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【ほのぼの】新ジャンルでバトルロワイヤル【学園内】2


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A---B---C---D---E
┌──┬──┬──┬──┬──┐
│ 商 │ ? │ 城 │ 密 │ 町 │1
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ ? │ ? │ ? │ ∴ │ 仝 │2
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ ? │ ? │ ? │ ? │ ? │3
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ $ │ ? │ ? │ ? │ ? │4
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ 海 │ 岸 │ ? │ ? │ 校 │5
└──┴──┴──┴──┴──┘

横縦でエリアが分かります
1列目のC=エリア1-C

?マークは設定がまだ不完全なエリアです
これから先禁止エリアが指定されます
その場合、エリアに『×』が付きます
∴=炭鉱採石場
仝=集落
$=テーマパーク

時間1:00 場所1-Aから2-Bへ移動中
「徒歩で2kmはきついね・・・・」

「でも一番端っこは危ないから移動した方が吉よ」
つい先ほど読心クールは地図の位置関係上、今のエリアは相当危険であると判断した

「でもこのゲームに安全な場所なんて・・・・」
『あるのかな』、そう言いかけて殺気は口を塞いだ
読心の足が止まる

「ごめん・・・・そんなつもりじゃ・・・・・・」

「あなたは生き延びたら何をしたい?」
読心クールから突然の質問に少し戸惑う

「私はいつか好きな人の心を読まずに告白したいんだ
それをするまでは死にきれない、さっちゃんも何かないの?」

「さっちゃん・・・・?」

「そうさっちゃん、あなたのあだ名・・・・・・やっぱり変かな?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
「ううん、変じゃない」
誤解殺気は一段と強く殺気を発したがそれとは裏腹に喜んでいた
「喜んでもらって嬉しいわ」

時間1:00 場所1-Bから2-Bへ移動中

険しい崖道を守護者はAを抱えたまま驚異的なスピードで駆け降りる
あと10分もすれば移動を終了するだろう
「A、何故あの時反撃をしなかったんだ」

「・・・・武器がチョークだったんだ」
少し俯きながらAは答える

「w」

「今笑っただろ、微かに0.2秒くらいで!」

「ああごめんごめん」
久し振りのクラスメイトとの会話に少し心が落ち着く

「守護者の支給品はなんだったんだ?」

「笑わない?」

「笑わないから教えろよ」


守護者もまた俯きながら答えた
「・・・・・・ブーメラン」

「w」


時間0:20 場所1-C
どうして友達が出来ないのか。その日遊んだ子は次の日から私の前に現われることはない
また裏切られた、次こそ友達を作らないと・・・・・

「ふぇぇ~助けて佐藤さーん!」
渡辺を追いながら殺人鬼は考えていた
「佐藤さっ・・・・あれれ~!行き止まりだよぅ!!」

「あなたは私の友達?」
刃物をちらつかせる殺人鬼からの質問にテンパる渡辺
「友達じゃないけど今からじゃ間に合いませんかぁ~!!」

渡辺の緊張は極限に達し、徐々に思考が『諦める』へ向かっていたその時

「伏せなさい!!」
声がした瞬間目の前に爆風が吹き殺人鬼が後ろへ吹っ飛ばされた

恐ろしながら目を開けると大型の武器を持つ少女と佐藤が微笑んでいた

「ふぇぇ~さとうさん!!もう会えないと思ったよぅ」
佐藤は抱きつく渡辺の頭を優しく撫でた

「殺人鬼がいません」
素直難聴が気付いた

城の城壁を抉り壊す威力を持つロケットランチャーだが殺人鬼は運良く爆風に押され直撃を免れていた。
廊下に体を引きずった跡が残っている。足に重傷を負わせた可能性があると考えた

