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男が記憶喪失になったようです(仮)46」(2010/04/29 (木) 16:56:14) の最新版変更点

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登場ジャンルより表記一例 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです 新ジャンル「サンタ」表記一例       大サンタ ・オモチャコウジョウ=コウジョウ       上級サンタ・クツシタ=側近1       上級サンタ・エントツ=側近2       上級サンタ・ダンロ=側近3   その他の上級サンタ=サンタ       中級サンタ=中級サンタ       下級サンタ=下級サンタ       騎兵サンタ=騎兵サンタ 新ジャンル「最強の一般人」    =最強 裏新ジャンル「都市伝説」の男   =都市 新ジャンル「最強の一般人」より天使=天使 新ジャンル「最強の一般人」より悪魔=悪魔 新ジャンル「ツンサメ」=鮫子 とらいんより=不良 新ジャンル学園・サメイド他よりヴァルキリー=ヴァル 新ジャンル「居座り女騎士」=騎士 ----   ―――なんだ?この有様は?  ◇ ◇ ◇ 最強「フン!フン!」 デュクシ!デュクシ!デュデュデュ――――――クシンッ!! 『最強の一般人』  神 速 打 突   ◇ ◇ ◇   ―――私は……夢を見ているのかっ?  ◇ ◇ ◇ 都市「ははははははハハ刃は歯歯歯ハハ刃派は葉覇覇ハ派波ハハハ!!!」 ゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガ 『都市伝説』の男   電 柱 無 双  ◇ ◇ ◇ コウジョウ(コルヴァトゥントゥリが誇る武装サンタ達が、成すすべなく圧倒――否、蹂躙されているだと!?      これが夢でなくて何だと言うのだっ!!      …………パワードスーツの性能は確かな筈だ。現に高位の天使と悪魔を同数のサンタで無力化できた…      何より理論値とはいえ、仮にサンタ界の全上級サンタが着用した場合      1シーズンを待たず全土の人間を残らず殲滅できると出ているのだぞっ!?それが……それが…っ!) 最強「デュクシデュクシ!!」 中級1「ガホッ!」 中級2「ギヒョッ!」 サンタ7「ええい!!中級どもめ!!接近戦は控えろと言っている!!」 側近2「『距離を取って』だ!『囲む』より『離れる』方を優先だよ!!」 中級’s「meeeeeeeeerrrrrrrrryyyyyyy!!!xaaaaaaaaaamaaaaaaas!!!」 最強「む…」 側近2「いくら膂力速力が異常でも、所詮は徒手空拳!遠距離から飛び道具を使えばいずれカタがつく!!」 中級’s「hooooooooooooooooooooo!!!!」ジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャカッ!! 側近2「構えたね!撃t 最強「ふん」デュ――   カッ――――   !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!   ――――――ォォォォォォォォォンンンン..... 中級’s「――――――――――――――」ピクピク サンタ7「ぬぅっ!?」 サンタ8「なんだ?今の衝撃と爆発音は……っ?」 サンタ9「パワードスーツがなければ危なかった……くっ、中級どもが軒並みやられてしまったぞ!」 側近2「全方位に複数のソニックブーム………まったく…君、本当に人間?」 最強「極超音速で拳をつきだせば誰でも出来るだろ……常識的に考えて」 サンタ7「じょうっ…!」 側近2「ホッホー!!だが音速の壁を突き破れば腕も砕けるんじゃないかい?」 最強「規則正しい生活と毎日の適度な運動で克服した。なによりそんな不完全な状態なら使わない」 サンタ7「おのれ!いけしゃあしゃあと!その技がどれだけ非常識なものかを自覚しろ!!」 最強「いや非常識なのはお前らだろ。学園襲うとか」 サンタ7(消え――待て、今後ろから声g 最強「でゅくし」   ◇ ◇ ◇ コウジョウ(いやいやいや。だがしかし『神』の戦闘力……ましてやそれを片手間で倒す存在を侮っていたわけではない      その為に準備に準備を、慎重に慎重を重ね、幾つもの条件が満たされたからこそ、      今こうして動いているのだ!      こちらが深手を負うのも覚悟の上だったが、それ以上に『最強の一般人』を捕らえる公算は高かった!      だというのに……何故だ!?シミュレーションは万全だった!神人の登場さえ予測できたのに!!      なんだアレは!!完全に想定外どころか、もはや意味不明だ!!当初の作戦が滅茶苦茶だ!!      我々の計画を笑いながら粉砕しているアイツは一体なんなんだッッッ!!!!!!)   ◇ ◇ ◇ 側近2「本当に嫌になる強さだ」 最強「なら退け。そして詫びて誓え。もうこんな事は二度としないと」 側近2「それは出来ない相談さ♪」 サンタ10(良し。奴は気付いていない) サンタ11(側近2様も注意を引きつけてくれている…) サンタ12(引き続き慎重に、ゆっくりと近づいて背後をとるんだ。どんな事で察知されるかわからないからね) サンタ13(認識操作装置『レプラコーン』の強化版『ホーリーブラウニー』を全開にしてもまだ安心できんわい) 都市伝説の男(なにそれかっこいい。終わったら貸して。それ使ってるのニコ動にうpしたら神認定されんじゃね?) サンタ13(ふむ…『レプラコーン』を使用したエンターテイメントはサンタ界ではやり尽されているがのう) サンタ10(ホッホ。しかし『ホーリーブラウニー』は兵装以外には使われておらんからわからんぞ?) サンタ11(なにより人間は『レプラコーン』に匹敵する装備さえ持ってはいないから――――) サンタ’s「 !!?? 」 都市「タグ『紛れ込んでみた』を含む動画――」   クシャクシャクシャクシャッ! 