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気づかれないように投下

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匿名ユーザー

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火星「では作戦会議を始める」
男「にぇーい」
ヴァ「うむ。事は急を要する」
魔幼「なのれす」
男「具体的にはどれくらい?」
火星「うむ。人間時間に換算すると、ざっと四千九百九十八時間五分二十三……二秒と言ったところか」
男「むっさなげぇ。ざっと二百日はあるじゃねぇか」
火星「最後まで話を聞け猿」
男「酢」
火星「らめえええぇぇぇ!」
魔幼「にひゃくにちあるといっても、それはあくまでせかいがかきかえられるじかんをあらわしているのれす」
男「???」
ヴァ「二百日あると言ってもだ、あくまでそれは上限であり、早ければ次の瞬間にも完了するかも知れんのだ」
男「にゃるへそ。気まぐれな神様だね。……神といえば」
ヴァ「ん?なんだ?」
男「応援はこないの?」
火星「その事についてだが」
男「ん」
ヴァ「この地域一帯が特殊な空間に閉じ込められていてな……」
火星「外部から一切の例外も認められず隔絶されているのだ」
男「突き破れよ神とか超次元の奴ら」
魔幼「むりなのれす。これはもうしんいきをはるかにこえているのれふ」


男「なんとなくだけど、凄いって事だけは判ったけどさー」
火星「なんだ人間。疑問があるのか?」
男「無い方がおかしいだろタコ。皆の変わりようだ」
ヴァ「ああ、そんな事か」
男「あれって何?新手の嫌がらせ?」
火星「あれはこの世界を書き換えている者の影響が出ているのだ」
男「はい?」
火星「ぶっちゃけ妹が欲しかったんじゃね?」
男「死ねよ酢ダコ。じゃあ、なんであんたらは平気なんだ?」
ヴァ「それは我等が、その創造主と能力が近いからだ」
男「能力?」
火星「要は力のせめぎ合い。抵抗しているのだ」
男「てーこー?」
魔幼「でもそれも、ながくはもたないのれす」
男「持たないって?」
ヴァ「いつしか力で負け、我等もああなってしまうのだ」
男「(想像中)……キモ!」
火星「そうならない為にも、早く何とかしなくてはならんのだ」
魔幼「ふぁいと、おー!なのれす」


男「はいはいはーい!」
魔幼「はいはいっかいでいいのれす」
男「はーい。じゃ、なんで僕は無事なの?」
火星「……なんじゃこの男、気づいとらんのか」
ヴァ「シオン。この男は世界で有数の鈍感人間だぞ?」
魔幼「れすれす」
男「酷い事言われてる気がするんですが?」
ヴァ「ま、男殿もなんだかんだ言って超越しているのだ」
男「ちょーえつ……」
魔少「れも、もうすこしきおつけたほうがいいとおもうのれす」
火星「無理だろ、マスターオブ鈍感。鈍感オブジイヤーっぽいし」
男「ビネガー」
火星「らめえええぇぇぇ!ビネガーいっちゃううううぅぅぅ!」ビクビクッ
ヴァ「その誰でも惹きつけてしまう固有結界は、いつしか災いを招くぞ」
男「もう十分災いを食らってるよ……。ってそれが僕の固有結界ですか」


男「で、具体的な解決方法は?」
ヴァ「簡単だ。元を絶てばいい」
魔幼「あんちょくー」
火星「んで、この侵蝕の中心点はここだ」
男「学校の屋上じゃん。さっさと行こうぜ」
ヴァ「焦るな。物事には順序がある」
火星「人間、お前は一つ忘れている」
男「何を?」
魔幼「だれが、このげんしょうをおこしていりゅか、れす」
男「俺君だろ?」
俺「ぴんぽーん」
火星「うむ、あの人間は厄介だ。調べてみて恐ろしい事が判った」
男「実は女だったとか?」
俺「ねーよ」
ヴァ「あの者は、固有結界を持たないのだ」
男「?なんでそれが恐ろしいの?だって、神でだって使えるのは少ないんでしょ?」
火星「逆に考えるんだ。使えないって事は、持ってない事ではない」
ヴァ「それは『使えない』だけであって、『作動させる』事が出来ないだけないのだ」
男「つまり、誰でも持っているけど、自覚して使いこなせる者が少ないって事?」
魔幼「そうなのれす」
男「ふーん。で、固有結界が無いってどーゆー意味になるのさ?」
ヴァ「つまり……」
火星「この世に……」
魔幼「そんざいしていないのれす……」
男「へ?」


屋上

俺「……~♪」
シュー「悲しい歌だねぇ」
俺「……~♪」
シュー「俺氏は、この世界をどう思う?」
俺「……~♪」
シュー「私はいいと思っているのだが」
俺「……~♪」
シュー「愛する者がいて、好きな食べ物がある。素晴らしい事ではないか」
俺「……~♪」
シュー「それなのに、行こうとしているのかね?」
俺「……~♪」
シュー「絶対の彼方へ」


