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クラスの風景

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asikaga

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だれでも歓迎! 編集
昨日までのあらすじ 音声:脇谷さん

開店してしばらく
なぜか皆楽しみにしてたのね、またすぐに行列が出来て
お客さんが入り口外まで並ぶ始末っす

あ、外の人員整理をしていた看板娘さん、ご苦労様でした

開店おっぱじめから個性的なお客様の怒涛の進撃
まさにメイド喫茶自体霞んでしまうのでは無いかと思わせるくらいの忙しさ

しかしっ!ここの連中も伊達じゃぁ無いっ!!

襲い来る魑魅魍魎をちぎっては投げ、ちぎっては投げ

そんなメイド喫茶午前中のひとコマです

シュ「ご苦労さま、脇谷さん。じゃあ今回の出演はこれでおしm」
脇「私まだメールしかしてないよっ!!」
シュ「いや・・・正直使いどころがよく・・・なんかこう・・・欲情を煽るような・・・個性と言うか」

脇「・・・めがっさ頑張るにょr」
シュ「却下」



  • 現在 文化祭当日 AM:9:30 店内フロア

お帰りなさいませ、ご主人様。ただのしがないお約束程度のこの言葉
しかしこの一言が言えないキャラが居る

鮫子

からからから~ん

優「ご主人様、お帰りなさいませだよー」
客「あ・・・ああありがとう!!」
優「上着預かりますー」
客「へへ・・・何かいいね、ここ」
優「とりあえずこちらでゆっくりしててくださいだよー」
客「う・・・うん!」
 ----------------------------
鮫「お帰りなさいませ、ご主人様」
客「うおおおお!」
鮫「・・・何よ」
客「へ?あの・・・すいません」
鮫「・・・ったく、はい、あっちが空いてるから」
客「え?あ・・・」
鮫「何よ・・・?来なさい」
客「え・・・すいません」
 ----------------------------
優「よしよし、鮫子ちゃん頑張ってたよ」
鮫「うう・・・無理よあたしには・・・」 ぎゅっ
優「わわ、ぎゅーしないでぇ」


  • 現在 文化祭当日 AM:9:45 店内フロア

才能の差か
優の働きっぷりは銀座ママシューも目を細める程だった

優「わわ、また来てくれたんだー」
客「う・・・うん!いやぁ・・・なんとなく」
優「じゃあ今度は本当にお帰りなさいませだよー」
客「あはは、かもね」
優「じゃあ・・・お帰りなさいませーご主人様」
客「ウヒョー」
 ----------------------------
鮫「お帰りなさいませ・・・ご主人様」
客「あ・・・あの、また・・・会いましたね」
鮫「そうですか?」
客(・・・忘れてやがる)
鮫「じゃあ・・・こちらに」
客(しかし・・・この冷たさが・・・)
鮫「・・・・」 てくてく
客「あ・・・ちょ・・・置いてかないで」
 ----------------------------
優「凄いよー!鮫子ちゃん!敬語が使えるようになってるんだよー」
鮫「ふふ・・・まあね」
優「でも今度はお客さん置いていかないでだよー」
鮫「・・・難しいわね・・・」


  • 現在 文化祭当日 AM:10:00 店内フロア

才能あれど
こういう店にこういう輩はいるものなのか

優「わわ!スカート触っちゃダメだよー」
客「はぁ・・・はぁ・・・可愛いよメイドたん可愛いよ」
優「ダメだよー!わわ!こんなんしてたら・・・私悲しいよー」
客「え・・・」
優「こんな風に・・・女の子扱ったら・・・悲しむよー」
客「うん・・・そうだね・・・ごめん!」
優「ふふーいい子だねーじゃあお冷持ってくるねー」
 ----------------------------
鮫「何か?」
客「はぁ・・・はぁ・・・可愛いよメイドたん」
鮫「はぁ・・・」
客「フヒヒヒヒ・・・め・・・メルアド交換とか」
鮫 カチッ
客「ピカーーーーー!!!!」
鮫「ツンドロ・・・財布」
ツド「・・・無表情で顔面スタンガン・・・怖いよぉ」 ごそごそ
鮫「ご利用ありがとうございました」
 ----------------------------
優「さっき光ってたけど何かあったのー?」
鮫「荘厳さんじゃない?」
優「へー凄いんだよー!」


