プリント掲示より、数日後。朝礼。
校長の話、生活指導の先生からの諸連絡が終わる。
「えー、次に。週末開催される武闘会について、
運営会長の軍師さんよりお知らせがあります。ではお願いします」
校長の話、生活指導の先生からの諸連絡が終わる。
「えー、次に。週末開催される武闘会について、
運営会長の軍師さんよりお知らせがあります。ではお願いします」
「参加者の概算・スポンサーである魔王一家との交渉の結果、
賞品の発表・若干のルールの変更及び、観戦における注意事項を記載したプリントを
全クラスに配布した。参加・観戦希望者は目を通しておくように。
確認だが、参加登録は当日朝7:00まで可能だ。
希望者は奮って参加して欲しい。以上だ」
賞品の発表・若干のルールの変更及び、観戦における注意事項を記載したプリントを
全クラスに配布した。参加・観戦希望者は目を通しておくように。
確認だが、参加登録は当日朝7:00まで可能だ。
希望者は奮って参加して欲しい。以上だ」
「……えー、では。これにて朝礼を終了します。一年生から順番に教室へ戻ってください」
○月○日
全校生徒諸君
校内武闘会についての補足
企画部
全校生徒諸君
校内武闘会についての補足
企画部
追記
・運営による蘇生はリング上での
死者にのみ施される
観戦に際する被害は自己責任とする
回復はこの限りではない
・大会当日までの残り日数及び、
当日、試合開催時以外での
参加者への協力を許可する
参加者同士の協力も可とする
・武器自体が意思を持つ場合、
それは武器の能力とみなし、
第三者協力にはならないものとする
但し、武器を通じて第三者と連携した場合、
それは協力とみなし、反則とする
死者にのみ施される
観戦に際する被害は自己責任とする
回復はこの限りではない
・大会当日までの残り日数及び、
当日、試合開催時以外での
参加者への協力を許可する
参加者同士の協力も可とする
・武器自体が意思を持つ場合、
それは武器の能力とみなし、
第三者協力にはならないものとする
但し、武器を通じて第三者と連携した場合、
それは協力とみなし、反則とする
・優勝者は、魔王により望みを1つ叶えられる
時間を戻す・進める
無関係者である死者の蘇生
等、魔法の存在しない願いは叶えられない
当日朝礼、魔王より詳細な説明がある
時間を戻す・進める
無関係者である死者の蘇生
等、魔法の存在しない願いは叶えられない
当日朝礼、魔王より詳細な説明がある
以上
3年教室にて。
「……武器に意思て。ヴァル姐さんだろ。絶対」
「フン、どうだろうな」
「望みがかなうおwwwww翼が欲しいおwww( ^ω^)=3」
「おっしゃぁぁ!内藤も参加するのかぁぁ!受けて立つぞぉぉおぉ!」
「フン、どうだろうな」
「望みがかなうおwwwww翼が欲しいおwww( ^ω^)=3」
「おっしゃぁぁ!内藤も参加するのかぁぁ!受けて立つぞぉぉおぉ!」
「……無理だって。ここの男連中にそんな勇気あるやついねぇよ」
「おとなしくポロリにでも期待してようぜ。な。」
「うぅ……でもこんなチャンス滅多に無いお(^ω^;)」
「おとなしくポロリにでも期待してようぜ。な。」
「うぅ……でもこんなチャンス滅多に無いお(^ω^;)」
「優勝狙い、ということは私にすら勝つつもりか。いい度胸だ」
「う……ヴァル姐怖いお。目がマジだお((((^ω^;)」
「う……ヴァル姐怖いお。目がマジだお((((^ω^;)」
「ってか内藤さ、なんでそこまで羽にこだわるんだ?」
「……そ、それは……秘密だお!ブーン⊂二二二( ^ω^)二⊃」
「あぁ、こら逃げるな!待て!」
「……そ、それは……秘密だお!ブーン⊂二二二( ^ω^)二⊃」
「あぁ、こら逃げるな!待て!」
校内。某所。
「……㍉子さん」
「お、アンタめずらしいね!なんか要りよう?」
「武器が、欲しいんです。……売って欲しいんです」
「え、あ、アンタも出るの?
あたしも出るんだよ!パワードスーツは一体しか無いからね!
搭乗兵器は免許なきゃ売れないし、
そんないい爆弾も、重火器も売れないよ!敵なんだから!」
「お、アンタめずらしいね!なんか要りよう?」
「武器が、欲しいんです。……売って欲しいんです」
「え、あ、アンタも出るの?
