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新ジャンル「てけてけ」2

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:09:54.19 ID:gAqRYD/00


          休憩





52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:10:50.73 ID:gAqRYD/00
ハッピーエンドにしようか、それとも鬱エンドにしようか迷ってる俺


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:12:54.24 ID:2toBb5dSO
泣ける方で頼む


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:12:54.65 ID:DnIPdxJaO
この手のスレに弱いわ…
カーナビ擬人化の話でマジ泣きした漏れw


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:13:15.15 ID:GmLk2hc+O
52
ハッピーエンドにしないと怒るよ?


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:18:41.87 ID:gAqRYD/00
いつからだったのだろうか。

彼女は時々じっと俺の顔を見るようになった。
どうした?
思わずたずねてしまった。
「え?」
え?じゃない、俺のこと時々見てるだろ。
「え、そ……うかな?」
自覚がなかったのか?
「ううん、でも、あなたのこと見てたらちょっと幸せになるの」
恥ずかしいセリフを躊躇もなく述べる。
まぁそこも魅力の一つなんだけどな。
「ねぇ」
今度は彼女が尋ねる番だ。
「なんで、私のためにここまでしてくれるの?」
直球だな。
「……答えて」
彼女は正直に俺の質問に答えてくれた。
だから俺も正直に答える。
そうしてると、幸せに感じるからだ。
「……変な人」
お前もな。
そう言って、二人で笑った。


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:20:45.88 ID:DnIPdxJaO
BADに進んだ気がするwww


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:23:36.00 ID:gAqRYD/00
今日は雨だ。

だから外に出ることはできない。
だけど、不思議と残念な気持ちにならなかった。
それは、彼女も同じようだった。

俺は不意に彼女を抱きしめた。
はっ、と息を呑む少女。
しかし、すぐに緊張は解け、俺を抱きしめ返す。

それは決して煩悩的ものじゃない、優しい抱擁。
命を感じない少女の肌は、ひんやりとしていて気持ちよかった。

「ありがとう」
こちらこそ。

雨の奏でる音色、それは美しい旋律に感じた


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:28:23.04 ID:gAqRYD/00
いつの間にか寝入ってしまっていた。
目をゆっくりと開け、彼女の顔が目に入る。
「おはよ」
おはよう。
俺は彼女のことを好きだ。
たぶん、彼女も俺のことを好きでいてくれてるだろう。
だけど、そこから進まない。

進んじゃいけないような気がしていた。

その気持ちが顔に出てしまっていたのか。
「どうしたの?」
なんでもない
「……涙」
ふと、頬を伝う雫。
ごめん。
「別に、いい」

俺は彼女のブランチを作り、いつものように登校した。


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:31:18.17 ID:gAqRYD/00
「おかえり」
帰宅し、彼女の部屋に入ると、俺を見てそう言った。
ただいま
微笑み返して俺はそう答えた。
いつものように、彼女が残りのご飯を食べるのを手伝い、俺は家事をする。

今日は晴れだ。
今日はどこに行こうか。

そんな想いと共に、太陽は沈んでいく。


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:34:16.20 ID:gAqRYD/00
さて、続きを考えるか。

ちなみに少女の名前は芍薬(シャクヤク)
青年の名前は百合(ユリ)

男なのにユリって名前は変かな?と思ったけどしっくり来た


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:38:32.14 ID:gAqRYD/00
願いを重ね、時を重ね、夢を重ねていく。

気がつけば俺がココに来てから、半年以上がたっていた。
それだけの経験を、彼女と共に繰り返したんだ。

いつも幸せだった。

彼女の顔からもいつしか寂しさは消えていた。
俺も彼女も、互いのことが必要だった。


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:43:13.06 ID:gAqRYD/00
「ねぇ」
ふと、彼女が尋ねた。
なんだ?
「私も、学校……行きたいな」
………
「ごめん、無理だよね、わかってる、聞いてみただけ」
なんで、急に?
「羨ましかったの」
羨ましかった?
「なんで、私はこんな限られたことしかできないんだろう」
涙が溢れていた。
自分の体に対する悔しさか。
俺に対する羨望か。
それとも、

言葉にしてしまった後悔か。

俺はそっと彼女を抱きかかえる。
ごめんな
何もできなくて
「ううん」

時計が針を進めていく音と、彼女の咽び泣く声だけが、部屋に響いた。


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:49:49.74 ID:gAqRYD/00
翌日、俺はいつものように帰宅した。
『おかえり』
その言葉を期待して、俺は部屋のドアを開く。

だが飛び込んできたのは言葉ではなかった。

どうしたんだ!!
寝台から落ちて、苦しそうに肩で息をする彼女に俺は駆け寄った。
「ぅ………ぁ……」
まともに言葉すら発することもできない。

俺は彼女を寝台に寝かせた。
今までも冷たかった彼女の体が、まるで氷のようになっていた。

色白の肌は、もはや色素を失っていた。


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:51:05.16 ID:1kn83Ge1O
80
( ゜Д゜)


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:52:18.05 ID:gAqRYD/00
「ごめん…ね?」
少女はようやくそう呟いた。
喋るな
彼女がどうしてこうなったのか、俺は知らない

妖怪でも病気になるのか?
そんな話聞いたこともない。

どうすればいいどうすればいいどうすればいい

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

俺はただ弱っていく彼女の手を握っていることすらできなかった。


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:52:37.21 ID:DnIPdxJaO
BADキター。・゚・(ノД`)・゚・。



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:53:42.64 ID:j2+fU4Rx0
BADかよ・・・orz


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:55:45.91 ID:gAqRYD/00
ただ、突っ立っているだけ。
呆けているだけ。
弱っていく彼女を眺めているだけ。

動けよ、俺の体!
何か喋れよ、俺の口!

どうしよう、どうすればいい?
必死に口から捻り出した言葉。
「そばに……いて」

わかった

俺は彼女の額に手を置いた。
手が痛くなるほどに冷たかった。

冷え切った、そんな生易しいものじゃなかった。
まるで氷の塊、ドライアイスの塊の様に、冷たくなっていく。


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 10:58:23.21 ID:gAqRYD/00
冷たくなっていく少女の目が俺を見る

「 あ り が と う 」

その言葉を最後に少女は消えた。

まるで氷が砕けたように

まるで鏡が割れたように

パリンと音を立てて消えた




ただ、俺は泣くことすらできなかった。


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 11:00:22.05 ID:DnIPdxJaO
。・゚・(ノД`)・゚・。



93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 11:00:29.46 ID:gAqRYD/00
まるで世界が終わってしまったかのように感じた。
数時間の間、ただ俺は立ち尽くしていた。

何も、できなかった?
ようやく頭の思考が戻ってきた。
そんな頭が最初に捻り出した言葉

俺は、何も、してやれなかった?

涙が止まらなかった。
ただ、ただ、止まらなかった。


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 11:02:48.97 ID:gAqRYD/00
翌日、俺は学校を休んだ。
心配した友達が送ってくれたメールに返事すらかかなかった。
ずっと、ずっと、ただ泣いていた。






3日後、俺は学校へと重い体を引きずっていく。
まるで世界から色がうせてしまったように、感じていた。


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/18(火) 11:04:23.73 ID:VbTMm7y3O
工工エエエエ(;´A`)エエエエ工工


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