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クーヒー01


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クー「つまらなかったな。」

ポートジャンル。
元海軍の基地だったこの地は、平成になってからは水族館、ショッピングモール、
映画館などがあふれる娯楽に満ちた町へと変わった。

ヒー「もっと戦闘シーンがほしかった」
㍉子「同感だな。」
ヴァ「私は面白かったぞ?絵が動くという発想が私には新鮮だったし、
なにせあれが全部人の手で描かれてるとなると畏怖すら感じる……」

どうやら、この四人。流行にのせられて某大作アニメ映画を見に来たらしい。
メンバーに男性がいないのはご愛敬……なのかもしれない。
そもそも、この四人の外見なら、その辺の男を釣ることはわけないだろう。

男性「あの……すみません」
クー「何か?」

そして、この男性でここ来て二桁目のお誘いである。

男性「あ、甲冑の方。写真よろしいでしょうか?」
クー「(ナンパではなかったのか……」
ヴァ「ふむ、このポーズでよいか?」(しゃきーん)
男性「あ、視線はください。」
ヴァ「こ、こうか?」
クー「………」
㍉子「不満そうだな。」
クー「不満だ。四人いてヴァルだけに声がかかるのは
女として、負けたことになるのではないか?」
㍉子「うーむ」
クー「ナンパをされることは、私の女としての魅力が十分にあるということを
保証してくれるんだ。それが、一人だけ誘われるということは、やはり私が」
㍉子「ヒート、やけに静かだな?」
ヒー「今読書中!!」
クー「話をそらすでない。」
ヴァ「クー。彼はこの甲冑に興味があったのだ。
そもそも、クーは十分魅力的だと私は思うが?」
クー「……それは余裕に聞こえるが?」
ヴァ「実際に、その辺りを歩けばわかることだ」
クー「このようにか?」

そして、数歩。

少年「お姉さん!助けて!!」

見た目は10歳そこそこだろうか…
背は私より10cm以上低くいが、なかなかの美少年である。
しかし、髪は銀…だろうか、目も赤色をしていて
気のせいか、どこか人間ではないような印象を持っている。

少「早く、何か乗り物はないの!?」
㍉子「まて少年、そういうときはまず落ちつて状況を報告するんだ」
少「そ、そんな暇は………ああああ」

黒ずくめ「……こっちへ来い」

我が目を疑う。黒ずくめの男たちが隠しもせず銃をこちらに向けている。
ここはアフリカではない。法治国家の日本でである。

少「う………うぅ……」

私でもわかる。この状況は……まずい。

㍉子「わかった、銃をおろせ。この男の子は渡そう。だが私たちの安全は保証しろ。」

この女はどこまで状況慣れしているのだろう……

㍉子「状況は圧倒的に不利だ。私たちは映画の主人公ではない。撃たれれば死ぬ。」
少「嫌だよ……た、助けて……お姉ちゃん……」
クー「……」

なさけないとは思わない。
ただの女子高生が銃を向けられて、強がれるはずがない……
映画や小説ではないのだ。

だが、このときの私クールはクールではなかったようだ。

㍉子「……!!、クール!!」

男の子の細い手を取る。

クー「こっちだ少年!!」
少「え!?」

思い切って私たちは下の立体駐車場へと飛び降りた。

黒「な、追え!」
㍉子「あぁもう!!」

㍉子が愛用のCz75を構えるのが見える。

ヴァ「やるか」

ヴァルキリーもそれに続き、剣を抜く。

黒「貴様ら……何者だ?」

㍉子「学生だ!!」
ヴァ「右に同じ。」

クー「しっかり掴まっていろ。本来二人乗りじゃないからな。」
少「う、うん」

ぶぉおんん、ぶぉおん。

4ストローク並列4気筒1300ccの独特の咆哮が咆える。

少「………」
クー「……大丈夫だ。お姉ちゃんに任せろ。」

自主規制にスピードリミッターがついているその性能は
本来日本で走ることを想定されていない。
最高時速は……300Km/hを楽に超える。

グォオオオオオンンン

クー「っく………」

軽く前輪が浮きそうになる急激な加速。

クー「……いくぞ!」

GSX1300R Hayabusa。クールの愛車である。