あたしも出るんだよ!パワードスーツは一体しか無いからね!
搭乗兵器は免許なきゃ売れないし、
そんないい爆弾も、重火器も売れないよ!敵なんだから!」
「……この4つと、弾は少しだけでいいんです。だめですか?」
「……アンタさ、リングの広さ知ってるの?
20m四方ってパンフに書いてあったでしょ?
こんなのあっても……」
「だめ、ですか?」
「……いいよ。明日持ってくる
もしアタシと当たっても、手加減は出来ないよ。
まぁ、アンタのことだから、それも……」
20m四方ってパンフに書いてあったでしょ?
こんなのあっても……」
「だめ、ですか?」
「……いいよ。明日持ってくる
もしアタシと当たっても、手加減は出来ないよ。
まぁ、アンタのことだから、それも……」
「……はい。計算済み、です」
荘厳家。蔵にて。
「どうした。そんな物騒なもの持ち出して」
「……お父様……これは……」
「言い訳はいい。
昨日お前の部屋からこんなものが見つかってな。
学校に行っているとばかり思っていたが……
もしや、と思って来てみればこの有様か」
「……パンフレット……そうですか。ばれてしまいましたか……」
「……お父様……これは……」
「言い訳はいい。
昨日お前の部屋からこんなものが見つかってな。
学校に行っているとばかり思っていたが……
もしや、と思って来てみればこの有様か」
「……パンフレット……そうですか。ばれてしまいましたか……」
「そこまで、嫌か」
「えぇ」
「なら好きにしろ」
「……」
「えぇ」
「なら好きにしろ」
「……」
帰り道にて。
「えー。佐藤さん参加登録したんだ!」
「……(コクリ)」
「そうだよね、佐藤さん強いもんね!」
「……(コクリ)」
「がんばってね!あたしお惣菜屋さんのお弁当もってくるから!」
「……(///)」
「……(コクリ)」
「そうだよね、佐藤さん強いもんね!」
「……(コクリ)」
「がんばってね!あたしお惣菜屋さんのお弁当もってくるから!」
「……(///)」
「……もし……」
「ふぇ?」
「もし、私が勝ったら……その……」
「ふぇ?」
「もし、私が勝ったら……その……」
ピロリーリーローー♪ ピロリーリーローー♪ (森のくまさん)
「あ、ちょっとごめんね。もしもしー?
あ、店長さんですか?はい。 はい。
え、土曜日ですか?うー、ちょっと用事が……
えっ? そうなんですか?おめでとうございますー。
あ、店長さんですか?はい。 はい。
え、土曜日ですか?うー、ちょっと用事が……
えっ? そうなんですか?おめでとうございますー。
え? 今からですか? わかりました、大丈夫です。
はい。しつれいしまーす」
「……」
「ごめんねー。店長さん、土曜日親戚の結婚式なんだって……
バイト入っちゃったから行けないや……」
「……ぇ、ぁ、」
「でねー、今日からちょっとずつ分けて 仕込みするみたいだから手伝ってくるね。
じゃ、お店こっちだから。 バイバーイ!」
「え、そ……わ、渡辺さぁん……」
はい。しつれいしまーす」
「……」
「ごめんねー。店長さん、土曜日親戚の結婚式なんだって……
バイト入っちゃったから行けないや……」
「……ぇ、ぁ、」
「でねー、今日からちょっとずつ分けて 仕込みするみたいだから手伝ってくるね。
じゃ、お店こっちだから。 バイバーイ!」
「え、そ……わ、渡辺さぁん……」
某所。深夜。
「……この店も、もうそう長くないかもしれないな」
「何弱気になってるんだい父さん」
「私たちが働ける年になれば大丈夫なんじゃないかな」
「私たちが働ける年になれば大丈夫なんじゃないかな」
「ありがとう、お前たち。……でもな、それまで持ちそうに無いんだ
今日だってそうだったろう。
馴染みの年寄りがちらほら来るだけ。
査察の警察だけはきっちりやってくるのにな」
「……」
今日だってそうだったろう。
馴染みの年寄りがちらほら来るだけ。
査察の警察だけはきっちりやってくるのにな」
「……」
「今月でこの店、畳むかな」
「親父……」
「……(´・ω・`)」
「親父……」
「……(´・ω・`)」