都市「4件っと。危なかったな」 最強「気付いてた」 都市「死ね」 最強「お前が死ね」 都市「暇を持て余した―――」 最強「…………?」 都市(///)「死ね。氏ねじゃなくて死ね」   ◇ ◇ ◇              パウダースノー サンタ8「側近2様!緊急脱出、総員完了しましたぞ!」 側近2「よしよし。しかし困ったねぇ。      『最強の一般人』と同等の戦闘力がもう一体となると…足りないよねえ。いろいろと」 サンタ9「それにしては余裕の表情ですな……圧倒的な身体能力に加え認識操作も効かないのですぞ…」 側近2「ホッホ―――おや。始祖トナカイの拘束具が解放されたみたいだね。      やあ、大きい。でっぷりと肥っている。私も初めて見るがあれは『大食のダッシャー』かい?      おっと。サンタが二、三体食べられちゃったね。凶暴だがその分頼もしい。お、突進していくよ?」   ―――――――デンチュー! 側近2「おやおや。電柱でタコ殴りだ。八体の始祖トナカイが一匹と言ってもこの程度か      あらら。角が折られちゃったよ。これは自慢してたクツシタの鼻も一緒に折れちゃったかい?」 サンタ9「側近2様…エントツ様っ!呑気に構えておりますが始祖トナカイですぞ!       単体でサンタ1個師団に相当すると言われる!それが一瞬で倒されたのですぞ!!」 側近2「ホッホ。それじゃあ私が出ようか?」 サンタ9「し、しかし相手は側近3様でも倒せなかった…――」 側近2「なに。地力で大きく勝る相手は、ここを責めるものと相場が決まってるじゃないか」ポンポン サンタ9「胸…?」 側近2「ハート、さ」   ◇ ◇ ◇ コウジョウ(始祖トナカイが……ダッシャーが……) コウジョウ(運よくこちらの世界に持ち込めた……) コウジョウ(『神』との決戦の際には私が騎乗するはずだったのに………角が………折られてしまった) コウジョウ「はっ!」 コウジョウ(いや問題はそんなことではない!今のはほとんど一人だった…!もはや疑うべくもない脅威だ!あの男!      くそ!くそくそくそくそがっ!!      人間だぞ!?      『最強の一般人』は特別だとしても!!そんな存在が二体も三体もあってたまるかっ!!       第一この光景は異常だ!変だ!狂っている!!シュールだ!!       人間だぞ!?       弄ばれ、なぶられ殺され泣き叫び絶叫する様をサンタに愛される!!矮小かつ不完全な生命体!!       抵抗や戦闘はあっても常にサンタが圧倒していた!       シーズン外も活動可能というだけで、たまたま種の存続を許されているような生き物!!       人間だぞ!!!       それが素手でたった二人でまるで片手間で冗談を飛ばしながら我々を落としかけているだと!?       有り得ん!有り得んがどう見てもあれは人外ではない!そしてサンタでもない!ならば人間だ!!       特例とはいえそんな者が生まれるポテンシャルを秘めているとでも言うのか!?       そんな因により発現した果がこうして我々サンタを追いつめ、この私をも―――――――) コウジョウ(待て……私は今……何を考えようとしていた?) 側近1「コウジョウ様!オモチャコウジョウ様!!始祖トナカイが…っ!元老院からお預かりしていたダッシャーが…!!」 コウジョウ「クツシタ…」 側近1「指示をっ!もはや下級も中級も使い物になりません!そして上級も時間とともに数を減らしています!!      このままでは大隊が全滅してしまいます!!命あればやがては体勢を立て直せましょう!!      ここは撤退の命令を!!」 コウジョウ「ならん…」 側近1「は…」 コウジョウ「ならんぞクツシタ……      私は誰だ?大サンタの8位、『ヴァップの夜』『労働のサンタ』の名を継ぐオモチャコウジョウであるぞ?      敵は誰だ?たった二人の人間…それも装備らしい装備もない……わかるか?人間であるぞ?      武装した、大サンタ率いる軍勢に。素手の、人間二匹。勝つのはどちらだ?負けてはいけないのはどちらだ?      撤退だと?笑い物どころの騒ぎではない……ならば死ね。然らば死ね。玉砕の方が…マシだとわからんか?」 側近1「くっ、、、メリー!クリスマス!!」   ◇ ◇ ◇ 都市(やはり化け物相手は 良 い ) サンタ14「ゴヒッ!」サンタ15「ギャッ!」サンタ16「ごは!!」 都市(命の価値ってなんだ?生きるってなんだ?) 電柱 ブォンブォンヒュォ!! 都市(生きるってのは他の命を糧にすること殺すこと。こうして都会に暮らしてたってその道理からは逃げられない)   ゴゴ!!ゴガ!! 都市(命は大切?そりゃあそうだろ。だが殺さないと生きてはいけない。ならどうする?その線引きはどこで行う?) サンタ×5体「メエエエエエリイイイイイイイ!!!」 都市(命の尊重と侵害の線引きは何を基準にすればいい?知能?感性?希少性?利害の一致?) サンタ17「ホッホ!ボンヤリしている!!動かない!!これは殺れるぞ!!」 都市(違うだろ。そういうのは理屈で考えた上での話だ。     しょせん善悪ってのは都合と感性の賜物だ。結局、本当に心痛まない選択こそが正義になるんだ) サンタ17「殺ったり!どこの誰とも知らぬヒトよ!」 サンタ×4体「クリイイイイイイスマスッッッ!!!!」      ヒュ:0.11秒 都市(仲間か否かだろ…同じか否かだろっ…)     ォ:0.06秒 都市(違えば違うほど、心は痛まない。同じであれば同じであるほど罪悪感は増す)    ッ!:0.008秒 都市(だから、『人間じゃあない』化け物には全力を振るえる…っ!!)    チッ――:0.00秒    ゴゴガ!!ビキビキビキイイイィィィ!!! サンタ×5体「ゴ、オ、、、、」ガク… 都市「化け物は殺して良い。中学の頃はそんな風に考えていました」 側近2「それは仕方あるまい。通常の人間とは違う君では、ね」 都市「…………」 側近2「人間であれサンタであれ、同族を殺すのは意外と難しいんだ。