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プリティージャンル04


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またあの空気だ。粘りつくような冷や汗が出てくる……

ヴァ「――来たか」
ブリュ「ほぅ、人間の身でよくぞここまで……」
魔幼Ⅱ「やっぱりあんたなの……」

クー「魔法少女……」

……なのか?
髪は腰まで届き、黒い長髪が風に揺らいでいる。
片手には不格好で地味な長い杖。着ている服もいつものコスプレではなく、
黒と白のどこか教会のシスターを思わせる格好をしていた。

魔少「………」
ヴァ「魔少……なのか……?」

瞬間、助走で勢いをつけ二人のヴァルキリーが突撃する。
この二人にとって今の彼女はただの障害でしかない。
だが、二人の攻撃もギリギリのところで止まる。

ブリュ「何故、邪魔をする?」
魔幼Ⅱ「話を聞くぐらいいいんじゃないかしら?神族は脳みそまで筋肉なのかしら。」
フリック「ふん、人間ごときに持ち合わせる舌はないのよ」
ブリュ「フリック。そのお姫様と遊んであげなさい。」
フリック「わっかりました。すぐ終わらせますよ」

二人がにらみ合う。
ここではまずいと判断したのだろう。フリックが山の奥の方へ駆け出す。

フリック「………ここらでいいかな」

魔幼Ⅱ「さぁ、遊んでもらおうじゃないの」

フリックが大きく飛翔して距離をおく。
そして軽く空をなでると、その両手には……

フリック「お気に入りなのよ、これ」

全長55cm 重量6kg もはやそれは拳銃といえるかどうかも怪しい。
Pfeifer Zeliska、フェイファー ツェリザカ。世界最大『最強の拳銃』である。
そしてそれを『二丁』、軽々と両手で構える。

魔幼Ⅱ「それは、お小遣いで買ったのかしら?」
フリック「あんたみたいな小娘には太すぎるかしら?」
魔幼Ⅱ「……撃ってみなよ」
フリック「言われなくたってそうするわ。」

フリックが手にした超弩級拳銃の銃口が、魔王の胸もとにぴたりと当てられる。

フリック「―」

銃声は10発、連発して聞こえた。その音はまるで……

魔幼Ⅱ「…………ぁ………嘘、」

落雷そのものだった。

フリック「魔力と科学の混血よ。威力は……身をもってわかったかしら?」
魔幼Ⅱ「っぐ……物理、精神バリア両方かいくぐったのか……」

恐らく、銃は同じでも火薬、弾頭から何まで改造されているのだろう。

フリック「人間って使いもできないのによくこんなもの作るわよねぇ」

もちろん、その威力は半端ではない。
反動で撃った本人は10m近く後退し、そして……あの魔王幼女の

魔幼Ⅱ「糞……糞!!この私が!この魔王が!!!」

半身がないのだから……

フリック「あははは、惨めね。」

再びフリックがトリガーを撫でる。リロードはしてない。だが、弾頭は自然に収まっている。

フリック「死になさい。」

再び、轟音。

彼女は避けることも防御も出来ず、ましてや悲鳴もあげることもできず、
ただ自分の死を受け入れることしかできなかった。
結果、肉片とも呼べないほどに粉々にされて消滅した。

神の力。そしてその強大さ…………

だが、それに気づくこともできず魔王幼女の存在はここに終わる。

ヴァ「……ま、まさか…………魔王幼女!!」
ブリュ「ほぅ、意外と早いな。フリックにしては遊びがなかった、ということだけなのだが。」

ヴァルキリーの落ち着きがない。
って、まさか……魔王幼女が……?

ヴァ「っく、お姉様。すべてを力で解決するのは
ブリュ「お前がなんと言おうと構わん」

ブリュンヒルドが低い気合いとともに剣を抜く。

ブリュ「邪魔をしても構わない……」
ヴァ「………」
ブリュ「だが、このグラムでは手加減は出来んぞ?」
ヴァ「……っく……お姉様!」
魔少「……お前ら、冷静になって回りを見てみろ。
   事の元凶ってのは彼女だろ?」
ブリュ「………」
魔少「さっきから、こっちを見てたさ」
ブリュ「そこか……!」

裏山に強風が流れる。
そして、ようやく風が収まったとき。
『彼女』はそこにいた。