銀 「そういえば、聞いた?」
がし「んあ?」
ふと思い出したかのように銀が手をぽんと叩く
がし「んあ?」
ふと思い出したかのように銀が手をぽんと叩く
銀 「新ジャンル学園…廃校になるらしいよ」
タケ「え…マジか?」
俺 「ああ…生徒不足からの経営不振だったかな、そして運営も限界」
銀 「少し寂しいかもね、校舎も取り壊しになるのかな…」
タケ「え…マジか?」
俺 「ああ…生徒不足からの経営不振だったかな、そして運営も限界」
銀 「少し寂しいかもね、校舎も取り壊しになるのかな…」
同窓会の会場に沈黙が走る
アホ「む…私たちの母校が無くなるのか…」
荒鷹「でも、仕方ないのかな…少し寂しいかもね、母校が無くな」
荒鷹「でも、仕方ないのかな…少し寂しいかもね、母校が無くな」
鮫子「無くならないわよ」
不意に鮫子がグラスを傾けながら呟く
不意に鮫子がグラスを傾けながら呟く
銀 「鮫子?何でそう言い切れるの?」
鮫子「…新ジャンル学園は無くなるけど、色々そのまんまって事」
バカ「どっどどどっどどういうこと?何かの施設になるってこと?」
鮫子「…新ジャンル学園は無くなるけど、色々そのまんまって事」
バカ「どっどどどっどどういうこと?何かの施設になるってこと?」
すると鮫子はふふっと笑いながら、人差し指を唇に当て囁く
鮫子「今は秘密、もうすぐわかるわよ」
そこへ一人の女性が入ってくる
クー「遅くなってすまない、ちょっと私用でな」
ヒー「おっすぅうぅうぅぅ!!元気ぃぃぃぃ?皆ぁぁぁ!」
クー「遅くなってすまない、ちょっと私用でな」
ヒー「おっすぅうぅうぅぅ!!元気ぃぃぃぃ?皆ぁぁぁ!」
我が新ジャンル学園同窓生炎の女に氷の女
クールとヒートが入ってくる
クールとヒートが入ってくる
銀 「ん、いらっしゃい。今日はお店休みなの?」
クー「ああ、今日は臨時休業にしてきた」
銀 「そう、二次会はクーのお店にしようと思ってたんだけどね」
クー「ふふ、また今度来てくれ、サービスするよ」 カラン
クー「ああ、今日は臨時休業にしてきた」
銀 「そう、二次会はクーのお店にしようと思ってたんだけどね」
クー「ふふ、また今度来てくれ、サービスするよ」 カラン
銀とクーのグラスが触れる
クーは新ジャンル学園卒業後、様々な職を転々とした後、地元に店を構える
ショットバー「KOOL」
大人びた雰囲気とグルメをも唸らせる食事が客を途絶えさせることが無かった
クーは新ジャンル学園卒業後、様々な職を転々とした後、地元に店を構える
ショットバー「KOOL」
大人びた雰囲気とグルメをも唸らせる食事が客を途絶えさせることが無かった
ヒー「しゃあああ!今日は飲むぞぉおぉ!!」
ヤン「OKだぜ!じゃんじゃん酒もってこい!」
きちょ「ヒートさん、今日の収録は終わったんですか?」
ヤン「OKだぜ!じゃんじゃん酒もってこい!」
きちょ「ヒートさん、今日の収録は終わったんですか?」
やいのやいの騒ぐヤンデレにヒート、既に二人は肩を組み叫んでいる
ヒートは新ジャンル卒業後また同じく地元に残り
放送局にバイトとして籍を置いていた頃、ヒートの声量と声質に目を付けた製作者に抜擢
人気番組「DJヒートのGO!SHOW!HER!」は地元でも人気のラジオ番組である
ヒートは新ジャンル卒業後また同じく地元に残り
放送局にバイトとして籍を置いていた頃、ヒートの声量と声質に目を付けた製作者に抜擢
人気番組「DJヒートのGO!SHOW!HER!」は地元でも人気のラジオ番組である
二人に遅れて渡辺さん・佐藤さん・誤解殺気・ウエックスの四人が入ってくる
渡辺「あれれ~私たちの知り合いが居な…あー!鮫子ちゃん!」
グラスを軽くあげ、返事をする、その横の佐藤さんも軽く手を上げる
グラスを軽くあげ、返事をする、その横の佐藤さんも軽く手を上げる
佐藤「遅れてごめんなさいね、仕事でさっきまで出張だったのよ」
鮫子「…うん、お疲れ様」
渡辺「えへへ~♪鮫子ちゃん!鮫子ちゃんの仕事上手くいったよ!」