精神的に、というより肉体的にね      もちろんどちらも殺傷のための武器や技は開発しているから、それを使えば、まあ造作もない      けどナイフや拳銃と一緒に生まれる者がいるかい?素手で相手を殺せる技術は自然に身に付くものかい?      答えは否だ。後者は、平和を日常とする君たちの世界では特にね」 都市「で?お前の話に興味なんてない。それに言っとくが、今は考えも変わってる」 側近2「まあ聞くがいいよ。ん?背中が心配かい?そもそもこっちにはもう、そんな余裕はないんだけどね      心配ならお友達に守ってもらうといい      さて。ともかく普通は素手で同種の生物は殺せない。『うっかり』という副詞をつければ尚更だ      だが君はそれが出来てしまう。      イメージ通りに動く体、人間には及びも付かない筋肉、非常識なスピードを有するサンタ      それを当然のごとく凌駕してしまえる君にとって、普通の人間など砂で出来ているに等しいはずだ」 都市「まーな」 側近2「『意志と武器』。同種の生物の殺害にはこれらがライセンスにしてセーフティでもある      しかしそれを省略してしまえる君は明らかに日常に不在する」 都市「まーな」 側近2「『化け物は殺して良い』。先程そう言ったが、なぜ『殺す』という単語が出てくる?      簡単な話だ。平和、即ち生存を前提とする日常に不在している君は、死を前提とする非日常に在している。      故に殺さなければ殺されていた。その正当化こそが今の言葉だよ」 都市「まーな」 側近2「そして君の属する非日常とは、同時に我々のにとっての日常でもある。あー……」 都市「まーな」 側近2「『まーな』くん。一つ提案があるのだがサンタにならないか?我々にはその技術がある      サンタの日常とは即ち闘争と殺傷の日常だ。君が在している非日常とピッタリ合致している      君が人間の社会で振るえなかった『全力』をいかんなく発揮できるのだ。充実した毎日だと思うが?」 電柱 シュッ!    ピッ 側近2「!?」 側近2 かすり傷から血 都市「なに…勝手に決めつけてんの?今でも充分充実してるから」 側近2「…ふむ。そうは見えないが、まあ良い。話はこれで終わりだよ。そう言えばまだ名乗っていなかったね」 都市「イラネ」 側近2「私は『青サンタ』の『エントツ』。      愛情や笑顔を好むサンタに対して、死と静寂に属するとされる鬼子……ある意味、君とは『同種』だよ」 都市「………」   サラサラサラサラサラ…… 側近2「ホッホー!メリークリスマス!…―――ではないか。今は。捏造された季節はずれの雪も、もう止み時かな?」   シンシン… ---- 不良「おい。さっきまで女二人抱えてなかったか?」 騎士「ん?そうだったか?」 鮫子「ヴァル姐から頼まれてたじゃない」 不良「おいおい、けが人だぞ。どっか落としたとかいうんじゃ…」 ヴァル「まずいな……」 鮫子「どうしたの?」 ヴァル「あの二人、意識を取り戻して工場へもどったようだ……なんらかの術で我々の目をくらまして…     ――お前達は先に行っていろ!ここまで来れば私なしでも安全だ!すぐ戻る!!」 ---- 最強「おおおおおおおおおおおおお!!!!」  デュクシデュクシデュクシデュクシ!!  デュクシデュクシデュクシデュクシ!!  デュクシデュクシデュクシデュクシ!! 最強「―――――見つけたっ」  ◇ ◇ ◇ コウジョウ「………」 側近1「コウジョウ様!しっかりして下さい!!      ―――くっ!『最強の一般人』がこちらへ…!何をしている騎兵ども!!とっとと行け!」 騎兵’s「ME,,,,MEEEEEEEEEERYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」ドドドドド 最強「ふん」  デュクデュクデュクデュクデュクデュクデュク!     デュクシデュクシ!! 側近1「くっ、、足止めにもならんか……!      ――――――よかろうっ……!来い!!元老院第三近衛隊 元隊員、『クツシタ』が相手ぞ!!」 最強「!」  ガギン! ----  ―――化け物は殺して良い  ゴゴッ!ゴシャッ!  ―――それでも命は大切だ。死んでしまえば、それはもう取り返しがつかない事なのだから  メギャ!ゴガガ!!  ―――俺は何一つ間違っていない。当時はそう思っていたし、考え方って点に限れば、まあ、今でもそうだ。  ギガッガガガガッ!ゴガン!!  ―――ただ一つ。知らなかっただけだ。 都市「………」ガガガガガガ! サンタ22「ガホッ!」 ----   クー『…………………………………………………………………ありがとう』 ---- 都市(『ありがとう』か……)ヒュガッ! サンタ23「ゴフッ!」 都市(昔は、んな言葉、言われた事なかったな……)ゴガッ! 都市(良かったじゃねーか。死なせずに済んだ。アイツに謝ることもできた。)キンッ! 都市「なによりまだ、人も化け物も一人だって殺してねえし死んでねえ。良い事尽めさ。まあ…」  ――そう。たった一つの思い込み。そいつが俺の悲劇だった                                プロメテウスの炎                                  魔王の恩恵 側近2「…楽園流超因果律式認識阻害術奥義『スネーキング・アップル』」  ――化け物と人間の境界は         星 屑 側近2「『スターダスト』射出準備完了」  ――絶対的なものだって 側近2「射出っ!」     バドン!!  ――そう思い込んでいた。簡単に越えてしまうものだなんて知らなかったんだ…… 側近2「さらば。『都市伝説』の男よ。君の噂はなかなか愉快で耳触りの良いものだった。ほんの少しだが残念だよ      オモチャコウジョウの手にかけるのが惜しくて認識操作で誤魔化していたのがこんな結末を招くとはね」                              ―――ドッ 都市「…………まあ、殺さずってのは難しいんだな。