スタスタスタ
火星人「・・・・・・」
トコトコトコ
日和「・・・・・・」
火星人「・・・・・・」
トコトコトコ
日和「・・・・・・」
火星人「ついて来るな」
日和「なんで?」
火星人「何でって・・・何でだろうな」
日和「なんでだろー」
日和「なんで?」
火星人「何でって・・・何でだろうな」
日和「なんでだろー」
スタスタスタ
火星人「・・・・・・」
トコトコトコ
日和「・・・・・・」
火星人「・・・・・・」
トコトコトコ
日和「・・・・・・」
日和「しおんー」
火星人「誰にその名前を聞いた?」
日和「“頭に高速計算機持ってて、それでいて双子の姉と摩り替わって復讐の鬼になりそうな名前”
ってゆうやがいってた」
火星人「何を言っているのか、まったくわからないな」
日和「うん」
火星人「誰にその名前を聞いた?」
日和「“頭に高速計算機持ってて、それでいて双子の姉と摩り替わって復讐の鬼になりそうな名前”
ってゆうやがいってた」
火星人「何を言っているのか、まったくわからないな」
日和「うん」
日和「しょくしゅーしょくしゅー」
火星人「あまり引っ張るな。触手の質量が増えると、わたし本体の質量が減っていくことになる」
日和「?」
火星人「無から有は生まれない。つまり、触手を伸ばすためには、伸ばす分の質量が必要になってくる。
わたしの場合、最優先で胸から質量を移動させるのだが、胸の質量がなくなると次からは
腹→腿→首→腕の順番で質量を移動させていく」
日和「むぅ」
火星人「・・・最終的には筋肉が露出した歩く人体模型になるな」
日和「Zzz」
火星人「・・・寝たか。触手に絡まった状態で寝られると、わたしが悪人に見える気がしないでもないな」
火星人「あまり引っ張るな。触手の質量が増えると、わたし本体の質量が減っていくことになる」
日和「?」
火星人「無から有は生まれない。つまり、触手を伸ばすためには、伸ばす分の質量が必要になってくる。
わたしの場合、最優先で胸から質量を移動させるのだが、胸の質量がなくなると次からは
腹→腿→首→腕の順番で質量を移動させていく」
日和「むぅ」
火星人「・・・最終的には筋肉が露出した歩く人体模型になるな」
日和「Zzz」
火星人「・・・寝たか。触手に絡まった状態で寝られると、わたしが悪人に見える気がしないでもないな」
日和「・・・ん」
火星人「起きたか」
日和「・・・・・・カレー」
火星人「・・・いま持ち合わせている金は私物を買うためのものだが・・・」
日和「これがいい」
火星人「このカレーか? 2個も欲しいのか? いやしんぼめ。まぁいい。買ってやるとしよう。
だから触手から手を離せ」
日和「やったー」
火星人「起きたか」
日和「・・・・・・カレー」
火星人「・・・いま持ち合わせている金は私物を買うためのものだが・・・」
日和「これがいい」
火星人「このカレーか? 2個も欲しいのか? いやしんぼめ。まぁいい。買ってやるとしよう。
だから触手から手を離せ」
日和「やったー」
―――後日
ゆうや「なんだこのカレー!! 辛ァァァァい!!! ニューヨークまで行かなくていいんだよおおおっ!」
日和「♪」
ゆうや「なんだこのカレー!! 辛ァァァァい!!! ニューヨークまで行かなくていいんだよおおおっ!」
日和「♪」