|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|

丘の上の木の下で~一週間前


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

  • 一週間前 PM:20:30 丘の上の木の下

鮫子 『はぁ・・・はぁ・・・居るの!!居るんでしょ!!』

ヴァル 『・・・落ち着け鮫子・・・曲がりなりにも霊体だ、普通の人間には見えぬよ』

鮫子 『あいつがメイド服見たいって言ったんでしょ!!ほら!しっかり着てるじゃない』

ヴァル 『・・・そう・・・だったな』

鮫子 『本当に・・・会えるの?』

ヴァル 『正直、困惑している』

鮫子 『どうして?』

ヴァル 『彼は、もうこの世のものでは無いんだぞ、それを』

鮫子 『・・・』

ヴァル 『鮫子!』

鮫子 『わからないの・・・自分がどうしたいか』


  • 一週間前 PM:20:35 丘の上の木の下

鮫子 『皆、簡単に言うの「前の恋なんて忘れて、次の恋をしたほうが」とか』

ヴァル 『鮫子・・・』

鮫子 『・・・「何時までも過去に囚われちゃいけない」とかね』

ヴァル 『・・・』

鮫子 『でもあたしは、自分の思うとおりにしか生きたくないの、世間の恋愛感なんてどうでもいい」

ヴァル 『後悔したとしても?』

鮫子 『その時は、その時ね』

ヴァル 『・・・わかった』
そう呟くとヴァルの体が光る、あたりに優しい光が広がり、風が少し吹いた

ヴァル 『・・・』

鮫子 『・・・あ・・・ああ』

彼 『・・・?・・・!?・・・メイドさんじゃああああ!!!ちちーーーー!!しりーーーー!!ふとも!!』
鮫子 『このお馬鹿ーーー!!!』 がすん


  • 一週間前 PM:20:40 丘の上の木の下

鮫子 『このケダモノ!!』
彼 『堪忍やーーー!!仕方なかったんやーーー!!』

ヴァル 『・・・もう一度聞くけど・・・こいつでいいのか・・・』
鮫子 『・・・今既に後悔してるわ』

彼は白いこの高校の制服を纏い、にこやかに笑いながら立ち上がる

彼 『あ、その・・・久しぶり』
鮫子 『・・・ええ、そうね』

鮫子は既に顔を伏せている、少し涙目だろうか

ヴァル 『・・・少し向こうに行っている・・・おい、鮫子の彼氏』
彼 『・・・?』

ヴァル(伝えたい事を忘れるなよ)
テレパスだろうか、鮫子の肩を優しく抱く彼にそう伝える

彼 (ああ・・・難しいかもしれんが、言わないといけないんだよな)
鮫子 『・・・何、黙ってるのよ』
彼 『へ?ああ、何か照れてしまってなぁ』

彼 ( オ レ の 事 は 、 も う 忘 れ ろ と  )


  • 一週間前 PM:20:45 丘の上の木の下

無言で踵を返し、ヴァルは離れていく
鮫子は相変わらずオレに顔を見せない

彼 『なぁ?』

鮫子 ばっ!

彼 『なあ!?』

鮫子 ばばっ!!

彼 『おーい』

鮫子 『・・・何よ』

彼 『顔を隠すな、顔を』

鮫子 『う、うるさい・・・』

彼 『なあー!?』

鮫子 ばばばっ!!

彼 『メイド服、似合ってるぞ』

鮫子 『見たいって、言ってるってヴァル姐から聞いてたから・・・』

彼 『・・・さんきゅ』