やっぱり」ゴプ…     ドサ…    ≪特殊工作サンタ大隊残存戦力≫ 総数:182体 大サンタ:    1体 上級サンタ:  36体 中級サンタ:   0体 騎兵サンタ: 145体 下級サンタ:   0体  ≪新ジャンル学園生救出陣≫ 最強の一般人:戦闘 都市伝説の男:意識不明(胸部に巨大な貫通傷)  ―――当時の俺にできたのは、化け物を殺すことだけで。      結局、その日の俺もいつもどおりの行動をとるだけで。      結果としてそれは、生まれて初めての友人の殺害となってしまった ----   ―――――――――――――バドン!! 最強・側近1「!!」 側近1(今のは…『スターダスト』を撃ちだした音…?なぜこんな所で?) 最強「ボディがガラ空きだ」 側近1「ぬっ!」   ガギン!! 側近1「ハァー…ハァー……(危なかった…)」 最強「…………」   ―――――――――――――ガタン 最強「?今度はなんの…」 最強「―――――――!!」   ダッ!  ◇ ◇ ◇ 悪魔「あるじ…主ぃっ!」 天使「はあはあ……ダメです…殺されちゃいますよぅ…」 悪魔「だ、だまれ…うぐ!……それでも…私は、主を…」  ◇ ◇ ◇ 側近1「なんだ?突然離脱しただと?『最強の一般人』め……どういうつもりだ?」 コウジョウ「ホッホ、ホホッ、ヒッ、ヒッヒッヒッ、、、、ヒホッ!」 側近1「コウジョウ様?」 コウジョウ「それだ…その手があった!ホッ!」 コウジョウ「その天使と悪魔を『スターダスト』で狙えぇっ!手の空いた者は足もとに転がる『人間』を狙えぁぁあ!!」  ◇ ◇ ◇ サンタ’s「メエエリイィィィ.......」ジャキン 天使「ま、マスター…」 悪魔「あるじぃぃ……」 最強「……!!」タッ! サンタ’s「射出っ!!!」   バドン!バガン!ババン!バドン!バドンバババババババババババドドドドドドドドドドドドド!! 最強「ごっ!!ががががががっあ、、ぐぅぅぅううう!!!」 天使「ま、マスター、、、やめ、、やめてください、、」 悪魔「そ、そうだ、、、わたしたちは守れる、、、じぶんで、、じぶんを」 最強「壁を背にして俺の陰に隠れてろ…あと…下手な嘘もやめ、ろ、、」フゥーフゥー… 悪魔「あるじ…!」 最強「心配するな。今のはたまたまタイミングが悪かったから食らうしかなかったが、全て弾き飛ばせる。あの程度」 コウジョウ「ホッホ。感心するね。」 最強「………」 コウジョウ「今、君が受け止めた物が何かわかるかい?      本来白兵戦での使用など有り得ない、人間どもが閉じこもった核シェルターを破るための弾頭だよ      しかもそれを打ち返せると豪語している。」 最強「………」ギン コウジョウ「ホッ、、、凄まじい眼光だ。君の友人がたった一発でダウンしてしまったのと比べると雲泥の差だ      が、無意味だがね。それも。――構えろ」パチィッ サンタ’s ジャキン コウジョウ「私の背後の光景が見えるね?そうだ。セント・レッドナイトの構成員だ。      さしもの君も全員逃がしきれなかったためにああして転がっている訳だが、      少しリーダーの役にたってもらおうと思ってね。説明するまでもないと思うが、『人質』になってもらったよ」 最強「………」 コウジョウ「少しでも君が歯向かう素振りを見せれば、『ズドン』だ」 最強「よせ」スッ コウジョウ「ああ。そのままそのまま。私も鬼ではない。そこをどけとは言わない      君は存分にその天使と悪魔を守ってくれていい。ただ、動くな、と言っているんだ。簡単な要求だろう?」 最強「………ぐっ」フラッ               星 屑 コウジョウ「ホッホ。『スターダスト』ならば有効であることもわかったしね?      ―――しかし笑いが止まらない」   カツカツカツカツ…… コウジョウ「ふん」ゲシッ DQN13「ぐっ……」 コウジョウ「彼等はいわゆる不良だのヤンキーだのと呼ばれる人種で、社会的な評価は著しく低い」ゲスガス… コウジョウ「サンタ界で言えば下級サンタのようなものだが、      滑稽な事に人間社会の下級には、上級同様に権利が認められているらしい」ゴッ… コウジョウ「それは君の反応からも見て取れるが、我々からすればまったく理解しがたい価値観だ」ガッゴッ コウジョウ「こんな、なんの、利用価値も無い」  ガッゴッ コウジョウ「役立たずのごく潰しっ!不摂生が祟って脆弱であるばかりかっ!知性も教養もあったもんじゃないっ!」  ゴスッ! コウジョウ「ほんの一時期!行動を共にするのさえ!気が遠くなるようだった!!」  ゲスゲスガスガス コウジョウ「なにより連中と同等に見られる屈辱が想像できるか!?こんな下等な虫ケラのさらに最底辺―――」 最強「よせ!」 コウジョウ ビクッ  コウジョウ 振り上げた足が止まる コウジョウ「…………ふん。まあこのぐらいにしておいてやろう      感謝するつもりは毛頭ないが、彼等のおかげでこうして『最強の一般人』を追いつめられたわけだからな      なにより可能ならばサンタの素体として利用するつもりだったから、殺してしまうのは勿体ない」 最強「………」 天使「マスター」 最強「黙ってろ」 天使「違い、ます、、、これは、、天使としての、、、わたしの、、職務、、です、、、私たちを無視してください」 最強「断る」 天使「セントニコラウスの魔人、、、は、、、全人類、、の、、、脅威です、、、それを……」ガクッ 悪魔「あるじっ、、私から、、も、、、」 最強「断る。誰ひとり傷つけさせん」 悪魔「なんで、、私たちは、、、かってに、、、」 最強「まだ、理由が必要か?」 悪魔「え…」 最強「一緒に暮らしてそれなりに経つ。そろそろ無条件に守っても、おかしくない期間になると思っていたんだがな」 悪魔「…―――あ、あるじっ、、ずるいぞっ…」 コウジョウ「無駄話は終わったかね?私は終わった。では、浴びてもらおうか。星屑のシャワーを、ね!!」バッ サンタ’s「「「「「「射出っ!!」」」」」」 最強「安心しろ。理由はどうあれ、お前たちは俺が守るよ」フッ 天使「マ、スターっ」 悪魔「えっぐ…ひぐぅ…」   ズドドドドドドドドドドドドドドダダダダダダダダダ――――――――――――――…………
