あらすじ
ねことツン子
夢見がちなツン子とよくわからない猫
ツンの膝で眠る猫
その猫はツン子への恋心を押し殺す
ツン子の膝の上
眠りに落ちる猫
眠りに落ちる猫
猫の見る夢はあまりに切なく
またあまりにも幸せな風景だった
またあまりにも幸せな風景だった
ツン 「起きなさいよ!もうすぐ日が暮れるわよ!」
猫 「ん・・・にゃふぁ・・・おう・・・」
もう既に時間は6時
ツン子の膝の上で既に二時間がたっている
ツン子の膝の上で既に二時間がたっている
猫 「!・・・おい!こんな時間まで寝てたんかい!俺は!」
ツン 「うにゃうにゃいいご身分ねぇ・・・まったく。でも猫も寝言言うのね、にゃーにゃーだけど」
猫 「お・・・起こせばいいじゃねえか・・・なんでこんな時間まで」
ツン 「へへー可愛かったわよ」
猫 「!・・・///」
少し暗くなってくる
ツン 「あんたも律儀ねぇ・・・別に送らなくてもいいのに」
猫 「ふん、さすがにこの時間一人で帰すのも気が引ける」
道を歩くツン子、その横の壁の上をひょいひょい歩く猫
ツン 「まあいいわ、ありがとね」
猫 「弁当・・・男は喜んでたか?」
目線はまっすぐのまま、猫は問いかける
目線はまっすぐのまま、猫は問いかける
ツン 「・・・うん」
夕日のせいなのか、それとも照れているのか
顔を真っ赤にうつむきながら答える
夕日のせいなのか、それとも照れているのか
顔を真っ赤にうつむきながら答える
猫 「そか・・・良かったな、ついでに俺に構わず一緒に帰ればいいじゃねえか」
ツン 「昔は毎日一緒だったけどね、何か結構人気者みたい」
へへと力なく笑うツン子
へへと力なく笑うツン子
ツン 「でもでも!朝は・・・あたしが起こしてあげないと・・・あいつは毎日遅刻ね」
猫 「・・・」
ツン 「ま!まあ!こっちも仕方なくよ!あいつがどうしてもって言うもんだから」
猫 「・・・」
ツン 「ま!まあ!こっちも仕方なくよ!あいつがどうしてもって言うもんだから」
影が長く伸びる、猫の尻尾はふわふわ風に揺られてる
ツン 「それじゃ!ここまででいいわ!」
さっと駆ける少女
さっと駆ける少女
猫 「大丈夫か?近いのか?」
ツン 「うん、そこの角だから」
後ろを振り向き微笑みながら返すツン
後ろを振り向き微笑みながら返すツン
猫 「・・・そか、じゃあな」
そして体勢を変え、また戻ろうとする猫
そして体勢を変え、また戻ろうとする猫
ツン 「ちょ!待ちなさいよ!」
猫 「なんだよ」
ツン 「今日はありがとう、アンタのお陰よ」
猫 「飯の礼じゃい」
ツン 「ほんと・・・あんたも素直じゃないわね・・・まあいいわ、また明日学校でね!」
しっぽを右・左と振る、そんなバイバイ