「今日の所は大丈夫でしょう、ひとまず休みませんか?」
素直難聴は鞄から食料を取り出す
「渡辺さんが助かったのは難聴さんのお陰よ」

「ありがとう、お陰で助かったよ~」
渡辺の言葉を聞き取り笑顔で素直難聴は返す

「今日は栗ごはんですよ」

時間1:00 場所2-B
ほぼ無反応と恵は一時間かけて隣のエリアへ移動した
「足パンパンだよう・・・・」

「・・・・・これ使えば」
ほぼ無反応は鞄から包帯と湿布、塗り薬を取り出し恵に手渡した
「・・・・・・ここも安全とは言えない、休め」

「無ーちゃん・・・・・・私は大丈夫だかr」
プシュッ
恵の左頬に素早い何かが掠れる、ほぼ同時にほぼ無反応の体が静かに崩れ落ちる

「え・・・・・・無ーちゃん?」

首を押さえながら恵に言い放つ
「逃げろ恵!」
プシュッ!
無反応の足に小さい針が刺さり赤く腫れ上がっている
「早く・・・・逃げ」

ほぼ無反応の鞄を背負い恵は一心不乱に逃げ出した

「ふん、一人仕留めそこねたか・・・・」
軍師は不敵な笑みを浮かべほぼ無反応を眺めた

ほぼ無反応死亡 残り37名

時間4:30 場所2-D西
日和と出会って四時間半、ツン達は仲間を探していた
このゲームからの脱出を目指す仲間を・・・・・

「ツンはやっぱり男君に会いたい?」

「ばっバカ言わないで誰があんな奴!」

「私は・・・・会いたいな」
相変わらずな態度のツンを余所に日和は考えていた

「あっ、といっても私はゆうやに会いたいんだけどね・・・・・・・
死ん・・・・でないといいんだけど」

「死ぬわけないじゃない!!」
ツンは言い放った
「お互いの気持ちが離れてなかったら死なないわよ!
生きてるわよ!あなたが弱気になったら・・・・
私も・・・・男に会いたいぃぃ・・・・・」
泣き崩れるツン、日和は強く抱き締める
「ごめんね、そうだよね私がしっかりしなきゃね・・・・・」
「・・・・・・・・」
「ツン?」
ツンは静かに呟いた
「・・・・・・・私から離れて」
彼女の手には拳銃が握られていた

「急にどうしたの・・・・・・・脈絡ないよ?」

「早く離れて・・・・・・・・・早く走って!!」

ツンに言い放たれた直後、日和は背中に熱い何かを感じた
それは徐々に制服を赤く染め、熱さは痛みに変わった
「日和ーーーー!!!」
ツンは発砲するが素人撃ちで弾丸は掠りもしない

「ゆうや・・・・ゆうや・・・・・ゅぅゃ・・・・・」
虫の囁きのような声で恋人の名を呼ぶ
?「しぶといわねぇ」
カンカンカンッカンカンッ・・・・
小さい金属音がその場で響く
頭部に数発撃たれ日和の呟きは止まった
あまりの突然の出来事にツンはその場に立ち尽くす

「次は私に無断で男君の名前を呼ばないでね?」

ツンに日本刀を突きつけヤンデレは静かに笑った




日和、ツン死亡 残り35名

時間5:00 場所2-D
先ほどの戦闘でデリンジャーの弾が尽き途方に暮れる人物がいる
銃弾の聞かない敵から逃げ回り気付かぬうちにエリア2-Dまで移動していた
ふと血腥い場所で足を止める

「この血の跡、戦闘があったのか・・・・・」
ツンの銃と日和のコンバットナイフを拾いあげる生徒会長
「死体がないのが奇妙だな、埋められたのか?」

その時既に二人の死体は何故かによって片付けられていた

「弾は残ってるな、誰のかは知らないけど使わせてもらうよ」

食料と水を奪い、生徒会長は一人南へ下った

「あのさ、俺君」

「何だよ内気」

「僕達・・・・・・生き残れるかな?」

時間5:30 場所3-D

内気の弱気な発言に俺は少し言葉を荒げる

「は?何言ってんだよ生き残るに決まってんだろ」

根拠はないが一度発言した事は必ずやり遂げる有言実行タイプである俺の言葉には説得力がある

「うん・・・・・でもね、生き残る為には生徒同士で殺し合わなければいけないんだよ?俺君にはそれが出来る?」
先ほど変態クールの魔の手から内気を救いだしたがお互い殺す気はなかった
相手が殺す気満々だった場合躊躇なく槍で突けるだろうか?俺の言葉が詰まる。