登場ジャンルより表記一例 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです 新ジャンル「サンタ」表記一例       大サンタ ・オモチャコウジョウ=コウジョウ       上級サンタ・クツシタ=側近1       上級サンタ・エントツ=側近2       上級サンタ・ダンロ=側近3   その他の上級サンタ=サンタ       中級サンタ=中級サンタ       下級サンタ=下級サンタ       騎兵サンタ=騎兵サンタ 新ジャンル「最強の一般人」    =最強 裏新ジャンル「都市伝説」の男   =都市 新ジャンル「最強の一般人」より天使=天使 新ジャンル「最強の一般人」より悪魔=悪魔 新ジャンル「ツンサメ」=鮫子 とらいんより=不良 新ジャンル学園・サメイド他よりヴァルキリー=ヴァル 新ジャンル「居座り女騎士」=騎士 ----   ―――なんだ?この有様は?  ◇ ◇ ◇ 最強「フン!フン!」 デュクシ!デュクシ!デュデュデュ――――――クシンッ!! 『最強の一般人』  神 速 打 突   ◇ ◇ ◇   ―――私は……夢を見ているのかっ?  ◇ ◇ ◇ 都市「ははははははハハ刃は歯歯歯ハハ刃派は葉覇覇ハ派波ハハハ!!!」 ゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガゴガ 『都市伝説』の男   電 柱 無 双  ◇ ◇ ◇ コウジョウ(コルヴァトゥントゥリが誇る武装サンタ達が、成すすべなく圧倒――否、蹂躙されているだと!?      これが夢でなくて何だと言うのだっ!!      …………パワードスーツの性能は確かな筈だ。現に高位の天使と悪魔を同数のサンタで無力化できた…      何より理論値とはいえ、仮にサンタ界の全上級サンタが着用した場合      1シーズンを待たず全土の人間を残らず殲滅できると出ているのだぞっ!?それが……それが…っ!) 最強「デュクシデュクシ!!」 中級1「ガホッ!」 中級2「ギヒョッ!」 サンタ7「ええい!!中級どもめ!!接近戦は控えろと言っている!!」 側近2「『距離を取って』だ!『囲む』より『離れる』方を優先だよ!!」 中級’s「meeeeeeeeerrrrrrrrryyyyyyy!!!xaaaaaaaaaamaaaaaaas!!!」 最強「む…」 側近2「いくら膂力速力が異常でも、所詮は徒手空拳!遠距離から飛び道具を使えばいずれカタがつく!!」 中級’s「hooooooooooooooooooooo!!!!」ジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャカッ!! 側近2「構えたね!撃t 最強「ふん」デュ――   カッ――――   !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!   ――――――ォォォォォォォォォンンンン..... 中級’s「――――――――――――――」ピクピク サンタ7「ぬぅっ!?」 サンタ8「なんだ?今の衝撃と爆発音は……っ?」 サンタ9「パワードスーツがなければ危なかった……くっ、中級どもが軒並みやられてしまったぞ!」 側近2「全方位に複数のソニックブーム………まったく…君、本当に人間?」 最強「極超音速で拳をつきだせば誰でも出来るだろ……常識的に考えて」 サンタ7「じょうっ…!」 側近2「ホッホー!!だが音速の壁を突き破れば腕も砕けるんじゃないかい?」 最強「規則正しい生活と毎日の適度な運動で克服した。なによりそんな不完全な状態なら使わない」 サンタ7「おのれ!いけしゃあしゃあと!その技がどれだけ非常識なものかを自覚しろ!!」 最強「いや非常識なのはお前らだろ。学園襲うとか」 サンタ7(消え――待て、今後ろから声g 最強「でゅくし」   ◇ ◇ ◇ コウジョウ(いやいやいや。だがしかし『神』の戦闘力……ましてやそれを片手間で倒す存在を侮っていたわけではない      その為に準備に準備を、慎重に慎重を重ね、幾つもの条件が満たされたからこそ、      今こうして動いているのだ!      こちらが深手を負うのも覚悟の上だったが、それ以上に『最強の一般人』を捕らえる公算は高かった!      だというのに……何故だ!?シミュレーションは万全だった!神人の登場さえ予測できたのに!!      なんだアレは!!完全に想定外どころか、もはや意味不明だ!!当初の作戦が滅茶苦茶だ!!      我々の計画を笑いながら粉砕しているアイツは一体なんなんだッッッ!!!!!!)   ◇ ◇ ◇ 側近2「本当に嫌になる強さだ」 最強「なら退け。そして詫びて誓え。もうこんな事は二度としないと」 側近2「それは出来ない相談さ♪」 サンタ10(良し。奴は気付いていない) サンタ11(側近2様も注意を引きつけてくれている…) サンタ12(引き続き慎重に、ゆっくりと近づいて背後をとるんだ。どんな事で察知されるかわからないからね) サンタ13(認識操作装置『レプラコーン』の強化版『ホーリーブラウニー』を全開にしてもまだ安心できんわい) 都市伝説の男(なにそれかっこいい。終わったら貸して。それ使ってるのニコ動にうpしたら神認定されんじゃね?) サンタ13(ふむ…『レプラコーン』を使用したエンターテイメントはサンタ界ではやり尽されているがのう) サンタ10(ホッホ。しかし『ホーリーブラウニー』は兵装以外には使われておらんからわからんぞ?) サンタ11(なにより人間は『レプラコーン』に匹敵する装備さえ持ってはいないから――――) サンタ’s「 !!?? 」 都市「タグ『紛れ込んでみた』を含む動画――」   クシャクシャクシャクシャッ! 都市「4件っと。危なかったな」 最強「気付いてた」 都市「死ね」 最強「お前が死ね」 都市「暇を持て余した―――」 最強「…………?」 都市(///)「死ね。氏ねじゃなくて死ね」   ◇ ◇ ◇              パウダースノー サンタ8「側近2様!緊急脱出、総員完了しましたぞ!」 側近2「よしよし。しかし困ったねぇ。      