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それぞれの1週間編

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
プリント掲示より、数日後。朝礼。
校長の話、生活指導の先生からの諸連絡が終わる。
「えー、次に。週末開催される武闘会について、
 運営会長の軍師さんよりお知らせがあります。ではお願いします」

「参加者の概算・スポンサーである魔王一家との交渉の結果、
 賞品の発表・若干のルールの変更及び、観戦における注意事項を記載したプリントを
 全クラスに配布した。参加・観戦希望者は目を通しておくように。
 確認だが、参加登録は当日朝7:00まで可能だ。
 希望者は奮って参加して欲しい。以上だ」

「……えー、では。これにて朝礼を終了します。一年生から順番に教室へ戻ってください」

            ○月○日
全校生徒諸君
  校内武闘会についての補足
            企画部

      追記

 ・運営による蘇生はリング上での
  死者にのみ施される
  観戦に際する被害は自己責任とする
  回復はこの限りではない
 ・大会当日までの残り日数及び、
  当日、試合開催時以外での
  参加者への協力を許可する
  参加者同士の協力も可とする
 ・武器自体が意思を持つ場合、
  それは武器の能力とみなし、
  第三者協力にはならないものとする
  但し、武器を通じて第三者と連携した場合、
  それは協力とみなし、反則とする

 ・優勝者は、魔王により望みを1つ叶えられる
  時間を戻す・進める
  無関係者である死者の蘇生
  等、魔法の存在しない願いは叶えられない
  当日朝礼、魔王より詳細な説明がある

              以上

3年教室にて。

「……武器に意思て。ヴァル姐さんだろ。絶対」
「フン、どうだろうな」
「望みがかなうおwwwww翼が欲しいおwww( ^ω^)=3」
「おっしゃぁぁ!内藤も参加するのかぁぁ!受けて立つぞぉぉおぉ!」

「……無理だって。ここの男連中にそんな勇気あるやついねぇよ」
「おとなしくポロリにでも期待してようぜ。な。」
「うぅ……でもこんなチャンス滅多に無いお(^ω^;)」

「優勝狙い、ということは私にすら勝つつもりか。いい度胸だ」
「う……ヴァル姐怖いお。目がマジだお((((^ω^;)」

「ってか内藤さ、なんでそこまで羽にこだわるんだ?」
「……そ、それは……秘密だお!ブーン⊂二二二( ^ω^)二⊃」
「あぁ、こら逃げるな!待て!」

校内。某所。

「……㍉子さん」
「お、アンタめずらしいね!なんか要りよう?」
「武器が、欲しいんです。……売って欲しいんです」
「え、あ、アンタも出るの?
 あたしも出るんだよ!パワードスーツは一体しか無いからね!
 搭乗兵器は免許なきゃ売れないし、
 そんないい爆弾も、重火器も売れないよ!敵なんだから!」

「……この4つと、弾は少しだけでいいんです。だめですか?」

「……アンタさ、リングの広さ知ってるの?
 20m四方ってパンフに書いてあったでしょ?
 こんなのあっても……」
「だめ、ですか?」
「……いいよ。明日持ってくる
 もしアタシと当たっても、手加減は出来ないよ。
 まぁ、アンタのことだから、それも……」


「……はい。計算済み、です」

荘厳家。蔵にて。

「どうした。そんな物騒なもの持ち出して」
「……お父様……これは……」
「言い訳はいい。
 昨日お前の部屋からこんなものが見つかってな。
 学校に行っているとばかり思っていたが……
 もしや、と思って来てみればこの有様か」
「……パンフレット……そうですか。ばれてしまいましたか……」


「そこまで、嫌か」
「えぇ」
「なら好きにしろ」
「……」

帰り道にて。

「えー。佐藤さん参加登録したんだ!」
「……(コクリ)」
「そうだよね、佐藤さん強いもんね!」
「……(コクリ)」
「がんばってね!あたしお惣菜屋さんのお弁当もってくるから!」
「……(///)」


「……もし……」
「ふぇ?」
「もし、私が勝ったら……その……」

ピロリーリーローー♪ ピロリーリーローー♪ (森のくまさん)

「あ、ちょっとごめんね。もしもしー?
 あ、店長さんですか?はい。 はい。
 え、土曜日ですか?うー、ちょっと用事が……
 えっ? そうなんですか?おめでとうございますー。

 え? 今からですか? わかりました、大丈夫です。
 はい。しつれいしまーす」
「……」
「ごめんねー。店長さん、土曜日親戚の結婚式なんだって……
 バイト入っちゃったから行けないや……」
「……ぇ、ぁ、」
「でねー、今日からちょっとずつ分けて 仕込みするみたいだから手伝ってくるね。
 じゃ、お店こっちだから。 バイバーイ!」
「え、そ……わ、渡辺さぁん……」

某所。深夜。

「……この店も、もうそう長くないかもしれないな」

「何弱気になってるんだい父さん」
「私たちが働ける年になれば大丈夫なんじゃないかな」

「ありがとう、お前たち。……でもな、それまで持ちそうに無いんだ
 今日だってそうだったろう。
 馴染みの年寄りがちらほら来るだけ。
 査察の警察だけはきっちりやってくるのにな」
「……」

「今月でこの店、畳むかな」
「親父……」
「……(´・ω・`)」

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