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ランダエタ長編

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ランダエタ「で、その試合がデスね?」
日和「うんうん」



カッツォ「ククク、楽しそうだなランダエタ!!」
ランダエタ「な、あ、兄貴……」
カッツォ「おっと、お嬢さんそいつに近寄らないほうがいい。」
日和「………?」
カッツォ「そいつは…家族を捨て、ボクシングを金で汚したんだ。」
ランダエタ「………」
カッツォ「お嬢さん、それでもそいつに近寄るのかい?」
日和「……」
ランダエタ「日和さん…」
カッツォ「まぁいいさ、そうやって馴れ合っているがいい。
    じゃ、俺はお前と違って忙しいんでな。」
ランダエタ「……っく!」
日和「ランダエタ、気にしちゃだめ」
ランダエタ「お、俺は……」

ランダエタ「シュッ、シッ!!」
ランダエタ「(強く…もっと強く!)…シュッ!」

カッツォ「無駄な努力ご苦労様、ランダエタ」
ランダエタ「…なんの用だ、兄貴」
カッツォ「ククク…いや別に。愚かな弟の姿を見に来ただけだ」
ランダエタ「帰れよ、練習の邪魔だ」
カッツォ「ククク…またな、才能のない愚弟よ」
ランダエタ「ぐっ、二度と顔を見せんな馬鹿兄貴!」

ランダエタ「…くそっ」

ランダエタ「ヴァルキリー姉さん!俺、強くなりたいんだ!」
ヴァ「……」
ランダエタ「俺の覚悟は本当だ……なんだってやる。」
ヴァ「……わかった、いいだろう」
ランダエタ「!!!!」
ヴァ「手始めに、こいつと戦ってもらおう。」

英霊、召還。

ランダエタ「…………」
ヴァ「……さぁ、やれ」
ロッキー「久々のゲームだ。血が騒ぐ……」


ロッキー・マルシアノ
アメリカ出身。ボクシング世界王者史上、
唯一引き分け無しの全勝無敗のまま引退した第19代世界ヘビー級王者である。


ランダエタ「……あの僕、ミニマム級だよ?」
ロッキー「さぁ、始めようか」
ランダエタ「アァー!」

ランダエタ「どうみても無理でした><」
ヴァ「どうしたものか・・・そうだ、これを読め。強くなれるぞ」

ランダエタ「ふむ・・・?む!」
ランダエタ「ヴァルキリー姉さん!俺今から山に篭ってくる!」
日和「なに渡したんです?」
ヴァ「バキ幼年編」

山籠もり

ランダエタ「シュッ、シッ!!」
ランダエタ「(強く…もっと強く!)…シュッ!」

カッツォ「こんな山中で無駄な努力ご苦労様、ランダエタ」
ランダエタ「…なんの用だ、兄貴」
カッツォ「ククク…いや別に。愚かな弟の姿を見に来ただけだ」
ランダエタ「帰れよ、練習の邪魔だ」
カッツォ「ククク…またな、愚弟よ」
ランダエタ「二度と顔を見せんな、馬鹿兄貴!」

ランダエタ「…くそっ」

夜叉猿「………」


ランダエタ「シュッ、シッ!!」
ランダエタ「(強くなってやる・・・今度こそは・・・勝てるように!)シュッ!」
ランダエタ「?周りから虫の鳴き声が消えた・・・?」

夜叉猿「アオオオオオオオ!」
ランダエタ「こ、こいつは!?」
カッツォ「下がれランダエタ!」
ランダエタ「兄さん!?」
カッツオ「てめぇ、どんなツラして俺の愚弟に手を出してんだ!」
ランダエタ「(兄さん・・・」)」
夜叉猿「オオオオオオ!」
カッツオ「(ク・・・矢張り体がもたんか・・・?)」
カッツオ「何している!さっさと逃げろ!」
ランダエタ「いや、兄さん、俺も戦う!」
カッツオ「馬鹿いうな、お前に・・・クッ!」
ランダエタ「兄さん!」
カッツオ「!(噛みつきとは・・・内臓がでたか・・・?)」
ランダエタ「ク、この猿がぁ!」
夜叉猿「アオゥ!?」
カッツオ「(火炎放射器・・・そうか、そういえば小屋に置いてあったな・・・)」
ランダエタ「兄さん!大丈夫か!」
カッツオ「ヘ、手前に看病されるなんざ、世も末だな」

