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ねこつん35


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あらすじ

空に大輪の花火の下、やっとこ登場猫一匹

そして男への想いを胸に秘め
ホテルの最上階に待つ自分のお見合い相手

そしてシュー・佐藤さん・鮫子の三人夜の星の下
シューの想いと願いに

恋する乙女三人衆
ヒート・ミリ子・荘厳もまた動き出す

恋する乙女は神の如く

二度目
異星人三人衆を降ろした後、再び貧嬢はエレベーターで最上階
チンという音と共に降りる使いのものと貧嬢

この廊下の向こうに、貧嬢のお見合い相手
少し足取りが重い

使 「さ、中のほうへ・・・」
ギギギとわざとらしい重奏感あふれる音を立てながらドアが開かれる

貧嬢
少し前までは社交界においてその美しさと教養
没落した今とてその評判は落ちていない
家族の不慮の事故と親族の裏切りにより、地に落ちる事となる貧嬢

小さい兄弟の為に、このホテルのオーナーの「太田家」に嫁ぐ事になる

貧嬢 (・・・覚悟を決めなさい・・・私)
すっとそのドアをくぐり、奥のソファーに下品に座る太めの初老の男性

このホテルのオーナーであり・・・貧嬢の義父となる男

太田父「グヒョヒョー!久々じゃのう・・・お嬢」
貧嬢 「お久しぶりですわ・・・太田様」

太田父はびょんと立ち上がるといきなり近づき貧嬢の手を荒々しく取る

貧嬢 「ちょ・・・痛いですわ・・・」
太田父「グヒョヒョー!悪い悪い・・・さあさあ・・・座りなさい・・・」

貧嬢は無言で革張りのソファーに腰を下ろす
その対面に太田父は座り、前のめりになりながら貧嬢の前進を舐めるように見つめる

太田父「いささか・・・地に落ちたとはいえ・・・その美しさは変わらいんやなぁ!!
下品な京都弁だ、大阪の匂いのする言葉遣いに少し嫌悪感

貧嬢 「いえ・・・今日はお誘いいただき・・・ありが」
太田父「かまわんのう!そんなんどうでもいいねん!いい加減ワシの息子と顔合わせせねばなぁ!」
ドスの利いた声で貧嬢の言葉を遮る

太田父「ワシの息子もいい年やし・・・あいつは少し変わっておってなぁ!」
貧嬢 「・・・」
太田父「まあ!現役の女子高生となりゃあ!ワシもあいつも満足するわい!げひゃひゃ!」
少し貧嬢の目が険しくなる
その時奥の部屋から声が聞こえた

太田 「はいるぞ・・・」

一瞬目を疑った
奥の部屋から出てきたのは・・・・教師の太田
あの新ジャンル学園内においてトップオブザ変態、略して末期

あの教師の太田が入ってくる

太田 「・・・ふん」
太田は少し貧嬢を見下すように見ると、鼻で笑う

貧嬢 「おお・・・た先生・・・?」
太田父「ぐわっはっはっは!どうじゃい!びっくりしたか?ワシの息子じゃ・・・」
太田 「・・・ウヒヒ」

貧嬢は少しふるふると震えながら太田に問いかける

貧嬢 「お・・・太田先生が・・・その・・・息子さんだったなんて・・・」
太田 「はん!俺は社交界のつまはじきものだしな!顔を合わす事なんて無いわい!」
太田父「お嬢と同じ学校と聞いた時はびっくりしたわい!ぐっわっはっはっは!」

そして太田もまた貧嬢の前進を舐めるように見つめ、鼻で笑う
貧嬢は自分の選んだ地獄への道
その見えた闇に少し体を震わせた

所変わってツン・男・猫三竦み

ツン 「きゃっ!!」
猫  「おう、久しいな・・・」
ツン 「あ・・・アンタ・・・猫ぉ!?」
猫  「いや、猫は猫だが・・・」
ツン 「そ、そういう意味じゃなくて!!」

頭に乗った猫に向かい話しかけるツン子
頭の上から語りかける猫

男はぽかんとその風景を見つめる

男  「ね・・・猫がしゃべってる・・・」
猫  「うっさいわい猿風情が・・・」
ツン 「ぷっ・・・猿・・・・ふふ」
男  「さ!猿ってどこがだ!!むしろカッチョイイ人間様だ!」
猫  「自走式の下半身が・・・」
ツン 「ど!どういう事よ!!男!!」
男  「なんだよそりゃ!自走式って!!」
猫  「節操無いってこっちゃ」
ツン 「アンタ・・・もしかして・・・」
男  「ち!違うわ!俺はどこに出しても恥ずかしい童貞d・・・」

時が止った

猫  「ま、確かに恥ずかしいわな・・・今とか・・・」
ツン (真っ赤)
男  「どどどど童貞ちゃうわ!!」
あわあわと慌てる男

ツン 「・・・童貞・・・じゃない・・・の?」
男  「うえっ!!その・・・あの・・・えっと・・・」
ツン 「誰かと・・・その、えっちなんかしちゃったり・・・その」
猫  「やっぱ自走式じゃ」
ツン 「・・・うう・・・」
男  「ど・・・童貞です・・・」
男がさめざめと泣きながら答えたその時
猫がツン子の両方のツインテールを引っ張る

ツン 「にゃああ!!い、痛いわよっ!!」
猫  「ほれ・・・今がチャンスじゃ・・・」
ツン 「え・・・?」
猫はひょいっとツン子の頭から飛び降りる
そして尻を向け振り返りながら

猫  「幸せのチャンスだ、逃すなよ、小娘」
ツン 「猫・・・」
猫  「幸せに、なりぃ」
猫はしっぽを右左、まるでバイバイの様に振って、向こうへ歩き出した