一階廊下

男「存在しているのに、存在していない存在だっていうのか?俺君が」
ヴァ「正確には言えない。恐らくあの女は何かを違えて存在しているのだろう」
男「だから♂だと何度もいっとろーが」
魔幼「そんざいしていないのに、そんざいしているもの……」
男「どうしたロリ娘」
火星「何か心当たりがあるのか?」
魔幼「……かんがえたくもないのれす」
ヴァ「心当たりがあるのだな?」
魔幼「……きょむ」
火星「!!」
店長「!!」
ヴァ「!!」
男「……今明らかに変なの混じってたぞ」
火星「まさか……でもそんな……いや、しかし……」
ヴァ「だがそれしか……」
魔幼「あってはいけないのれす……」
男「おーい。また僕置いてけぼり?」
▼「俺様がいるぜ!」
男「きょむって何?」
ヴァ「虚無。存在しないのに存在するモノだ」


屋上

俺「虚しいと思わないか?」
シュー「何がかね?」
俺「存在しているとゆー事が」
シュー「そうかな?」
俺「そーだよ」
シュー「そうかなぁ」
俺「そうだよ」
シュー「そっかぁ」
俺「うん」
シュー「じゃあ、なんで俺氏はあんな事をしたのかなぁ?」
俺「……自己満足?」
シュー「あははー♪」


一階階段

男「存在しないのに存在している、か……」
火星「無い脳を絞っても答えは出んぞ」
男「あー、なるほど……」
ヴァ「どうしたのだ?」
男「つまり、これは観測者の法則なんだ」
魔幼「かんそくしゃのほうそく?」
男「俺君を認識する事によって、その存在が確立される」
火星「ほほう?人間にしては面白い理論だ。続けるがいい」
男「いや、終わり」
火星「……」
魔幼「……おもいつきなのれすね?」
男「てへ☆」
ヴァ「だが、悪くない」
男「俺君って、シュレティンガーの猫なんだ」
魔幼「にゃんにゃん」
猫「呼んだ?」
男「んじゃま、箱の中身を開けてみて、その答えを見て見ましょうかね」

男「ってか、火星タコに神の下僕。はたはロリ娘魔王を連れた人間のパーティーってどーよ?」
猫「わしもいるぞ」
▼「俺様も!」


二階廊下

男「……何あれ?」
魔幼「ぎんいろなのれす」
ヴァ「まさかあれは……銀色の馬車!」
男「何それ?それって美味しい?」
ヴァ「この世界を侵蝕しているモノは何を考えているのだ!この世界を冥府と繋ぐ気か!」
火星「冥府とは、確か人間や神界での死後の世界であったな」
男「で、あの黒衣の人は?なんか手が蒼く燃えてるのですが」
ヴァ「厭世の炎だ。触れれば因果から追放されるぞ」
マイケル「一撃必殺ktkr!」
男「まずお前が行け」げし
マイケル「おーぅ、のーぅ!」じゅっ
魔幼「じょうはつしたのれす」
男「……ん?僕何かしたっけ?」
マイケル「ヒドイでーす」
ヴァ「……」
火星「気にするな。此処はもう法や則が支配する世界ではない」


男「で、あれどうするの?」
ヴァ「私が行こう」
魔幼「おーおー。ヴぁるしゃんかっこいいのれす」
ヴァ「古来より、冥府の化け物と死闘を演じてきた我だ」
男「大丈夫なの?」
ヴァ「勝算は無い。だが、やるしかあるまい」
火星「無理だけはするなよ」
ヴァ「ふっ……。この私が心配されるとはな」
男「当たり前だろ」
ヴァ「何がなのだ?」
男「だって僕達、同じ学校の仲間じゃん」
ヴァ「仲間……?」
魔幼「ふしぎそうなかおしてるのれす」
火星「初々しいのう」
男「生き延びて。最後まで抗おう」
ヴァ「ふっ……。無論だ!」


屋上

シュー「お銀さんの事だよん?」
俺「それはお前が勝手にやった事だろう?」
シュー「なんだ。バレちゃってたんだ」
俺「ぷー」
シュー「ぷー」
俺「正直、銀の字の好意は痛い」
シュー「痛い?」
俺「痛みを伴う」
シュー「生きる事は痛みを知る事」
俺「違うな。死を学ぶ事だ」
シュー「死を学び、死の恐怖を克服するの?」
俺「そんな事出来る訳無いじゃん。終わりは誰でも怖いものさ」
シュー「俺氏でも?」
俺「俺でも」
シュー「嘘つき」
俺「ぷー」


二階階段

火星「急ぐのだ。ヴァルキリーの意気込みを無駄にする訳にはいくまい」
男「急いでるよ」
魔幼「だったらはしるのれす」
男「疲れるから、嫌」

?「イオナズーンッ!」どっかーん

男「んな?」
魔幼「ま、まほうなのれす!」
男「何でお前が驚くねん」
火星「使ってきた相手が問題だったからだろ」
男「ほえ?」
魔少「えいっ!メラ、メラミ、メラゾーマ!」どかんどかんどかん
男「あれれー?魔法少女が魔法使ってるよー?」
火星「言葉にすると矛盾が生じるな」
魔幼「れも、どーしてつかえるのれすか?」
火星「きっと、改竄しているモノが『魔法使えたら面白いんじゃね?』とか思っているのだろう」
男「……はた迷惑な。しかもよりによってあれかよ」
魔幼「ここはあたちがあいてをするのれす」
男「えーと、魔法大戦でも始めるの?」
魔幼「いくのれす!あたちがみんなをまもるのれす!」
火星「……」
男「いんじゃない?」
火星「行くか」
男「ああ」

魔少「イオナズン!ベギラゴン!マヒャド!」
魔幼「りふれく」
魔少「アッー!」

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