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22スレ目そのに


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友「誰か来る」
男「…………」
?「あれー、どこだったっけな………おかしいな………」
男「………?」
友「女の人だ」
男「…………」
女「……ん?アンタたち何してんのこんなとこで。3P?なら私も混ぜなよ」
男「はい?」
女「冗談。変な顔するな」
男「…………」
女「あ、聞きたいんだけどー、駅裏のホテルって何処にあるか知ってる?一件しか無いからすぐ分かるらしいんだけど」
男「ホテル?」
女「昔来た事あるんだけどね、忘れちゃったんだ」
友「ホテルって駅裏の廃ホテルの事か」
女「えっ、廃、って事は、潰れた?」
友「らしいです」
女「そっか………まあ関係ないけどね………つかアンタ達マジで何してんの?この時間にこんなとこで。警察呼ぶよ」
男「いや、ちょっと用事があるんですよ」
女「あっそ、後ろの娘は………うわ、何それ、鎧?コスプレ?今流行りのヤツ?アンタたち何?アキバ系とか?」
男「………。まあそんなとこです」

女「………。あ、また聞きたいんだけど」
男「はい」
女「その娘とおんなじ制服で、ボロいナイフ持ちのちょっとイカレてる女の子知らない?」
男「え………」
女「なんかね、頭おかしいんだけどー、月みたいに美しいの」
友「…………」
男「……どういう関係なんですか」
女「ちょっとねー、ワケありってんじゃないんだけど、二、三日一緒にいたのよその娘と」
友「………アンタ名前は」
女「名前?名前は捨てたのよ、ごめんね。ギンガミのお姉さんとでも呼んで」
男「茶髪じゃん」
女「本質を見なさい」
男「………?」
女「アンタたちあの娘、知ってるよね」
友「…………」

男「………アイツに何の用だ」
女「いや、別に用はないと言うか……何と言うか、まあ、こっちも忙しいのよ、てへへ」
友「……どうする」
男「さあ」
女「悪いようにはしないよ、多分」
友「……アンタが知ってるかどうか知らないけどさ」
女「何よ」
友「アイツ、ヤバいんだ。アンタが思ってる通りだよ」
女「まあね……私も刃物向けられたしね……ここ来るときも検問ヤバかったし、つか、あの検問って、もしかしてあの娘の為?」
男「ああ」
女「それは凄いわ………でさ、ホテルどこ?」
友「そこの通りに出てすぐだ、そこにアイツも居るよ」
女「あっそ、ありがと。アンタ達も来る?」
男「え?」
女「アンタ達もあの娘、探してるんでしょ。車おっきいからさ。乗りなよ」
友「でも………」
男「なあ」

ヴァ「止めろ!」
男「!?」
ヴァ「その女に近づくな!」

ヴァ「その女………人間じゃない」

狂「えへへー♪」
俺「…………なあ」
狂「諦めなさいよー」
俺「……今マウントポジションだよな」
狂「うん」
俺「………騎乗位」
狂「もぅ、エッチーなんだから、あは」
俺「俺、これから意識無くなるまで殴られ続けるんだよな……」
狂「やぁよ。私の拳、そんなに強くないもの」
俺「……。……牛丼食いてえ……」
狂「びぃーえすぃいー♪」
俺「一応忠告しとくけどさ……」
狂「何よ」
俺「騎乗位はやめとけ」
狂「だからーマウントポジションって言うのーこれはー。このムッツリ」
俺「ガビーン」
狂「今から意識無くなるまでー、これで刺し続けるから」
俺「あっそ」
狂「えへへー♪」


俺「俺が死んだら……お前の得物は腰に差してあるから……」
狂「うん」
俺「それから……妹に伝えてくれ……『お前の歯ブラシ、オクに掛けて悪かった』って……」
狂「うん」
俺「週に四回は墓参りに来て……エクレアを備えてくれ、って……優しかった兄の為に……死ぬ気で稼げって……」
狂「うん」
俺「それから……親父とお袋にも……『お前ら家空けすぎ、我が家をセカイ系にしたいのか』って……それから姉貴に……『弟の女装動画をnyに流すのやめろ、六割はこっちに回せ』って……それから……」
狂「長いよ」
俺「……じゃあ、お前に」
狂「うん」
俺「俺のこと忘れないでくれ」
狂「忘れないよ絶対。忘れるわけないじゃない」
俺「…………」
狂「死んだら皆私の中で生き続けるわ」
俺「…………」
狂「例えば優ちゃんも」
俺「…………」
狂「クラスメイトがいるんだから、辛くないわよ」
俺「独占欲が強すぎるよお前」
狂「…………?」


