【from 10th chapter】
part1
無駄に荘厳「うー……」
男 「えと? そ、荘厳さん……だったかな? どうした? そんなに唸って
背後にドラゴンが見えるんで少し自重して、欲しい、かな? なんて言っちゃったり!」
背後にドラゴンが見えるんで少し自重して、欲しい、かな? なんて言っちゃったり!」
<飼育小屋にて>
裏方雑用『トラ吉~。トラ吉~~~。ご飯っすよお』(ガチャ、キイイ~~~
裏方雑用『トラ吉~。トラ吉~~~。ご飯っすよお』(ガチャ、キイイ~~~
ドラゴン『グル・・・』
裏方『グル?』
ドラ『ぐふんぐふん♪』(鼻、エサ(肉)の入ったバケツに伸ばす。
裏方『わ、ちょ、、あんた誰っすかあ!?
っていうかトラ吉トラ吉がいない――――わわっ、ダメっす!!ダメっすよお・・・っ!
これはトラ吉のであんたのじゃ、ひゃっ、やめっ、、冷たい!鼻面がお腹に当たって冷たいっすよおおおお』
っていうかトラ吉トラ吉がいない――――わわっ、ダメっす!!ダメっすよお・・・っ!
これはトラ吉のであんたのじゃ、ひゃっ、やめっ、、冷たい!鼻面がお腹に当たって冷たいっすよおおおお』
ドラ『キュイキュイ♪』
裏方『やあああ、、、誰っすかアンタあああ、、、、ドラゴンなんて、、、じ、じぶ―――うひゃっ!そこはダメ!ダメっすよお!!』
ドラ『クルルルル♪』
荘厳「な、納得が出来ませんわーーーーー!!!」
男 「ヒイッ!!!」
トラ吉『ガルルルルルルアアアア!!!』(トラ吉、前足で飼育小屋の扉をなぎ払って仁王立ちで登場。扉、大破
通訳『彼は【裏方さんへの狼藉はそこまでだ!!】と言っております。』
通訳『彼は【裏方さんへの狼藉はそこまでだ!!】と言っております。』
裏方『へ・・・?トラ吉・・・?と、トラ、、トラ吉、、、トラ吉ぃぃぃ~~~』
通訳『彼女は【へ・・・?トラ吉・・・?と、トラ、、トラ吉、、、トラ吉ぃぃぃ~~~】と言っております。』
通訳『彼女は【へ・・・?トラ吉・・・?と、トラ、、トラ吉、、、トラ吉ぃぃぃ~~~】と言っております。』
ドラゴン『グルルルル、、グルグルグルグ・・・・――――ゴアアアアアア!!!!ギギイイイ!!』(ドラゴン、咆哮。飼育小屋、軋る
通訳『彼女は【私に追い出されたクセにまだ挑んでくるのね?いいわ、来なさい!!裏方さんは渡さない!】と言っております。
通訳『彼女は【私に追い出されたクセにまだ挑んでくるのね?いいわ、来なさい!!裏方さんは渡さない!】と言っております。
トラ吉『ガルルルルルルルルルル・・・・――――――――ガアアアアアアアアアアアア!!!』
(トラ吉、体を左右に揺らし前進。扉周りを破壊しつつリングイン。飼育小屋、一部破損。
通訳『彼は【今まで封印してきた・・・平和な人間社会。快適な飼育小屋。優しい裏方さんや飼育委員の皆。
もはやあの、あの世界。生き馬の目など抜いて当たり前。弱者とは常に強者の朝餉、夕餉、昼食、晩餐に過ぎないあの修羅の巷・・・
生まれ育った、育まれた、虐げられた、鍛えられた、与えられた、奪われた、
今や潮のはるか彼方に遠ざかってしまった無人島・・・
そう。恵さんに出会い、誤解殺気さんに服従し、新ジャンル学園に連れていかれるまでの『無人島の自分』に戻るなどと、考えた事さえなかった。
戻るはずが無かったし、そのつもりも無かった。だが!!!!!!!
私は敢えてその禁を、その戒めを、その法を否!その世界の理を破ろうと思う!!!!
