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ねこつん52


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渡辺「…もう皆来てるかなぁ…?」
佐藤「そうね、大分遅れてるみたいだし、少し急ごうか?」
渡辺「うん♪っと…わ、わっわわぁ~♪」 どしん

佐藤「わ、渡辺さん大丈夫!?」
渡辺「う~痛いぃぃ…あ、雪だぁ…」
佐藤「…足元、気をつけてね」

雪がちらほらと舞っている最中の二人
二人は寄り添いながら同窓会の場所までの道をゆっくりと急いだ

渡辺「…同窓会なんだよねぇ~」
佐藤「…ええ」
渡辺「八年ぶりの人もいるもんね!楽しみだよぉ~」
佐藤「渡辺さん…」
渡辺「…うん」

渡辺「大丈夫だよ、私と佐藤さんと…鮫子ちゃんは…覚えてるもの」
佐藤「ええ、そうね」

空を見上げながら渡辺さんの口元は呟くように震える
その口元は

優ちゃん
男君
ツン子ちゃん

と呟くように震えていた

囚人「じゃじゃーん♪遅れてごめんね♪」
同窓会の場にダンボール抱えた囚人が突如現る

日下「あ、囚人さん…お久しぶりです…ダンちゃんも♪」

ダンボールに乗っかったニット帽らしきものがふるふると回る
再会を喜ぶように

囚人「えへへー♪駅のコインロッカーで待ち合わせしてたんだけど」
日下「あ、あはは…ダンちゃん…」
ダン「♪」

友 「…なぁ」
俺 「何だよ」
友 「お前中身見たこと…」
俺 「無いな…」
友 「だよなぁ、ここまで来ると箱自体が意思を持って歩き回ってるんじゃないかと」

きゃいきゃいと喜ぶ二人と一箱を片目に酒を飲み干す二人だった

日下「あ、そういえば!囚人ちゃん…」
囚人「ん?何?」

日下さんは囚人の両手をきゅっと握り、眼をまっすぐに囚人に向け

日下「…再審から無罪確定おめでとう…」
囚人「あ…ありがと…えへへ」
ダン「♪」

囚人は恥ずかしそうに頬を両手に添える
その右手の薬指にはきらりと輝く指輪

日下「あ!その指輪!もしかして!」
囚人「にひひ♪看守さんに、えっと…うへへぇ♪」
ダン「!♪!♪」

傍らでぴょんぴょん跳ねるダンボール
その薬指を羨ましそうに、そしてほほえましく見つめる新ジャンル学園同窓生

その囚人の肩越しににょきっと同じ薬指に銀のリングをはめた手が割り込んでくる

アホ「む、お披露目は私だけの予定だったんだが、まあ良い、見せびらかしてやるか。ふふん」
アホの子クールがいつの間にか同窓会会場を見渡していた

囚人「あ、アホの子ちゃん!けっけけ結婚するの!?」
アホ「うむ、相手は相棒だ」
囚人「そっか…うん!おめでとう!」
アホ「ふふん♪」

その横でダンボールと日下さん
日下「置いてかれてばっかりだなぁ…ふぅ、ダンちゃんは良い人いるの?」
ダン ふるふる…

心なしか力なく揺れるダンボール
日下「えへへ、じゃあ今日は一人身の愚痴大会も兼ねちゃおう!」
ダン「♪!」

? 「ちょーーーっと!待ったぁぁぁぁ!!」
ん?と振り返る四人。
そして

不幸「この薬指も負けちゃいないよっ!!」

囚人「な、なんですって!?」
アホ「あ、不幸…ずいぶんと久しいな。」
日下「あ、ああー!!不幸ちゃんも!?」
ダン「♪♪♪」

銀 「不幸ちゃん、明るくなったよね」
俺 「あー修学旅行からだよな確か…」

不幸の旦那の写真だろうか
五人はその写真を見ながらきゃいきゃいと盛り上がっている

友 「そういや修学旅行から不幸ちゃん、そんな酷い目にあわなくなったよな」
俺 「おーそういやそうだ、普通の子つか…明るくなった」

その写真が同窓会会場を回り始める
上田「う!羨ましくなんてないわよっ!」
脇谷「ふふ、不幸ちゃん幸せそうだね…」
軍師「本当に…」

鮫子の席に写真が回ってくる、鮫子は無表情にその写真を見つめた
鮫子「…」
バカ「どうしたの!?早く見せてよ!」
鮫子「…うん」
バカ「…?どうしたの?鮫子」
鮫子「…やっぱり、似ているわね…ツンバカ、男君って…知ってる?」

バカ「え?誰それ?私の知ってる人?」
鮫子「…なんでも、無いわ」