俺「独占欲が強すぎるって言ったんだ」
狂「…………」
俺「何でお前は殺す?」
狂「…………」
俺「殺して、自分のものにしたいんだろ」
狂「…………」
俺「……違うか」
狂「……私は独りだったの」
俺「…………」
狂「私はいつも独り。家に帰っても独り。学校には友達はいるけど、結局独り。今だって独りなのよ。あなたは今、私の股の下にいるけど、それでも独りなの。ただ、死んだ人達が私の中にはいるの。分かる?」
俺「分からんな、やっぱお前は狂ってる」
狂「寂しいの。孤独なの。分からない?狂ってなんかないわ。私は正常よ」
俺「お前は異常だ」
狂「私は正常よ!!!」

ザクッ

俺「ぐっ……」
狂「あ、ごめんね、外しちゃった……」
俺「………そんな可愛い顔するな」
狂「本当?うれしい♪じゃ、今度は当てるね………」
俺「…………」
狂「………今日は記憶飛ばなくて済みそう……」

俺「……お前、記憶が飛ぶのか」
狂「うん、ここ最近」
俺「……殺そうとすると」
狂「うん、この果物ナイフが悪いんだね」
俺「何の関係があるんだ」
狂「知らないよーだ。あははは♪」
俺「…………」
狂「じゃ、そろそろ」
俺「……狂よ」
狂「もー、今度はなに~」
俺「愛してるよ」
狂「………残念です。私には心に決めた人がいるから」
俺「知ってる」
狂「でも、あなたの事も少し好きよ。じゃないと殺せないじゃない」
俺「………どうかな」
狂「ん?」
俺「愛ゆえに、お前は殺せないよ」
狂「逆ー。愛ゆえに、ズタズタに切り刻むわ」
俺「………ふぅん」
狂「もういいかな」
俺「…………」
狂「……じゃ失礼して……」

グッ

狂「ありがとう。私の事気にしてくれて。嬉しかったよ。バイバイ」


男「え?え?今何て?」
友「何言ってんのヴァル?」
ヴァ「二人とも、その女から離れろ。そいつは人間じゃない。悪魔だ」
女「……。……悪魔じゃないんだけどなー……」
ヴァ「同じようなものだ」
女「……あ。さっきはよく見てなかったけど、アンタも人外じゃない」
ヴァ「…………」
女「人の事言えないし……」
ヴァ「黙れ!貴様と比べられてたまるか!」
女「……………」
男「……全然話が見えないんだが」
友「……うん」
ヴァ「こいつが悪いんだ」
男「え?」
ヴァ「こいつが今回の事を全て仕組んだんだ」
女「人聞きが悪いよ……。私は役目を果たしただけじゃない」
友「役目…?」
女「そ。自分で散らかしたゴミは片付けないといけないでしょ。だから片付けに来ただけよ」
友「……?」
ヴァ「こいつの話をマトモに聞くな。どうせ意味は無いんだ。『退屈だったから』とか、そんな理由に決まってる」
女「失礼ね、マジに後始末だって」
ヴァ「じゃあ何で狂に付きまとう?」
女「だから、それも後始末の内だって」
ヴァ「説明になってないぞ」
女「アンタに話す義理なんかないもんね」


ヴァ「……お前の目的は何だ」
女「だから後始末。片付け。何度言ったら分かんのよ」
ヴァ「はっきり言え」
女「……過去の清算よ」
男「…………あ」
友「どうした」
男「もしかしてアンタ」
女「ん?」
男「………閻魔大王?」
女「………。違うわよ………」
男「あ、そ………」
女「どっからどう見ても私って雌じゃない」
男「失礼しました」
女「殺すわよ」
男「へっ?」

ガキンッ!

ヴァ「クッ……!」
男「えっ!?な、何?」
女「あ、アンタって他人守る方のキャラだったんだ」
ヴァ「早く下がれ!」
男「え、うん」
女「軽い冗談だったのに、そんなビビんないでよ」
男「あ……」
ヴァ「喋るな!こいつは今、お前の頭を砕き飛ばそうとしたんだぞ!?」
男「え……」
ヴァ「こいつは……自分の計画に関係無い人間は容赦無く殺すんだ」
女「………。まあ、それは、否定はしない」


友「お、おい、ヤバくね?」
男「うん、ちょっと、かなり」
ヴァ「……動くな、動くと殺すぞ」
女「死なないわよ」
ヴァ「…………」
女「………まあ、ちょっと悪かったとは思ってんのよ、無駄に死人が出たのはさ」
ヴァ「…………」
女「私が悪いんじゃないんだって、悪いのはアンタ達の彼女よ」
男「え?彼女?」
女「ほら、アンタ達といつも居る娘よ。何のプレイか知らないけど男の制服なんて着せてさ。どっちが変態なのよ。言いなさい」
友「……。いや、アイツ、あれで男なんです」
女「嘘つくと頭ブッ飛ばすよ」
友「ひっ!」
ヴァ「………。悪いがそれについては事実だ」
女「あははは、まさか」
ヴァ「…………」
女「……え、マジ?」
ヴァ「…………」
女「信じらんないよ……。道理で………」
ヴァ「…………」
女「あーあ………それは誤算だった………」