ランダエタ「(そのまま、兄さんは意識を失った・・・俺は兄さんを病院に運ばせると、小屋に篭った)」
ランダエタ「兄さん・・・絶対強くなるぜ・・・」
ランダエタ「兄さんの食料・・・悪いが全部貰います・・・」

最後まで書きたいの山々なんだが用事ができた。
スレ汚し失礼。適当に続けて書いてくれたらうれしい。

ランダエタはカッツォの看病をしつつも修行を続けた。

―――俺が強ければ兄さんは怪我を負わなかった。
―――俺が強ければ武器に頼らずともあの猿を倒せた。

もっと強く―――!!

そして二週間がたった。

--------食料が尽きた

ランダエタ「しょうがないあの猿食うか」

―ランダエタが山に篭って2週間たった。
その頃学校では


日和「ヴァルねぇ」
ヴァ「ん?日和か。」
日和「ランダエタ、最近見かけない。」
ヴァ「あぁ、山篭りしているらしいからな。」
日和「単位、危ない。」
ヴァ「……迎えに行くか。」
日和「うん」



―ランダエタを迎えに山へ向かった二人!!
 しかし、そこで見た光景とは!!!???



↓後は頼んだ。


ランダエタが、巨大な猿の死体の前で息を整えていた。

日和「…ランダエタ、どうしたの?この猿」
ランダエタ「ああ。それはな……」
ランダエタは左肩からの出血を抑えつつ、今しがたの武勇伝を語り始めた――


後は頼んだwww

ラ「実は食料が尽きてな。ふらふらなところでこいつが来たわけだ
  それでこいつを食おうと思って殴りかかったんだ」
日「うんうん」
ラ「それから10秒もしないうちに負けたんだ(´・ω・`)」
日「じゃぁなんでこのおさるさんは死んでるの?」
ラ「あぁ、これは㍉子殿が近くで射撃訓練しててたまたまそれが当たったんだ」
日「・・・・」テクテク
ラ「あ!日和!黙っていかないでくれ!ひ、ひよりーーーーー!!」


衝動的に書いた。反省はしていない(´・ω・`)