『最強の一般人』と同等の戦闘力がもう一体となると…足りないよねえ。いろいろと」 サンタ9「それにしては余裕の表情ですな……圧倒的な身体能力に加え認識操作も効かないのですぞ…」 側近2「ホッホ―――おや。始祖トナカイの拘束具が解放されたみたいだね。      やあ、大きい。でっぷりと肥っている。私も初めて見るがあれは『大食のダッシャー』かい?      おっと。サンタが二、三体食べられちゃったね。凶暴だがその分頼もしい。お、突進していくよ?」   ―――――――デンチュー! 側近2「おやおや。電柱でタコ殴りだ。八体の始祖トナカイが一匹と言ってもこの程度か      あらら。角が折られちゃったよ。これは自慢してたクツシタの鼻も一緒に折れちゃったかい?」 サンタ9「側近2様…エントツ様っ!呑気に構えておりますが始祖トナカイですぞ!       単体でサンタ1個師団に相当すると言われる!それが一瞬で倒されたのですぞ!!」 側近2「ホッホ。それじゃあ私が出ようか?」 サンタ9「し、しかし相手は側近3様でも倒せなかった…――」 側近2「なに。地力で大きく勝る相手は、ここを責めるものと相場が決まってるじゃないか」ポンポン サンタ9「胸…?」 側近2「ハート、さ」   ◇ ◇ ◇ コウジョウ(始祖トナカイが……ダッシャーが……) コウジョウ(運よくこちらの世界に持ち込めた……) コウジョウ(『神』との決戦の際には私が騎乗するはずだったのに………角が………折られてしまった) コウジョウ「はっ!」 コウジョウ(いや問題はそんなことではない!今のはほとんど一人だった…!もはや疑うべくもない脅威だ!あの男!      くそ!くそくそくそくそがっ!!      人間だぞ!?      『最強の一般人』は特別だとしても!!そんな存在が二体も三体もあってたまるかっ!!       第一この光景は異常だ!変だ!狂っている!!シュールだ!!       人間だぞ!?       弄ばれ、なぶられ殺され泣き叫び絶叫する様をサンタに愛される!!矮小かつ不完全な生命体!!       抵抗や戦闘はあっても常にサンタが圧倒していた!       シーズン外も活動可能というだけで、たまたま種の存続を許されているような生き物!!       人間だぞ!!!       それが素手でたった二人でまるで片手間で冗談を飛ばしながら我々を落としかけているだと!?       有り得ん!有り得んがどう見てもあれは人外ではない!そしてサンタでもない!ならば人間だ!!       特例とはいえそんな者が生まれるポテンシャルを秘めているとでも言うのか!?       そんな因により発現した果がこうして我々サンタを追いつめ、この私をも―――――――) コウジョウ(待て……私は今……何を考えようとしていた?) 側近1「コウジョウ様!オモチャコウジョウ様!!始祖トナカイが…っ!元老院からお預かりしていたダッシャーが…!!」 コウジョウ「クツシタ…」 側近1「指示をっ!もはや下級も中級も使い物になりません!そして上級も時間とともに数を減らしています!!      このままでは大隊が全滅してしまいます!!命あればやがては体勢を立て直せましょう!!      ここは撤退の命令を!!」 コウジョウ「ならん…」 側近1「は…」 コウジョウ「ならんぞクツシタ……      私は誰だ?大サンタの8位、『ヴァップの夜』『労働のサンタ』の名を継ぐオモチャコウジョウであるぞ?      敵は誰だ?たった二人の人間…それも装備らしい装備もない……わかるか?人間であるぞ?      武装した、大サンタ率いる軍勢に。素手の、人間二匹。勝つのはどちらだ?負けてはいけないのはどちらだ?      撤退だと?笑い物どころの騒ぎではない……ならば死ね。然らば死ね。玉砕の方が…マシだとわからんか?」 側近1「くっ、、、メリー!クリスマス!!」   ◇ ◇ ◇ 都市(やはり化け物相手は 良 い ) サンタ14「ゴヒッ!」サンタ15「ギャッ!」サンタ16「ごは!!」 都市(命の価値ってなんだ?生きるってなんだ?) 電柱 ブォンブォンヒュォ!! 都市(生きるってのは他の命を糧にすること殺すこと。こうして都会に暮らしてたってその道理からは逃げられない)   ゴゴ!!ゴガ!! 都市(命は大切?そりゃあそうだろ。だが殺さないと生きてはいけない。ならどうする?その線引きはどこで行う?) サンタ×5体「メエエエエエリイイイイイイイ!!!」 都市(命の尊重と侵害の線引きは何を基準にすればいい?知能?感性?希少性?利害の一致?) サンタ17「ホッホ!ボンヤリしている!!動かない!!これは殺れるぞ!!」 都市(違うだろ。そういうのは理屈で考えた上での話だ。     しょせん善悪ってのは都合と感性の賜物だ。結局、本当に心痛まない選択こそが正義になるんだ) サンタ17「殺ったり!どこの誰とも知らぬヒトよ!」 サンタ×4体「クリイイイイイイスマスッッッ!!!!」      ヒュ:0.11秒 都市(仲間か否かだろ…同じか否かだろっ…)     ォ:0.06秒 都市(違えば違うほど、心は痛まない。同じであれば同じであるほど罪悪感は増す)    ッ!:0.008秒 都市(だから、『人間じゃあない』化け物には全力を振るえる…っ!!)    チッ――:0.00秒    ゴゴガ!!ビキビキビキイイイィィィ!!! サンタ×5体「ゴ、オ、、、、」ガク… 都市「化け物は殺して良い。中学の頃はそんな風に考えていました」 側近2「それは仕方あるまい。通常の人間とは違う君では、ね」 都市「…………」 側近2「人間であれサンタであれ、同族を殺すのは意外と難しいんだ。精神的に、というより肉体的にね      もちろんどちらも殺傷のための武器や技は開発しているから、それを使えば、まあ造作もない      けどナイフや拳銃と一緒に生まれる者がいるかい?素手で相手を殺せる技術は自然に身に付くものかい?      答えは否だ。後者は、平和を日常とする君たちの世界では特にね」 都市「で?お前の話に興味なんてない。それに言っとくが、今は考えも変わってる」 側近2「まあ聞くがいいよ。ん?背中が心配かい?