  • 現在 文化祭当日 AM:10:15 店内フロア

男「うあぁ・・・疲れた・・・大分落ち着いた?」
クー「そうだな・・・まあこれから外部の客も増えてくるだろう」

シフトによる交代制の休憩
開店してから二時間、まだ前半とは言え立ちっ放しは少々きつい

男「さて・・・クー?少し休むか?」

クー「いえ・・・私は結構です、ご主人様こそお休みになられては」

男「へ?あ・・・ああ」

クー「・・・違和感があるな・・・」

男「あ・・・ああ」

クー「だ・・・だんな・・・・だんなさま」

男「ちょ!」

クー「ふふ、不思議だ・・・少し照れたぞ」

男「///」



  • 現在 文化祭当日 AM:10:30 店内裏手

男「うん、ウマイよ。ヒー子・・・料理出来るんだな・・・」

男がヒー子の作る朝飯に舌鼓を打っている
朝早くから開店準備の為男集団は早めに一回目の休憩を取る

ヒ「いよっしゃああああ!!!さあああ!!あ!あーーーーんするんだあ!!」
男「わ、その落ち着け・・・あー・・・」
ヒ「だしゃああああ!!!」
男「がふうっ!!!!」
ヒ「ごしゅじんさまああああ!!!!?」

ヒー子のスプーンが男の口内をえぐる

ヒ「す・・・すまない・・・ちょっと気合が」
男「げふっ・・・気にするな・・・美味かったぞ」
ヒ「男ッッッ!!!私は幸せだぁぁぁぁぁあ!!!」

少し面白くないクー子
なぜだ、なぜああもタイミングよく休憩シフトがヒー子と絡むのだ
落ち着け私、お客様がまた来る

からからからん

クー「・・・お帰りなさいませ・・・ご主人様」
渡辺「おかえりなさいませ~ご主人様~」


  • 現在 文化祭当日 AM:10:45 店内裏手

男「だ!だからマッサージまではいいから!!」
ヒ「なぜだっ!!疲れた体にはこれが効果的なんだああ!!!」
男「ちょ!待って・・・がふうっ!!」
ヒ「肩どんどおおおおん!!!」
男「痛いぃぃぃぃぃ!!!」

席に着いた男の背後からヒー子が肩のマッサージに精を出す
ニコニコと笑顔振りまくヒー子に苦痛に顔を歪める男
しかしそんな絵もクーには面白くない

渡辺「えっと・・・えへへ・・・クーちゃん休憩取る~?」
クー「いいの・・・?」
渡辺「うん!そろそろ佐藤さんもフロアに上げてみたいの~」
クー「ふふ、佐藤ちんもこういうの苦手そうだな」
渡辺「でもさっき佐藤メイドさん見たらすっごい可愛かったよ~」
クー「じゃあ・・・ちょっと休ませてもらうよ」

佐藤「ちょ・・・っと待って心の準備が・・・背中押さないで」
渡辺「え~早く行かないと~行こうよ~」
佐藤「正直・・・こんな格好は苦手で・・・」
渡辺「・・・さとちんご主人様~お手を~」 ぎゅ

佐藤 ぶばっ!!



  • 現在 文化祭当日 AM:11:00 店内裏手

男「もういいから!休憩時間もオーバーしてるしっ!!」
ヒ「ダメええ!!!ご主人様あああもうちょっとおお♪」  ぎゅっぎゅ

男「ぬっはー!!」
ヒ「くふっふふうう♪」

店内の裏手、倉庫や試着室休憩所も兼ねた所にクー子はやってくる・・・二人いちゃいちゃしている。面白くない
いけない、冷静にならなくては、そう考えながら彼女は冷蔵庫から飲み物を二つ取ってくる
そしてすたすたと男の所まで歩き

おもむろに席に座ってる男のさらに上に座り込む、まるで抱っこのように太ももの上

ヒ「おいクー子おおおお!!!何お前ちょ!男の上にすわってるんだあああああ」
男「ちょ!あの・・・クー子様・・・一体これは・・・?」
ク「間違えた・・・」
男「だ・・・だよなぁあ!!あっ・・ははは。まったくクー子ってば・・・」

ク「これは二人きりの時だけの約束だったわね・・・・」

ヒ「なんだとおお!!!!おとこお!!!そんな事してたのかああ!!!」
男「オレは何も知らねぇ!!!!ぎゃあーー!」

そう言うとクー子はまたすたすたとフロアの方に戻って行った
ク「ふんだ・・・」

渡辺「あれれ~佐藤さんが血まみれで動かないよぉぉぉ~」
佐藤「ご・・・ご主人さま・・・わたなべさんのごしゅじんさま・・・」

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