生物の中でもっとも恐ろしきものは何か。
その光景を見たとき、俺はその言葉を思い出していた。
生物の中で最も恐ろしい物。それは怒りの感情に身を任せた、復讐者。
生物が怒りを一番燃やすのはどんな時か。
縄張りをあらされる時か。外敵が襲ってきた時か。
ごくり、と喉を鳴らす。本能で思った。それは、母。その瞳は、我が子を失ったことへの、怒りの感情。
油断だった。あのような生物が一体しかいない等、何故思ってしまったのか。
日和は、腰をついていた。突然現れたその怪物に、臆してしまっているのだ。
ごくり、と喉を鳴らす。じっと、そいつの瞳を見つめる。
日和が駆け出したのを追いかけようとしたその時だった。突然影が日和の目の前に落ちてきた。
㍉子のおかげで倒せた夜叉猿よりも、さらに大きい。口から飛び出す咆哮は、辺りを揺るがした。
こちらを見つめている。また一つ、咆哮を上げる。耳鳴りがするほどだった。
怖い。いますぐ逃げ出したい。そんな感情が浮かんで消えていく。肛門に力をいれ、渇を入れた。
じっと、見詰め合う。
背丈は軽く5メートルは超えている。犬歯はまるで曲刀のように顎まで伸びている。
腕は、正に丸太のような腕。2メートル近くある腕の先には、尖った爪がきらりと輝く。
「日和、立てるか」
出た声は、冷静な物であった。助けを請うように目を潤ませる日和に、俺はゆっくりと近づく。
果たして、そんな隙ばかりの俺に、ヤツは微動だにしなかった。
俺の行動を訝しがっているのだろうか、それとも値踏みしているのか。野性的なその瞳は、何も語らない。
日和を立ち上がらせ、後ろに下がらせる。日和が何かをいおうとした瞬間、そいつは飛び掛ってきた。
距離にして20メートル。その距離を一跳躍で俺のとこまで来る。巨体に似合わぬ俊敏ぶりだった。
「(捕まれたら終わりだ)」
兄が負けたとき。そして、俺が数時間前敗北を喫したとき。最後はどちらも同じ物であった。
二本の腕で掴まれ、腹に噛み付かれる。そこから反撃はまず無理と言ってよい。
片腕が、俺の目の前に来る。俺はそれに対し、一歩踏み込むことでそれを避ける。
「シュッ!」
「オァ!?」
こめかみに、左の一撃を決める。伊達に修行をしていたわけではない、俺の左手が赤く染まる。
ボクシングならここで試合終了という所――しかし、俺は即座にその場から離れる。
ヤツは、さらに怒りを増したように、雄叫びをあげ、右腕を振り回す。その一撃で、巨木が幹を切断され崩れ落ちる。
タフネス。それがこいつ等の最大の武器である。
子供の夜叉猿にさえ、眉間への一撃を何度も決めたというのに倒れなかった。その母といったら・・・流石にどれだけで倒れるか、図ることはできない。
「日和!早く逃げろ!」
「で、でもランダエタ君は・・・」
「俺の事は気にするな、早く行け!」
力はあれど、大抵の攻撃は大振り。なんとかそれらの攻撃を避けつつも、日和に声をかける。
正直、こいつに勝てると思えない。それならば、日和を逃がすのが俺の役目だ。
今更ながら、兄が俺を逃がそうとしたのが身にしめてわかった。大事な人だから、そのために命を張れるという事を。
「㍉子ちゃん呼んでくるよ!ランダエタ君、すぐ戻るから絶対無理しないでね!」
日和は、震える足を抱えなら、立ち上がる。そして。躊躇いがちに、駆け出した。それを確認して、俺は再び渇を入れた。
「(㍉子殿、か)」
「(それまで、持つか?)」
㍉子殿がいれば、勝てるかもしれない。俺が苦戦した相手を、彼女はRPG弾の一発でまず腕を破壊、俺に組み付いている夜叉猿を強引に引き剥がすと、もう一発をそいつの脳天に命中させ、俺が苦戦した相手を一撃で仕留めたのである。
しかし。それまで持つかが問題だった。
先ほどのような大振りな攻撃から、蹴りを交えたスマートな一撃に変化させてきたのである。
俺の身長ほどもある足から繰り出されるのは、動物の急所、腹を狙う一撃。
それを後方へのステップで交わす俺に対し、今度は左腕が振り下ろされる。
「く・・・」
足は、先ほどのステップで硬直している。獲物を潰してしまわんというその豪腕は、俺の頭上に迫っている。
腕で止める?否、攻撃をずらすなら兎も角、まともにそれを受け止めれるとは思えない。
なら、前転?否、体は後ろにベクトルがかかっている。前に行くには時間がかかる。
それなら、残ったのは・・・
頭が働かない。選択肢が無い。絶望的な言葉が頭を駆け巡る。
ランダエタ「(俺は、ここで死・・・!!)」
その瞬間。
呆然と、拳を見詰めている、そのとき。
27年生きて来た時が、フラッシュバックした。
自分が生まれた瞬間。父と母の反対を押し切り、この世界に入った瞬間。そして、負けた、あの瞬間。
――聞いた事があった。
――人は、死ぬと思った瞬間
――人生を、一瞬の内に垣間見るということ
走馬灯は、一瞬で終わる。そのとき、世界はスローだった。まるで、自分だけ時間を超越したように。全てが、遅かった。
音は、その瞬間消えたようであった。野獣の放つ咆哮も聞こえない。自分の荒い息も聞こえない。
目の前には、大樹をも一撃で粉砕する、野獣の拳。あと30センチ。あと20センチ。音も無く、近づいている。
ヤツの顔が、目に浮かぶ。リング上で、笑みを浮かべるヤツ。ベルトを掲げ、王者の愉悦に浸るヤツ。
俺はここで負けていいのか?いや、そんな訳は無い。
選択肢が無ければ、作ればいい。
考えを変えろ。相手は何だ?
巨体から投げ技を繰り出すプロレスラーか?
それともジャブの嵐からストレートを狙うボクサーか?
どれでもない。ヤツは、それら以下でしかない。ヤツは、野獣だ。
ヤツの拳が、俺の頭上に来た。確かにすばやい攻撃だが、技が無いことには変わりない。
ヤツの拳に、手をかける。俺を潰そさんとしているその拳のベクトルを、後ろに傾ける。
数瞬後。音がある世界で俺が最初に聞いたのは、勢いあまった夜叉猿母が、俺の後方に仰向けに倒れる音だった。
攻撃が利かない?ああ、タフネスがあるからな。
だがしかし、確実にコイツはダメージを受けているんだ。唯それを、反応を見て分からない、それだけだ。
今、俺は。こいつよりも、強くなった。
数十分後。5メートルを超す巨体は、ついに崩れ落ちた。
俺の腕は、両方とも赤く染まっている。
巨大な猿。そいつの死体は、まるで頭だけがへしゃげた用に、原型を留めていない。
簡単な事だ。同じ所をただひたすらに突く。いくら規格外の生命といえど、弱点を何度も突かれては一溜まりも無い。
疲れは無かった。これが、エンドルフィンの効果という物だろうか。
俺の腕の血は、夜叉猿母の物だけでない。確実に、指は使い物になってないだろう。全て折れているかもしれない。
何度も何度も行使した結果だ。それでも、痛みは全く無い。ここまでないと逆に怖くなる。
ランダエタ「オオオオオオオオオオオ!」
咆哮を上げる。人間ではない、獣の様な。俺は、勝った。俺より、強い相手に。
風が吹いてくる。火照った体は、ゆっくりと冷めてくる。
荒れた息を、整える。体が、普段に戻っていく。
同時に、痛みが体を襲う。当然だ、エンドルフィンが出るほど、激しく肉体を行使したのだから。
先ほど、指が折れたかもしれないと言ったが、それは間違いではなかったようだ。両腕が、強烈な痛みが表れる。
ランダエタ「あ・・・?」
ひとまず、小屋に戻ろう。そう思い足を動かした俺は、そのままうつ伏せに倒れこんだ。
体が、全く動かなかった。足も、足の指も。腕も。果ては口まで。ぼんやりとあけた口が、閉じれない。
意識が朦朧としてくる。脳が、動けないと判断したのだ。
体が、急激に冷たくなっていく。動かないというのに、体は震えていた。
何故?極限まで体を行使すれば当然の結果であるのに、まったく分からなかった。
俺は、かえって
あに、に
つたえ


