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20スレ目290~


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ヴァル「嫌だ」
男「なんで」
ヴァル「無理だ」
男「そこをなんとか」
ヴァル「無理だ」
男「死神界の穴とか」
ヴァル「なんだそれは」
男「知らない?」
ヴァル「知らない」
友「何やってんの?」
男「いや、狂うを探してもらおうと」
ヴァル「嫌だ」

男「くそー、使えない糞甲冑が……」
友「…………」
男「…………」
友「……中年男性、死体で発見されました」
男「…………」
友「…………」
男「…………」

俺「……それは、確実に狂うさんだと思うんだよね………」
男「大丈夫か」
俺「うん、気の持ちようだね」
男「…………」
友「……どうするの」
男「いや、つうか、捕まえないと駄目でしょ」
友「どこに行ったらいいんかな」
男「そうだよね……なんかどんどん北上してるんだよね……」
友「…………」
俺「もうほっとこうよ……」
男「黙れ原因」

ガチャ

俺妹「あ、紅茶でよかったですか」
男「ああ、うん」
俺妹「どうぞ」
男「うぃ」
友「ありがと」
俺妹「……………」
友「?」
俺「病人の分は無いのか」
俺妹「……」
俺「おい」
俺妹「……」

バタン

俺「かわいいよね、ははは」

男「つうかさ」
友「何だ」
男「どうなのかなって問題……」
友「狂うを呼び戻す事についてか?」
男「糞真面目な人間はならさ、まあ探すよな。ただ俺達そんな真面目じゃないんだよね。不真面目で、臆病」
友「まあな」
男「だからさ、合理的に考えるとさ、『通報してケーサツに捕まえてもらって、頑丈な牢屋にぶちこんでもらう』のが一番手っ取り早いと思うんだ」
友「否定はしない」
男「不真面目な俺は真面目に考える。アイツを見つけて、穏便にアイツを連れ戻したとする」
友「…………」
男「近い未来、沢山人が死ぬ」
友「…………」
男「大体、アイツはなんなんだ」
友「クレイジーでキュートなガール」
男「なぜ?なぜ狂ったの?」
友「くね子でも見たんじゃね」
男「…………」
俺「………だから俺は言ったんだよねえ……自分を見つめ直せって」
男「無責任」
俺「天性の勘」

女「…………ねみぃ」
狂「………」
女「アンタ、そろそろ疲れてない?」
狂「私は疲れない」
女「そ」
狂「……」
女「……ホームシックになってんでしょ」
狂「うん」
女「あっそ」
狂「……私は、いつも一人」
女「学校の友達は」
狂「私はいつも一人なの。私はいつも一人。皆の中にいても私は一人なの。私は無から生まれたのよ。無から生まれた。私は常に孤独だった。大好きな人達は、いっぱいいるけど、一緒に居てくれるのは、思い出の中でだけ………」
女「わかるよ」
狂「本当?えへへうれしい♪」
女「私のことは」
狂「………大好き」
女「……そんな可愛い笑顔で見ないでよ」
狂「へへ」

女「………」
狂「自分を見つめ直す………」
女「見つめ直してみれば」
狂「どうやって?」
女「学校は」
狂「クラスは楽しい」
女「クラスメイトは」
狂「みんな楽しい」
女「友達は」
狂「いるよ。楽しい」
女「親友は」
狂「さつきちゃん」
女「家族は」
狂「家族?」
女「家族」
狂「家族って何?」

俺「俺は病人なんだけど」
男「嘘をつくな」
友「このへんかな……」
俺「嫌だ」
男「いいから来い」
俺「いやぁぁぁぁああああああ犯されるぅぅぅうううううううう」
男「黙れ!」
友「あ、あった」
男「…………」
俺「…………」
友「人がいない」
俺「ここ、狂の家?それっぽいと言われればそうなんだけど」
友「人が住んでる形跡はあるんだけど、これは廃墟だな」
男「……中に入れないか?」
友「無理。しっかり鍵がかかってる」
俺「芝生が伸びまくり……」
男「………」

男「すっかり暗くなってしまったなあ」
友「…………」
俺「寒い」
友「そうだな」
男「…………やっぱり、警察に届けてくる」
友「やっぱりか」
俺「賛成」
男「正直手に負えんわ」
友「主人公的にはよくないんだけどね」
男「俺は俺の生活がある」
友「でも、いいのか」
男「…………」
友「あいつもクラスメイトだ」
男「免罪符にはならないよ」
友「血より出でて血よりも濃い運命の繋がりだ」
男「…………正直迷うがね」
友「心配するな、たぶん俺でもそうする」
男「………行ってくるわ」
友「うん」

俺「………とまあ、適当に流したけどさ」
友「うん」
俺「たぶんスキがあれば警察より先に何とかしようって目だったよね」
友「分かってる」
俺「あのエネルギーには逆らえんわ」
友「ああ」

狂「眠くない……」
女「ぐー……」
狂「ねぇ、ちょっと外にでてくるね」


狂「…………寒いな」
警官「ちょっと君」
狂「!」
警官「君、こんな時間に何してるの?」
狂「………」
警官「お家の人はどうしたの?」
狂「………」
警官「ちょっと来てもらうけどいい?」
狂「………いやだ」
警官「えっ?」
狂「もう寝るの。あなたも寝たら?」

男「おはよう」
俺「おはぴょん」
男「キモい」
友「……今朝は警官が死んだ」
男「…………」
友「悩むな、お前が通報したからじゃない」
男「…………」
俺「眠い」
友「……お前は」
殺「ねえ」
俺「……なに」
友「殺しにきたの?」
殺「違うわよ」
男「じゃあ何だ」
殺「狂が最近居ないんだけど」
男「こいつのせい」
俺「らしいです」
殺「ちょっと体育館裏までおいで」
俺「…………」
男「そんなチワワみたいな目で見るな」

殺「あら、新聞なんか見てるの?」
友「うん。狂ちゃんの頑張りを皆で」
殺「え?」
友「これ」
殺「…………」
男「……もう三日目だ。悪いけど、昨日警察に行ったよ」
殺「………おかしい」
友「?」
殺「あの娘は何気に神経質。殺しても明るみに出ないやり方で殺すの」
男「…………」
殺「だから、あの娘は捕まらないの」
男「…………」
殺「世界の成り立ちって結構地味よね。白鳥も水の下で懸命に足を動かしてる」
俺「それ嘘だよ。白鳥って足動かしてないから」

友「ちなみにあなたは」
殺「隠すわよ。今私を警察につきだしても証拠不十分で釈放されるわよ」
男「何が違うの?」
殺「私は意識的に、彼女は無意識に」
俺「怖い世界だ」
殺「だから………こんな風に新聞に載るのは」
俺「ああ、多分得物を持ってないから」
殺「え?」
俺「どうやって殺してるか知らないけど、手際が悪くなるんじゃない?」
殺「ちょっと、なんであの娘は持ってないの?」
俺「見て見て~俺の鞄の中にあるんだよ~」
殺「…………」
俺「?」
殺「残念」
俺「え」
殺「ぶち殺されるわよアンタ」