そもそもこっちにはもう、そんな余裕はないんだけどね      心配ならお友達に守ってもらうといい      さて。ともかく普通は素手で同種の生物は殺せない。『うっかり』という副詞をつければ尚更だ      だが君はそれが出来てしまう。      イメージ通りに動く体、人間には及びも付かない筋肉、非常識なスピードを有するサンタ      それを当然のごとく凌駕してしまえる君にとって、普通の人間など砂で出来ているに等しいはずだ」 都市「まーな」 側近2「『意志と武器』。同種の生物の殺害にはこれらがライセンスにしてセーフティでもある      しかしそれを省略してしまえる君は明らかに日常に不在する」 都市「まーな」 側近2「『化け物は殺して良い』。先程そう言ったが、なぜ『殺す』という単語が出てくる?      簡単な話だ。平和、即ち生存を前提とする日常に不在している君は、死を前提とする非日常に在している。      故に殺さなければ殺されていた。その正当化こそが今の言葉だよ」 都市「まーな」 側近2「そして君の属する非日常とは、同時に我々のにとっての日常でもある。あー……」 都市「まーな」 側近2「『まーな』くん。一つ提案があるのだがサンタにならないか?我々にはその技術がある      サンタの日常とは即ち闘争と殺傷の日常だ。君が在している非日常とピッタリ合致している      君が人間の社会で振るえなかった『全力』をいかんなく発揮できるのだ。充実した毎日だと思うが?」 電柱 シュッ!    ピッ 側近2「!?」 側近2 かすり傷から血 都市「なに…勝手に決めつけてんの?今でも充分充実してるから」 側近2「…ふむ。そうは見えないが、まあ良い。話はこれで終わりだよ。そう言えばまだ名乗っていなかったね」 都市「イラネ」 側近2「私は『青サンタ』の『エントツ』。      愛情や笑顔を好むサンタに対して、死と静寂に属するとされる鬼子……ある意味、君とは『同種』だよ」 都市「………」   サラサラサラサラサラ…… 側近2「ホッホー!メリークリスマス!…―――ではないか。今は。捏造された季節はずれの雪も、もう止み時かな?」   シンシン… ---- 不良「おい。さっきまで女二人抱えてなかったか?」 騎士「ん?そうだったか?」 鮫子「ヴァル姐から頼まれてたじゃない」 不良「おいおい、けが人だぞ。どっか落としたとかいうんじゃ…」 ヴァル「まずいな……」 鮫子「どうしたの?」 ヴァル「あの二人、意識を取り戻して工場へもどったようだ……なんらかの術で我々の目をくらまして…     ――お前達は先に行っていろ!ここまで来れば私なしでも安全だ!すぐ戻る!!」 ---- 最強「おおおおおおおおおおおおお!!!!」  デュクシデュクシデュクシデュクシ!!  デュクシデュクシデュクシデュクシ!!  デュクシデュクシデュクシデュクシ!! 最強「―――――見つけたっ」  ◇ ◇ ◇ コウジョウ「………」 側近1「コウジョウ様!しっかりして下さい!!      ―――くっ!『最強の一般人』がこちらへ…!何をしている騎兵ども!!とっとと行け!」 騎兵’s「ME,,,,MEEEEEEEEEERYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!」ドドドドド 最強「ふん」  デュクデュクデュクデュクデュクデュクデュク!     デュクシデュクシ!! 側近1「くっ、、足止めにもならんか……!      ――――――よかろうっ……!来い!!元老院第三近衛隊 元隊員、『クツシタ』が相手ぞ!!」 最強「!」  ガギン! ----  ―――化け物は殺して良い  ゴゴッ!ゴシャッ!  ―――それでも命は大切だ。死んでしまえば、それはもう取り返しがつかない事なのだから  メギャ!ゴガガ!!  ―――俺は何一つ間違っていない。当時はそう思っていたし、考え方って点に限れば、まあ、今でもそうだ。  ギガッガガガガッ!ゴガン!!  ―――ただ一つ。知らなかっただけだ。 都市「………」ガガガガガガ! サンタ22「ガホッ!」 ----   クー『…………………………………………………………………ありがとう』 ---- 都市(『ありがとう』か……)ヒュガッ! サンタ23「ゴフッ!」 都市(昔は、んな言葉、言われた事なかったな……)ゴガッ! 都市(良かったじゃねーか。死なせずに済んだ。アイツに謝ることもできた。)キンッ! 都市「なによりまだ、人も化け物も一人だって殺してねえし死んでねえ。良い事尽めさ。まあ…」  ――そう。たった一つの思い込み。そいつが俺の悲劇だった                                プロメテウスの炎                                  魔王の恩恵 側近2「…楽園流超因果律式認識阻害術奥義『スネーキング・アップル』」  ――化け物と人間の境界は         星 屑 側近2「『スターダスト』射出準備完了」  ――絶対的なものだって 側近2「射出っ!」     バドン!!  ――そう思い込んでいた。簡単に越えてしまうものだなんて知らなかったんだ…… 側近2「さらば。『都市伝説』の男よ。君の噂はなかなか愉快で耳触りの良いものだった。ほんの少しだが残念だよ      オモチャコウジョウの手にかけるのが惜しくて認識操作で誤魔化していたのがこんな結末を招くとはね」                              ―――ドッ 都市「…………まあ、殺さずってのは難しいんだな。やっぱり」ゴプ…     ドサ…    ≪特殊工作サンタ大隊残存戦力≫ 総数:182体 大サンタ:    1体 上級サンタ:  36体 中級サンタ:   0体 騎兵サンタ: 145体 下級サンタ:   0体  ≪新ジャンル学園生救出陣≫ 最強の一般人:戦闘 都市伝説の男:意識不明(胸部に巨大な貫通傷)  ―――当時の俺にできたのは、化け物を殺すことだけで。      結局、その日の俺もいつもどおりの行動をとるだけで。      結果としてそれは、生まれて初めての友人の殺害となってしまった ----   ―――――――――――――バドン!! 