数十分後、俺は倒れていることろを発見された。
体はボロボロのようで、もうボクシングもできないほどだったという。
が、今の俺は・・・
「ふむ、どこも異常ないな。流石は私だ」
「・・・あの、ヴァルキリー姉さん、一体何を」
「何、体を再構築したほうが早いので再構築を行っただけだ。VP設定の私なら別におかしくない」
体は、完全に元のままであった。
ヴァルキリー姉さんが言うことは良く分からないが、とにかく直してもらったことは感謝しなくてはいけない。
ついでにあの後、㍉子殿にはこっぴどく怒られた。
実は彼女にさっさと下山するように言われていたのだが、その折でのあれだ、そりゃぁ怒られる。
でもまぁ生きていたことにホッとしているらしい。
そして、兄は。

「兄さん、帰るのか?」
「ああ、お前ももう立派になったろう」
空港、ロビー。兄さんの声が、どこか寂しそうに聞こえてくる。
2ヶ月、日本で治療を終えた兄さんは、そのまま帰国することになった。
曰く、父と母にこのことを伝えなければ、だそうだ。
「ありがとう、俺、絶対次は王者になるよ」
「フ、調子に乗るな。まぁ精精努力重ねるんだな」
どこかその声も、歯切れが悪い。その悪態が本音でない事は、簡単にわかる。
「・・・じゃあな」
「ああ、兄さん。元気で」
言葉少なく、兄さんは俺に背を向けた。どこか、その背が小さく見えた。
「・・・ねぇ」
日和が話しかけてきた。俺一人で迎えに行くと行ったのだが、着いてきたのだ。
「今度、ランダエタ君の国に言ってみたいな」
「・・・ああ」
彼女の言葉に、少しの沈黙の後、答える。彼女の為にすぐにでも行きたいが、俺にはその前にやる事がある。
「王者に、なってから、な」

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