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プリティージャンル05


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クール「佐藤…………さん?」

佐藤さんである。

佐藤「………邪魔するの?」

事の元凶が彼女?

クール「佐藤さん……どうして
ヴァ「クール!近寄るな!!」

ヴァルキリーが間に入って制する。

ヴァ「中に誰が入っている!!佐藤はどこだ!!」

佐藤「……なんのこと?私は佐藤よ?」
クール「佐藤……」
ヴァ「っく……厄介な………」

長い沈黙。

佐藤「……何から話せばいいのかしら」

クール「……全部話してくれ」
ヴァ「……」

佐藤「じゃあ、ちゃんと聞いてちょうだいね」

佐藤さんが木にもたれかかる。
その姿はどこか痛々しいくて、今にも倒れそうだ。

佐藤「……最初は、ふとしたきっかけ。
    渡辺さんが男にお弁当を作ってきたの。」
クー「……」
佐藤「あなたも知っての通り。ヒート、シュール、ツン、そしてあなたもお弁当を作ってきた。」
クール「……1週間前の話か。」
佐藤「えぇ、あのとき男はみんなのお弁当を少しずつ食べて、全部に美味しいと言ったわ。」

佐藤さんの顔が暗くなる。

佐藤「私は思った。お弁当を幸せに例えたとして、男はみんなの幸せを少しずつ受け取った。
    一人から少しずつ、少しずつ。そして男は幸せで満腹になった。」

だけどね。と佐藤さんが区切る。

佐藤「渡辺さんのお弁当には、ほとんどの量のお弁当が残ってたの。」

佐藤「……私にはまったく理解できないけど、男がみんなには好かれているのは事実よね?」
クー「……それは肯定だ。」
佐藤「なら、男は誰が好きなの?」

それは………私が知りたいぐらいだ。

クー「それは男のみぞ知る。だな。」
佐藤「そうね、だったら誰でもいいじゃない?」

……?


佐藤「だから探したの、誰と男がくっつけば幸せになれるか」
クール「……そんなことが」
ヴァ「この魔力だ……それができたようだな」
佐藤「ツン、ヒー、シュー、みんな試した。」

「けどね」

佐藤「誰かとくっつけば他のみんなが不幸になる。
   男が他の女子とくっつくたびに、渡辺さんは悲しい顔をするの」
クール「それは……避けられないことだ」
佐藤「そう、避けられない。」

佐藤「だけど、あなたと男がくっついた場合。他の子とくっつくよりはマシだった。
クー「マシか……、それは光栄だな……」
佐藤「だから、あなたと男がくっつくように
    強い方向性をこの学校に、この世界に作ろうとしたんだけど……」

また空気が重くなる。

佐藤「それでも渡辺さんは、あなたと男を見て悲しい顔をするのよ!!  
    また、あのときみたいにお弁当を捨てることになるの!!
    誰かのお弁当を全部受けるということは、他のみんなが捨てるということなのよ!!」
クー「ぁ……さ、佐藤!!」

今度は立っていられないほどの強風。

佐藤「だったら……だったら、私が全部、作り直す!
    こんな、悲しい世界なんて!!作り直す!!」
ヴァ「佐藤!!それは違うぞ!!」

佐藤「違わない!!!!!何度も試した!!!!!!」

私はあんな顔を佐藤さんを見たことがない……
怒りに満ちているが、なんだか疲れ切っているようにも感じる。

ヴァ「お前は中にいるものに操られているだけだ!いったい何を受け入れたのだ!!」

そう、佐藤さんはただの人間だ。
ここまでのことを一人でできるはずがない。

佐藤「……そう、ここまで私を助けてくれたのは

土煙が上がる。

ブリュ「ハァアアァアア」

気合いとともに…佐藤さんをその大きな剣で一閃しようと
ブリュンヒルドが突撃をしたのだ。

だが、

ブリュ「な、ラーズグリーズ!!」

ヴァルキリーが大盾によってそれを阻止する!

ヴァ「……っく」
ブリュ「お前もわかっているだろう!それを殺らなければ
ヴァ「まだこれは佐藤だ!!」
ブリュ「まだお前はそんなことを……」
ヴァ「……」
ブリュ「……いいだろうお前を障害と見なす。」