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男が記憶喪失になったようです20


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(新ジャンル「幼女980円(税)」=幼女表記 )

男 「やい」

幼女「ひっ……!」

男 「ふぅ、そんなに怯えるな、少し悲しくなるではないか」

幼女 こくこくこく

男 「何をしてんだ? こんな時間に……草むらに手ぇ突っ込んで」

幼女「……はな」

男 「花?」

幼女「ご、しゅじ、んさま」

男 「お前……メカみたいな背中。つぅか今ご主人様がって言ったのか?」

幼女「あそ、こ」

男 「……墓場、だよな」

幼女 こく

男 「……そか、人外によくよく縁があるな、オレは」

幼女「ご、しゅじ、んさま、も、わたし、もはな、すkiだた」

男 「……手、泥だらけじゃねえか、ホラ貸せ」

男 「ここで、いいのか?」

幼女 こく

男 「随分と暗い所だな」

幼女 じー

男 「ん? どうした、小娘」

幼女「かた、びしゃ、びしゃ」

男 「小さい傘だしなぁ、しょうがねえよ」

幼女「わ、たし」

男 「んお?」

幼女「も、うすぐ、えね、るぎき、れる」

男 「エネルギー切れるから濡れても平気ってか? まったく……気にするな」

幼女「で、も」

男 「あのな、こういうのはお前が平気でも、周りの人間が心苦しくてなら――」

幼女 こく

男 「……はは、オレの言えた台詞じゃねぇかもなあ」

男 「……お前さん、ウチに来る気は無いか?」

幼女 ふるふるふる

男 「嫌って、ここが最後でも良いのか? こんな薄暗い湿った墓場の一角で」

幼女 ふるふるふる

男 「嫌だろ? じゃあ――」

幼女「ここ、が、いい」

男 「……何でさ、言っちゃ何だがウチにはお前以上の人外やら人形やら騎士やらで」

幼女「わた、し、ふるい、かた」

男 「旧式ザクみたいなモンか」

幼女「えね、るぎ、ほじう、でき、ても」

男 「出来ても?」

幼女「きお、くのば、っくあぷ、でき、ない」
男 「!」

幼女「わ、すれ、るの、や」

男 「でも」
幼女「や」





男 「うぅぉ! 寒いッ!」
男 (……コンビニはこの辺だったかねぇ)
男 「……」
男 「あーもう! どこだよッ!! ここはっ!」

ぺたん

男 「はぁ、びしょ濡れになりながらベンチに座るオレ。なんじゃそら」
男 (一応駅前に戻ってこれたみたいだなぁ)
男 「……」
男 (記憶忘れるの、嫌……か)
男 「んだよ、そんな馬鹿げた事で……」
男 (――まるっきりオレみたいではないか)

ざわざわ

男 (しっかし駅前で雨に濡れながら、こんな良い男が一人)

ざわざわ

男 (目線はくれても素通りか、皆冷たいねぇ)

男 「ははっ、皆優しかったら……あのメカ幼女もあんな終わり方しないではないか」

ぴしゃぴしゃ

男 (はぁ、ヘコむなぁ)