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シーン2-1


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シーン2  VSキャスター&蛇(前哨戦)

キャスト
士郎=俺
凛=ツン
セイバー=素直クール
キャスター=魔王幼女
そういちろう=火星人(シオン)
一成=友

友「おーい、いるかー?」
俺「ん、なんだよ? こんな休日に俺の家に何か用か?」
友「先ほど、シオン先生に生徒会の用事で呼ばれてな。ついでに休日のお前の顔でも見ようかと・・・」
俺「そうか。あの先生も学校にいるのか」
友「ああ。今朝も早く出かけて行ったよ。お前の知っての通り、生徒会はいつも・・・」
俺「ちょっと待て。なんで先生が出かけたって知ってるんだ?」
友「同じ屋根の下で暮らしているんだ。知っているのは当たり前だろう」
俺「何ィ!?」
友「ん、言ってなかったか。実は、シオン先生は3年ほど前から、我が柳洞寺に住んでるんだぞ」
俺「後ろの処女は無事か?」
友「いや。もちろんご立派な触手で幾度と無く掘られた。しかしお前に対する愛は変わらないぜ」

俺「柳洞寺のマスターがあの火星人の先生なのか?」
ツン「う~ん、先生は魔術師じゃないけど・・・確かめてみる価値はあると思う」
俺「確かめるって、どうやって?」
ツン「シオン先生は学校にいるのよね。手を回して帰りが遅くなるようにするから、そこを襲撃する」
俺「もし、マスターじゃなかったら?」
ツン「かるーくガンドを撃ち込むから、間違いだったら2日は風で寝込むでしょ。
   わたしも手加減するようにする。・・・ためらってる場合じゃないわよ」
俺「・・・」

―――夜。帰りが遅くなったシオン先生が通る細く、薄暗い通り。すでに明かりが消えた電飾看板。
ほのかに光を放つ自動販売機。それらがこの通りの不気味さをより強調してくれる。
そして、俺は木刀一振りのみを手にしている。

ツン「このあたりは結界で覆っておいた。外から見られたらアウトだけど、防音だけは完璧だから」
俺「なあ。本当に先生が柳洞寺のマスターなのか?」
ツン「うるさいわね。愚図愚図してるとモテないわよ」

その時、革靴がコンクリートをたたく音、足音が聞こえてきた。
先生、火星人シオンは路地に隠れている俺たちに気がつかず、ただ通過していく。
10mぐらい距離が開いた頃、ツンが路地から飛び出し、人差し指をシオンに向ける。

誰もが子ども時代にやったであろう、手で銃の形を模す遊び。
ツンの指から、まさに銃弾のように紫色のような塊が飛び出す。
それはまさに銃弾のように、無防備なシオンの背中へ突進していく。

ちなみに、これはガンドという呪術の一種。
本来は対象の体調を崩す程度なのだが、ツンの魔力の密度が高すぎるために、
銃弾のように飛んでいき、直接的なダメージを与えるらしい。

まさにガンドがあと0.5秒でシオンに接触しようというところだった。
何も無いはずの空間からマントが出現し、ガンドを無効化してしまった。

ツン「無効化した!?」

マントは一度へたりと地面に落ち、今度は地が隆起するように盛り上がっていく。

魔幼「あうう・・・防御がちょっとだけ間に合わなかったです・・・」
俺「あ、あの子がキャスター? かわいいな」
ツン「ときめくなっ!」

魔幼「忠告したはずですー。こんな事があるからシオンさんはお寺に留まるべきです、って」

怒っているのか、魔王幼女――キャスターは頬を膨らませて説教をする。

火星人「そうでもないだろう。実際に獲物が釣れた。エビ以外のものが釣れて残念だが」
魔幼「えと、そうですけど。でもあまり大きな獲物じゃないですよ。
   ・・・・・・出てくるです。お馬鹿な魔術師さんたち」

ツン「・・・セイバー、準備はいい? 合図をしたら・・・」

ツンがすべてを言い終える前に、俺は口を動かした。

俺「―――トレース・オン―――」

木で構成されていた木刀が、魔力で強化されることにより、金属のような光沢を帯びる。
そして、ツンの合図を待たずして、俺とセイバーは飛び出した。

ツン「ちょ」
俺「せんせ・・・いや、火星人。お前、キャスターに操られているのか?」
火星人「その質問の出所は何だ? 質問には必ず理由がある。聞こう」
俺「お前は魔術師じゃない。まともな人g・・・いや、火星人だろ?
  なら、キャスターのしていることを、お前は知らないと思ったんだ」
火星人「キャスターがやっていること? あぁ、町中の人間から魔力とエビを集めていることか。
    ・・・・・・それは悪いことか?」
俺「悪いに決まってるだろ。後者は窃盗罪だぞ」
火星人「キャスターもずいぶん半端なことをするものだ。いっそ魚市場からエビを掻っ攫えばいいものを」
俺「お前は・・・他人を巻き込んでもいいって言うのか!?」
火星人「ああ、かまわない。善悪で言えば悪だが、人間が何人死のうと、関係の無いことだろう?」
俺「お前はいったい・・・?」
火星人「わたしは魔術師ではないし、聖杯戦争とやらにも興味は無い。
    ―――わたしは、そこいらにいる朽ち果てた宇宙人だ」
魔幼「Zzz・・・」