鮫子「ふふ、ありがと」
鮫子「…うん、お疲れ様」
渡辺「えへへ~♪鮫子ちゃん!鮫子ちゃんの仕事上手くいったよ!」
鮫子「ふふ、ありがと」
三人はグラスを軽く触れさせる
その横のツンバカがきょとんとしながら
その横のツンバカがきょとんとしながら
バカ「鮫子ちゃんのお仕事関係?なにそれ?そういえば鮫子仕事辞め---」
三人は少し顔を見合わせる
そしてにこりと笑いながら
そしてにこりと笑いながら
渡辺「あのね~鮫子ちゃんがね!」
佐藤「はいはい、あまり大きな声で言うもんじゃないわよ」
渡辺「…なの?鮫子ちゃん…ってあれれ~私のお酒がもう無いよ~」
佐藤「はいはい、あまり大きな声で言うもんじゃないわよ」
渡辺「…なの?鮫子ちゃん…ってあれれ~私のお酒がもう無いよ~」
佐藤さんは渡辺さんのグラスに新しいお酒を注ぐ
今日も渡辺さんは絶好調だなぁと微笑みながら
今日も渡辺さんは絶好調だなぁと微笑みながら
誤殺「あぅ…苦いぃ…」
グラスに注がれた生ビールに口をちろっと付け、誤殺が呟く
荒鷹「ご、誤殺さんって…もしかして」
荒鷹の言葉を聞き、恥ずかしそうに俯く誤解殺気
グラスに注がれた生ビールに口をちろっと付け、誤殺が呟く
荒鷹「ご、誤殺さんって…もしかして」
荒鷹の言葉を聞き、恥ずかしそうに俯く誤解殺気
誤殺「あ、あまいじゅーすが好きです…なっちゃんとか」
ウエ「あ、あはは、じゃあこれは僕が…って!ウボァァァァァァ!!!」
急に噴出すウエックス
ウエ「あ、あはは、じゃあこれは僕が…って!ウボァァァァァァ!!!」
急に噴出すウエックス
渡辺「あれれ~私のスピリタスが無いんだよ~」
佐藤「ウエックス君…それは無謀よ」
ウエ「はぅ…ああぁぅ…」
地べたに転がるウエックス一人、その横にゲロまみれの上田
佐藤「ウエックス君…それは無謀よ」
ウエ「はぅ…ああぁぅ…」
地べたに転がるウエックス一人、その横にゲロまみれの上田
友 「…相変わらずだなぁ…あの二人も」
俺 「フォローしてやれば?」
友 「自分の事で精一杯だよ」
俺 「ま、学生気分じゃやってらんねーか」
俺 「フォローしてやれば?」
友 「自分の事で精一杯だよ」
俺 「ま、学生気分じゃやってらんねーか」
はははと笑いながら並々と注がれたグラスを空にしていく二人
銀 「はいはい、学生気分で飲み比べなんてやめてね」
友俺「…はい」
口には出さなかったがお互い意識しながら飲んでいた二人だった
友俺「…はい」
口には出さなかったがお互い意識しながら飲んでいた二人だった
バカ「誤殺さぁーん!お久しぶりだよ!」
鮫子「誤殺さんはあっちなんだけど…」
鮫子「誤殺さんはあっちなんだけど…」
なぜか鮫子に抱きつくツンバカ。顔を真っ赤にえへへとしながら
ツンバカはグラスを片手に誤解殺気の席のほうに
ツンバカはグラスを片手に誤解殺気の席のほうに
バカ「誤殺ちゃん!飲んでる?今日は無礼者で行くよ!」
誤殺「あ♪ツンバカちゃん…えへへ私は今日もじゅーすなの」
バカ「駄目だねぇ~誤殺さんは子供だよ!アタシなんて」
誤殺「あ♪ツンバカちゃん…えへへ私は今日もじゅーすなの」
バカ「駄目だねぇ~誤殺さんは子供だよ!アタシなんて」
茶色い液体の入ったグラスを誤殺さんに向ける
バカ「烏龍茶よ!へーん、この苦味が大人の味よね!」
誤殺「す、凄いね!あたし緑茶にも砂糖入れちゃうのに…」
バカ「まああたしくらいになればお風呂上りに烏龍茶だしね!」
誤殺「す、凄いね!あたし緑茶にも砂糖入れちゃうのに…」
バカ「まああたしくらいになればお風呂上りに烏龍茶だしね!」
和気藹々としている席の横の鮫子と佐藤さん
佐藤「…」
鮫子「アタシが突っ込むの?」
佐藤「こっちはこっちで強敵だから…」
渡辺「っくこく…あれれ~?私のスピリタスが無くなってるよ~」
鮫子「アタシが突っ込むの?」
佐藤「こっちはこっちで強敵だから…」
渡辺「っくこく…あれれ~?私のスピリタスが無くなってるよ~」