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21スレ目


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男「……なんで人を殺しちゃいけないのかな」
友「殺されたくないから」
男「相互扶助か」
友「簡単に人を殺すと共同体が成り立たなくなるから」
男「人を簡単に殺す時代もあった」
友「うん」
男「地を這う亡霊が奴を呼ぶ」
友「奴」
男「そこで青い顔をしている少女だ」
俺「…………」
友「…………」
男「お前確か霊感も強かったよな」
俺「つよくないですかってにせっていをつくるなせっていちゅうが」
友「まあ、命の尊厳の話なんだけどさ」
男「うん」
友「俺は人が死んだら悲しいよ。こんな異常なクラスでもさ。時々公安なんとか課を呼びたくなる。この魑魅魍魎どもをブタ箱にぶち込んで、平穏な生活に戻してくれと」
男「運命の繋がりはそれを許さない」
友「赦さない」
男「………そう、赦さない」

友「で、あいつの話」
男「うん」
友「なんで殺すんだ?」
男「知るか」
友「好きだからか」
男「かもな」
友「好きで好きで独占欲が強いから、自分のものにするために殺すのか」
男「そんなところじゃね。狂った女の狂った思考なんか分からんよ」
友「ついた先は地獄の門……殺が言ってた」
男「………地獄の門ね」
友「閻魔大王だな」
男「マザーグースだから多分悪魔だと思うんだけど」
友「…………」
男「…………」
友「………今、凄い嫌なインスピレーションが」
男「来たな」
友「…………」
男「直感だ。直感は酷い。おかしな世界ではおかしな理屈がまかり通るよ」
友「………美少女」
俺「おかしな出来事を一言で表しましょう」

俺「これは裁きです」

俺「空を見てください、空気が渦をまいています。裁きの合図です」
男「嫌だな」
友「早く家に帰ってウイイレやりたいな」
男「…………」
友「………狂、死ぬかもな」
男「…………」
友「私、予感がします」
俺「ラノベは嫌い」
男「まあそう毛嫌いするな」
俺「俺、覚悟決めたわ」
男「……………」
俺「狂うに得物返して、命殺られたるわ」
男「なんで関西……?」
俺「自分も覚悟しぃや」
男「何を」
俺「狂を受け入れるかどうか」
男「……………」
俺「あんなんがいる事自体おかしい。殺すなり埋めるなり檻や病院にブチ込むなり手段は色々あんねん。てかマトモならそうするわ」
男「……………」
俺「せやけど俺らの赤い糸はぶっとい」
男「………わかったよ」

俺「まあ、遠足だと思えば楽なんだぴょん」
男「そろそろキモい」
俺「マジ?」
男「いや、可愛かった」
俺「こっちは命かけてるからね……緊張もする」
友「とりあえず、どうする?」
男「糞甲冑と軍師とミリ子は抑えとく」
友「殺は」
男「一応コンタクトとっておく」
友「他には」
男「Bを」
友「盾か」
男「うん」
友「獣を捕まえるだけなのに」
男「その後で国家権力もまかないと」
友「やっぱりまくつもりだったんだな」
男「それが可能な人材が揃いぶみ」
俺「いいものいっぱい垂れ流しだな」

男「じゃあ動くか」
俺「まずは兵糧を……」
男「腹いっぱい食っとけ、これが最後になる」
俺「………あの」
男「何」
俺「まさか俺、マジに死ぬなんて事ないですよね」
男「…………まあ、優の事もあるから」
俺「…………」

女「ほら、みてみ、銀紙で作った『悪魔』」
狂「……………」
女「………あんたさ」
狂「なあに?」
女「何を考えてるかはどうでもいいけど」
狂「うん」
女「そろそろ帰りな」
狂「えっ………?」
女「帰る場所があるでしょう」
狂「うん」
女「帰る土地があるでしょう」
狂「うん」
女「だったら帰りなさい」
狂「…………」
女「近くに駅があるから。そっから元の町まで二時間で着くから」
狂「…………」

女「…………」
狂「………えへへ、こんばんわ♪」
女「……あんた駅で別れたよね」
狂「うん」
女「また帰ってきたの」
狂「うん」
女「なんで」
狂「お姉さんのこと、好きだから」
女「聞いたよ」
狂「お姉さんは私の事、嫌い?」
女「嫌いじゃないよ」
狂「じゃあ………えへへへ」
女「…………」
狂「お姉さん、最後だよ」
女「…………」
狂「お姉さんの名前は?私聞いてなかった」
女「教えない」
狂「けち」
女「名前は捨てたのよ。呼びたかったら『銀紙のお姉さん』とでも呼んで」
狂「かっこいい♪」
女「…………」
狂「何?これ?うん、拾ったのよ。最初の町で。いつも使ってるのが無いから………使いづらいのよこの果物ナイフ。お勧めはしないわ。私記憶はよく飛ぶの。狂ってるとはよく言われるけど、記憶が飛ぶのは狂ってるとは関係ないわよね?」
女「…………」
狂「私は正常よ。最初は女子高生二人。次は変態ぽいおじさん。その次は警察官さん。ただ、記憶がないのよ。死んだのは知ってる。でもどうやって殺したかは覚えてないの」
女「…………」
狂「ねぇ聞いて。私は正常よ。使ってる枕が変わると寝付き悪いでしょう?きっとそれと同じ事。えへへー♪」
女「…………」
狂「銀紙のお姉さん、大好き」

プルルル…
男「はい」
狂「あ、男くん久しぶりー♪」
男「…………狂?」
狂「うん。何日ぶりかなあ」
男「…………」
狂「今ね、少し遠い所にいるの」
男「何処だよ」
狂「分からないの。なんかね、銀紙が好きなお姉さんと一緒にいたの」
男「………は?」
狂「それでね、私、いつも使ってる奴とられちゃったでしょう?で、違う奴使ってたんだけど、そしたらなんかね、記憶がいつもより多く飛んじゃって」
男「………やっぱり、相変わらずなんだ」
狂「………ついさっきも記憶飛んじゃったしさ」
男「何だって?」
狂「なんでもないよ、こっちの話………」
男「………お前、警察に追われてる」
狂「え?」
男「今テレビ見てる。お前のいるあたりだと思う。今日ローラー作戦をやるみたい」
狂「………あっちゃー」
男「…………」
狂「じゃあもう、すぐ電車で帰るよ」
男「………そうか」
狂「着いたら男くんに会いたいな」
男「………ああ」
狂「じゃね。ばいばい」
男「ばいばい」