(トラ吉、体を左右に揺らし前進。扉周りを破壊しつつリングイン。飼育小屋、一部破損。
通訳『彼は【今まで封印してきた・・・平和な人間社会。快適な飼育小屋。優しい裏方さんや飼育委員の皆。
もはやあの、あの世界。生き馬の目など抜いて当たり前。弱者とは常に強者の朝餉、夕餉、昼食、晩餐に過ぎないあの修羅の巷・・・
生まれ育った、育まれた、虐げられた、鍛えられた、与えられた、奪われた、
今や潮のはるか彼方に遠ざかってしまった無人島・・・
そう。恵さんに出会い、誤解殺気さんに服従し、新ジャンル学園に連れていかれるまでの『無人島の自分』に戻るなどと、考えた事さえなかった。
戻るはずが無かったし、そのつもりも無かった。だが!!!!!!!
私は敢えてその禁を、その戒めを、その法を否!その世界の理を破ろうと思う!!!!
――――――いくぞ!!!肉を裂かれ腸を抉られたからと言って悲しんでくれるな!!
それは我らが世界の茶飯事なのだから!!!】と言っております。』
それは我らが世界の茶飯事なのだから!!!】と言っております。』
<竜 虎 図 状 態 ! !>
ミリ「どうした荘厳、そんなにドラゴン暴れさせて」
荘厳「仰ってる意味が判りかねます! だ、大体本当なんですの!? 記憶喪失!
こ、この私が見抜けないだなんて、納得がいきませんわ!」
こ、この私が見抜けないだなんて、納得がいきませんわ!」
裏方『ほわっ!やめるっす!!二匹とも喧嘩はやめるっす!!っていうかなんかキャラ違うっすよおお二人ともおおおお』
通訳『彼女は【ほわっ!やめるっす!!二匹とも喧嘩はやめるっす!!っていうかなんかキャラ違うっすよおお二人ともおおおお】と言っております』
通訳『彼女は【ほわっ!やめるっす!!二匹とも喧嘩はやめるっす!!っていうかなんかキャラ違うっすよおお二人ともおおおお】と言っております』
裏方『通訳さん!!自分の通訳は要らんっすから二人を止めるっすよおお!!』
通訳『その事なのですが・・・・・・・・・・・・すみません。』
通訳『その事なのですが・・・・・・・・・・・・すみません。』
裏方『ふえ・・・?』
通訳『私も・・・邪気眼もとい魔眼がうずいてきたみたいです・・・』
通訳『私も・・・邪気眼もとい魔眼がうずいてきたみたいです・・・』
裏方『ちょ、中二病はやめるっす!ここは新ジャンル学園であってダークオーガディバイディン・・・
・・・・って火!!!後ろ!っす!!通訳さん!!光ってる!!ドラゴンさんの口があああああああ!!口がああああああ!!』
通訳『?』
・・・・って火!!!後ろ!っす!!通訳さん!!光ってる!!ドラゴンさんの口があああああああ!!口がああああああ!!』
通訳『?』
ドラゴン『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』
その輝きはフレアの如し。
初めに周囲の空間が歪み、やがてドラゴンの口腔を中心に赤色系の光が滲み出す。
辺縁部は黄色。真ん中に近づくにしたがってその色を血液より曙光よりもただ、ただただ赤く紅く。
輝きが、この世のどんな赤をも超越した、その瞬間にそれは起こった・・・
初めに周囲の空間が歪み、やがてドラゴンの口腔を中心に赤色系の光が滲み出す。
辺縁部は黄色。真ん中に近づくにしたがってその色を血液より曙光よりもただ、ただただ赤く紅く。
輝きが、この世のどんな赤をも超越した、その瞬間にそれは起こった・・・
男 「あ、あの……えっと、あじゃあっ! 火、火がぁッ!」
荘厳「こ、この私が見抜けないなんてありえないんですッ! 男様の将来を誓い合った伴侶の私としてはッ!」
ドゴオオオン
バガアアアアン
ドギャアアアアン
ガルルルア!グルルルル!!
ガアアアアアアア!!!ゴアアアアアア!!
バガアアアアン
ドギャアアアアン
ガルルルア!グルルルル!!
ガアアアアアアア!!!ゴアアアアアア!!
飼育小屋は全壊した。カノッサ(暗黒微笑)。
※このSSは荘厳さんのオーラ像であり、実在の新しくもないジャンル「ドラゴン」他複数の新ジャンルとはいっさい関係ありません。
え?実在しない?
にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!畜生!現実なんかやめてやる!!
にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!畜生!現実なんかやめてやる!!