最強・側近1「!!」 側近1(今のは…『スターダスト』を撃ちだした音…?なぜこんな所で?) 最強「ボディがガラ空きだ」 側近1「ぬっ!」   ガギン!! 側近1「ハァー…ハァー……(危なかった…)」 最強「…………」   ―――――――――――――ガタン 最強「?今度はなんの…」 最強「―――――――!!」   ダッ!  ◇ ◇ ◇ 悪魔「あるじ…主ぃっ!」 天使「はあはあ……ダメです…殺されちゃいますよぅ…」 悪魔「だ、だまれ…うぐ!……それでも…私は、主を…」  ◇ ◇ ◇ 側近1「なんだ?突然離脱しただと?『最強の一般人』め……どういうつもりだ?」 コウジョウ「ホッホ、ホホッ、ヒッ、ヒッヒッヒッ、、、、ヒホッ!」 側近1「コウジョウ様?」 コウジョウ「それだ…その手があった!ホッ!」 コウジョウ「その天使と悪魔を『スターダスト』で狙えぇっ!手の空いた者は足もとに転がる『人間』を狙えぁぁあ!!」  ◇ ◇ ◇ サンタ’s「メエエリイィィィ.......」ジャキン 天使「ま、マスター…」 悪魔「あるじぃぃ……」 最強「……!!」タッ! サンタ’s「射出っ!!!」   バドン!バガン!ババン!バドン!バドンバババババババババババドドドドドドドドドドドドド!! 最強「ごっ!!ががががががっあ、、ぐぅぅぅううう!!!」 天使「ま、マスター、、、やめ、、やめてください、、」 悪魔「そ、そうだ、、、わたしたちは守れる、、、じぶんで、、じぶんを」 最強「壁を背にして俺の陰に隠れてろ…あと…下手な嘘もやめ、ろ、、」フゥーフゥー… 悪魔「あるじ…!」 最強「心配するな。今のはたまたまタイミングが悪かったから食らうしかなかったが、全て弾き飛ばせる。あの程度」 コウジョウ「ホッホ。感心するね。」 最強「………」 コウジョウ「今、君が受け止めた物が何かわかるかい?      本来白兵戦での使用など有り得ない、人間どもが閉じこもった核シェルターを破るための弾頭だよ      しかもそれを打ち返せると豪語している。」 最強「………」ギン コウジョウ「ホッ、、、凄まじい眼光だ。君の友人がたった一発でダウンしてしまったのと比べると雲泥の差だ      が、無意味だがね。それも。――構えろ」パチィッ サンタ’s ジャキン コウジョウ「私の背後の光景が見えるね?そうだ。セント・レッドナイトの構成員だ。      さしもの君も全員逃がしきれなかったためにああして転がっている訳だが、      少しリーダーの役にたってもらおうと思ってね。説明するまでもないと思うが、『人質』になってもらったよ」 最強「………」 コウジョウ「少しでも君が歯向かう素振りを見せれば、『ズドン』だ」 最強「よせ」スッ コウジョウ「ああ。そのままそのまま。私も鬼ではない。そこをどけとは言わない      君は存分にその天使と悪魔を守ってくれていい。ただ、動くな、と言っているんだ。簡単な要求だろう?」 最強「………ぐっ」フラッ               星 屑 コウジョウ「ホッホ。『スターダスト』ならば有効であることもわかったしね?      ―――しかし笑いが止まらない」   カツカツカツカツ…… コウジョウ「ふん」ゲシッ DQN13「ぐっ……」 コウジョウ「彼等はいわゆる不良だのヤンキーだのと呼ばれる人種で、社会的な評価は著しく低い」ゲスガス… コウジョウ「サンタ界で言えば下級サンタのようなものだが、      滑稽な事に人間社会の下級には、上級同様に権利が認められているらしい」ゴッ… コウジョウ「それは君の反応からも見て取れるが、我々からすればまったく理解しがたい価値観だ」ガッゴッ コウジョウ「こんな、なんの、利用価値も無い」  ガッゴッ コウジョウ「役立たずのごく潰しっ!不摂生が祟って脆弱であるばかりかっ!知性も教養もあったもんじゃないっ!」  ゴスッ! コウジョウ「ほんの一時期!行動を共にするのさえ!気が遠くなるようだった!!」  ゲスゲスガスガス コウジョウ「なにより連中と同等に見られる屈辱が想像できるか!?こんな下等な虫ケラのさらに最底辺―――」 最強「よせ!」 コウジョウ ビクッ  コウジョウ 振り上げた足が止まる コウジョウ「…………ふん。まあこのぐらいにしておいてやろう      感謝するつもりは毛頭ないが、彼等のおかげでこうして『最強の一般人』を追いつめられたわけだからな      なにより可能ならばサンタの素体として利用するつもりだったから、殺してしまうのは勿体ない」 最強「………」 天使「マスター」 最強「黙ってろ」 天使「違い、ます、、、これは、、天使としての、、、わたしの、、職務、、です、、、私たちを無視してください」 最強「断る」 天使「セントニコラウスの魔人、、、は、、、全人類、、の、、、脅威です、、、それを……」ガクッ 悪魔「あるじっ、、私から、、も、、、」 最強「断る。誰ひとり傷つけさせん」 悪魔「なんで、、私たちは、、、かってに、、、」 最強「まだ、理由が必要か?」 悪魔「え…」 最強「一緒に暮らしてそれなりに経つ。そろそろ無条件に守っても、おかしくない期間になると思っていたんだがな」 悪魔「…―――あ、あるじっ、、ずるいぞっ…」 コウジョウ「無駄話は終わったかね?私は終わった。では、浴びてもらおうか。星屑のシャワーを、ね!!」バッ サンタ’s「「「「「「射出っ!!」」」」」」 最強「安心しろ。理由はどうあれ、お前たちは俺が守るよ」フッ 天使「マ、スターっ」 悪魔「えっぐ…ひぐぅ…」   ズドドドドドドドドドドドドドドダダダダダダダダダ――――――――――――――…………      [[男が記憶喪失になったようです45(仮)>http://www4.atwiki.jp/newgenreschool/pages/770.html]]← →[[男が記憶喪失になったようです47(仮)>http://www4.atwiki.jp/newgenreschool/pages/772.html]]

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