新ジャンル学校まとめ @wiki

21スレ目そのに

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
男「………狂が帰ってくる」
友「………」
男「準備は出来てるか」
友「とりあえず」
軍師「予想より早いんですね」
男「悪いな」
軍師「いえ、策に変更はつきものです。問題はありません」
友「流石」
軍師「とりあえず、学校に誘い込めばいいのですね」
男「うん。つうか、狂は呼んだら来るから、お前はうまく国家権力を撒いてくれ」
軍師「分かりました」
男「で、お前は」
俺「…………これを渡す」
男「とりあえず善処するけど」
俺「速攻で逃げるか、諦めるわ」
軍師「大丈夫ですよ、腕利きのスナイパーも配置についてますから」
男「その後……指定した場所に監禁」
友「監禁」
男「うん」
友「まあ警察につきださないならそれが普通か」
男「うん」
友「今、正常な感覚が取り戻されてなかった」
俺「正常はもうおしまい」

友「………全員配置についた所で聞きたいんだが」
男「ああ」
友「警察に追われてるよな」
男「ああ」
友「お前が通報したんだっけ」
男「アイツを追い立てる為にと思ったんだがな」
友「………」
男「実際分からん。警察に追い立てられて帰ってきてるのか、それとも、単純に自分探しの旅に出てて、自分が見付かったから帰ってくるのか、それとも自分が見付からなかったから諦めて帰ってくるのか」
友「じゃあ尻拭いか」
男「多分」
友「まあいいんだけど」
男「……………」
友「どうする」
男「………まだ迷ってる」
友「まあ」
男「とりあえず匿うとこまでは考えた。その後で、今まで通り目を瞑ってアイツと接していいものかと思うと」
友「迷うか」
男「迷うな」

俺「寒い」
ヴァ「そうか」
俺「あの、真上から声かけられるとビビるんですけど」
ヴァ「そう指示された」
俺「なんで俺だけ中庭待機なんだよ!中に入れろ!」
ヴァ「聞いた話だとお前が今回の騒ぎの原因なんじゃないのか、慎め」
俺「黙れ糞甲冑!パンツ見えてるぞ!」
ヴァ「姿消してるから見えるわけないだろう」
俺「…………」
ヴァ「大体パンツって何だ」
俺「下着」
ヴァ「下着って何だ」
俺「…………」

ザッ

殺「男君に呼ばれたんだけど」
俺「おっぱい揉ませて」
殺「……いいわよ」
俺「まじ?」
殺「あなた、今夜死ぬんでしょ」
俺「……………」
殺「で、何」
俺「獣を檻に囲うんだ」
殺「あ、そ」
俺「協力してくれないの?」
殺「いやよ。見物に来ただけだもの」
俺「…………」
殺「それにしても、つまんないわよね」
俺「うん」
殺「捕まえるだけなのね」
俺「うん」
殺「つまんない」
俺「……………」

殺「私には関係ないけどね」
俺「……なあ」
殺「何よ」
俺「お前は何で殺すの」
殺「……何かさ、殺さないと、生きていけないの」
俺「サソリがムカデを殺すように?」
殺「多分、原始的な人間なのよ私。現代人とは遺伝子が違うんだわ」
俺「あっそ」

殺「で、つまらないなら帰るわよ」
俺「…………あのさ」
殺「何」
俺「あの二人は優しいからさ、何も触れないけどさ、俺は違うんだよね」
殺「…………」
俺「悪い癖は直らんわ」
ヴァ「おい、貴様」
俺「何だ」
ヴァ「何を考えている。やめろ」
殺「あれ、いたんだ人外」
俺「捕まえるだけじゃもったいないぜ」
ヴァ「お前がそうやって適当に物事を転がしたせいで何人死んだ!」
俺「それは反省してる。大丈夫、悪いようにはしない。確信がある」
ヴァ「止めろ」
俺「狂の家を見たか?あれは酷いよ。人が住んでるのに住んでない。行きてるのに生きてないみたいな。ありゃ過去だね」
ヴァ「止めろ」
俺「過去を切り捨てちゃ駄目だ。過去がある。アイツの過去を救わないと。優の事もある。根本的な解決にはならないよ。その為なら…………命すらかける」
ヴァ「止めろ!」
俺「ワクワクしてきたよ。才能に魔が刺して来た。おい、殺よ」
殺「何」
俺「協力しろ」
殺「分かった」

俺「殺よ、ここは任せた!愛してるよ!」
殺「私も」

ダッ!

ヴァ「クソ、逃がした………」
殺「アナタ、彼の護衛兼監視役だったんだね」
ヴァ「…………」
殺「私、神殺しはやったことないわ」
ヴァ「…………」
殺「私はあの子の友達だからね、あの子がつまらない事に巻き込まれるのは嫌なのよ」
ヴァ「…………」
殺「どう?やる?」
ヴァ「……仕方ない」

バキュン!

殺「!」
ヴァ「……ああ、ミリ子が居たのを忘れていた」

キュン!キュン!

殺「くっ!」
男「甲冑!こっちだ!」
ヴァ「!」
殺「あっ!」

キュン!

殺「……逃がしちゃった」

ブロロロ……

男「……ああ、今学校でやりあってる。ミリ子を逃がして合流させて欲しい」
軍師『分かりました。十五分ほどで片付けます』
男「悪いな、忙しいのに」
軍師『いえいえ、これも想定の内です』
男「本当か、凄いな……」

ピッ

男「……軍師に連絡をとった。十五分で済むそうだ」
友「あいつって凄すぎだな。車まで用意しとくとは」
男「ところで、お前さ、免許持ってたっけ」
友「右がアクセルで、左がブレーキだろ」
男「…………」
ヴァ「済まない、私の不注意だ」
男「いや、有りうる話だから、あんま気にすんな」
友「しかしあの美少女、いい加減沈めるか」
男「駄目だ」
友「駄目だな」
男「つうかあいつ足早すぎ……」

友「つうか、何処だよ奴は」
男「軍師が言うには、駅裏の廃ホテルらしい」
友「なんでそんなの分かんのさ」
男「何か、アイツがずっと気にしてたんだって」
友「ふぅん」
男「と言うか、発信機?みたいなのつけてたとか何とか」
友「サイバーだな」
男「まあ、俺たちの目的は元々、『警察にばれないよう狂と接触、監禁する』だから、学校が廃墟に変わっても構わんわけだが」
友「……………」
男「今回はさ、何かアイツの思い付きの方が正しい気がする」
友「俺も」
ヴァ「そうなのか?」
男「うん、ちょっとだけだがな」
友「かわいいは正義」

?『こちら駅前です……今目標、確認しました』
軍師「了解。では、さっき言った通り、予定変更、目標を廃ホテルに誘導」
?『了解………はわわっ』
軍師「どうしました?」
?『ふえ~、双眼鏡落としちゃったよぉ~』
軍師「リュックの中を見なさい」
?『リュック?……ああっもう一個入ってる!』
軍師「こんな事もあろうかと、用意しておきました」
?『…………ふえっ、また落としちゃったよ~』
軍師「……………」

狂「帰ってきたよー、あれ男くんがいない」
狂「……なんか駅前が騒がしいや」
狂「………ああ、そっか、みんな私を探してるんだね」
狂「じゃあ、道を避けて行かないとね………」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー