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男が記憶喪失になったようです05

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
ツン「この馬鹿男ッッッッ!!!」

男 「は、ハウッ!」

ツン「あ、アンタって男は…アタシはその話聞いた瞬間に心の臓がしっかりはっきりくっきり五秒止ったわよッ!」

男 「押忍ッ!」

ツン「大体ね……一人で学食行った挙げ句に、そのえっと…」

男 (一人でおちおち飯も食えないとは…どんな生活送って来てたんだ…俺は)

ツン「その、股間が変な、感じに」

男 「む、俺の息子は変じゃ無いぞ、むしろ気さくで良い奴なんだが」

ツン ダン!

男 「ヒイッ!」

ツン「それ以上喋ったら……このカッターで切り落とすわよ……馬鹿ウンコ」

男 (ば、馬鹿でウンコなのか……二冠王ではないか…)

男 「……ブイブイーン♪ っと、カリカリ~」

男 (……とりあえず今まで判った俺の事を整理してみよう…)

※名前は『男』
※新ジャンル学園3-Dに通う宮下あきら的主人公
※何故か女の子に虐められる(意味不明)
※この学校には何故か人外が多数通っている、今のところ問題なし
※女の子に囲まれると足がすくんで胃が痛くなる(意味不明)
※おっぱいが好き
※トイレで確認したがなかなかにナイスガイ
※基本馬鹿でウンコで貧乏の三冠王らしい

男 「……大丈夫か? オレ…っとっと」

男 (あぅ…消しゴム消しゴム落としちまった…ってアレ?)

優 「消しゴム落としたんだよ~ハイ♪ 男君」

男 「お、おう。ありがとな」
優 「えへへ~今日は珍しく授業中起きてるんだね~びっくりだよ」
男 「あ、アハハ……そうかいのう、たまには自分自身を見つめ直すと言うか
   自 分 自 身 を捜してみようかと思ってなッ!」
優 「うん♪ 頑張るんだよー」

男 (うーむ、可愛いでは無いか……この『バーサーカー風味』な女連中の中にあってまさに天使ッ!
   って感じだ……ホニャワワカな雰囲気に可愛い笑顔……これぞ女の子ッ! って感じだ)

優 「男君? 何で涙目なんだよー?」
男 「気にするなッ! クッ…」
優 「あはは、んじゃあ授業に集中するんだよー先生に怒られちゃうんだよー」

姉御「ふぅ……じゃあ次の所を……クー読んでみろ」
クー「ん? 私か……」

男 「ん? おおぅ、実に豊かな『パイパイ』の先生ですなッ! ナデリンしたいノォッ!」

優 「…」
男 「あの……えっと、今……蹴りました?」
優 「あはは~~」

男 (……ふむ、このオレを何の迷いも無く蹴る…って事はそれなりに親しい間柄なのかもしれんな)

男 「いやーハッハッハ、君の胸も結構『控えめパイパイ』だけど、それはそれでベッ!」

優 「……あはは~何がだよ? ねぇ何が何だよ? だよ!? ああ?」

男 「ヒイッ!!!!!!!」



猫耳「なぁ? 今日のお前地雷踏みまくりじゃね? ある意味度胸満点だが…」

男 「そ、そか?」

男 (と、言うかその 地 雷 の 様 な女には何の疑問も無いのか…こいつらは)

猫耳「あったりまえだろ? 幾ら 傍 若 無 人 のお前でも『優の胸ネタ』には滅ッ多に触れなかったのに」

男 「……」

男 (傍若無人? あの女達の事か? つか何だこのもっさい男は……頭の猫耳もだが……)

猫耳「聞いてるのか?」

男 「あ、ああ聞いてる」

男 (何だろう……このアンバランスな猫耳を見ていると次第に胸に
   甘酸っぱい鬱みたいなのが吹き荒れるんだが…)

猫耳「何で人の顔見て泣くんだっ! ま、まあ謝っておけ……
    このクラスの平和と安全はお前の『口八丁手八丁』にかかってるんだからな」

男 「す、すまん」

男 (つーか……オレには……恋人とか居るのかのぅ……『オトオトォ~』なんて呼ばれちゃったりうへぇ♪)

猫耳「……急に泣きそうになったりニヤニヤしたり……大丈夫か? お前」





男 「で、だ」

不良「おお」

男 「俺は正直お前の事は買っているのだ、何をなのかは知らんが…」

不良「そりゃどーも」

男 「この世知辛い世の中を見たまえ! 人と人は助け合っていかなくてはならない!
   それなのにこの身を削りし暴力! また暴力! 理不尽な暴力!」

不良「大半が自業自得に見えるのがなぁ…」

男 「腐った教義をを抱いたまま死にやがれファッキン、とまではいかないが…簡単に言うと…助けてくれ」

不良「ハーレムの連中から逃げまくってる内に、一人になれそうな場所に逃げ込んだらたまたま俺が居た、って事か」

男 「助けてくれよぉ、だってあいつら絡みに来るだけならまだしも
   人を真ん中にして大喧嘩するんだぜ、それに何故か必然の如くに巻き込まれるし……殴るし…
   そのワリには皆オレにまとわり付いてくるし、トイレにしか孤独が無いってのはどういう事だ?! なぁ!? なぁぁ!?」

不良「お前……馬鹿だろ?」

男 「ひぅ……アッタマ悪そうな奴にまで馬鹿って言われた…」

不良「帰れ!」





男 (……うーむ)
ツン「何をフラフラしてるのよ、早く歩きなさいよ」
男 (何でオレはこの 『ツインテールジャイアン』 と一緒に帰ってるんだろう…)
ツン「それにしても今日のアンタはどうかしたの? 何か何時もの倍、馬鹿だったじゃない?」
男 「そ、そうか? 何時も通りだと思うが」
ツン「……男の嘘付くときのクセ、右上に視線を飛ばすのよね」
男 (ゲッ! マジだ……)
ツン「まあいいわ、アンタが変態鬼畜のヒバゴンなのは前々から知ってるから」
男 「へぇへぇ」

男 (……無理矢理みたいな形で一緒に帰る羽目になったんじゃが……何時もの事なのかいね
   もしかしてこいつがオレの彼女とか? ……ふむ、かといって『オレとお前は恋人だっけ?』なんて聞いたら
   怒るよなぁ……どうにかして、こうオブラートに包んだ物言いというか、そんな質問でやってみるか)

ツン「何を一人でブツブツ言ってるのよ、それより着いたわよ、男の家」

男 「なあ、一つ……聞きたいんだが」

ツン「な、何よ……真面目な顔して」

男 「真面目な話なんだ」

ツン「! う、うん」

男 「お前」

ツン「うん……何?」

男 「……処女か?」

その日、オレは自宅の玄関にめり込む形で一晩を過ごす羽目になった

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