」

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