「僕にはそんな事とてもできないよ、だから僕は生き残れないと思う・・・・ぐすっ」

そう言うと内気は泣き崩れた。

時間5:00 場所3-C
北に移動して3-Cについた富士見は土地の違和感に逸早く気付いた
「何かいる・・・・・・正確には何者かがいた」

肉眼では分からないがつい先ほどまで何者かが身を潜めていた

「脇谷さん、弾はどれくらい残ってる」

「23発、その内6発は装填してるわ」
彼女の武器はS&W19、23発という微妙な数字は先ほど葬式屋女を撃った為である
「もしかすると近くに身を潜めている可能性がある、早くこの場を離れよう」
富士見は支給武器であるグレネードランチャーを背負いその場を後にした



「・・・・・グレネードとは厄介な」
ふと肩に風で舞い上がった何かが触れようとした
シュパッ!

「枯れ葉か、まだ修行が足りぬな」
ゴムホースを鞭のように操りる武士デレはまた一人地道な練習を続ける


時間5:30 場所2-B
軍師から逃げ延びた恵は大木の下に身を潜めている
そしてほぼ無反応がくれた包帯を手にし彼女の無事を祈っていた。

「無ーちゃん・・・・・生きてるよね・・・・・大丈夫だよね」


同じエリア北200m先に誤解殺気と読心クールがいた
「眠い・・・・・」
誤解殺気は目を擦りながら言った、ゲーム開始から既に五時間ほど経っていた

「もう少ししたら休もう・・・・」
読心クールも体力の限界が来ていた

「あれ?・・・・あそこに誰かいる・・・・・」

誤解殺気の目の先に微かだが人影が見えた
「あれは・・・・・恵?」
「知り合いなの?」

「うん、クラスの友達」
読心クールは考えた、彼女なら仲間に出来るかもしれないと

「恵なら私たちと行動してくれるはず」

「・・・・そうだね、友達だもんね・・・・・」
その時読心とは違う不安な思考が彼女に生まれていた
先ほど知り合ったばかりの人間とずっと一緒だった友達、人はどちらを取るのだろうと・・・・・


時間5:40 場所2-B
「めぐみ?」
読心クールはかがんでいる恵にそっと話し掛けた
「読・・・・心ちゃん・・・・・」
突然の呼び掛けに恵は緊張していたが読心クールの顔を見て表情が柔らかくなった

「恵一人?・・・大丈夫なの?」

「一人じゃ・・・」
何かを言いかけて恵は口を閉ざした
(一人じゃなかったさっきまで無ーちゃんと一緒だった)

読心クールは恵の感情を読み取った。辛かったね・・・そう言いかけた時、恵の表情が変わった。

「読心ちゃん・・・・・後ろ・・・・」

「後ろ・・・・?ああ、彼女は・・・・」

読心の後ろにいたのは誤解殺気、恵を驚かせまいと少し後ろに待機させていた。
それが今の恵には仇となる、彼女が放つ殺気に恵が拒絶反応を起こした

「ぃゃ・・・・嫌だ!!来ないで!!」

「大丈夫!彼女は私の・・・・」

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだぁあああああ!!!」

シュルシュルシュル!!
「くっ・・・!」キンッ
空を切り裂きながらブーメランが誤解殺気目掛けて飛んで来た、が彼女はそれを鎌ではたき落とす

「まさか受け止められるとはな・・・・恵を泣かせた罪は重いぞ」
飛んできた方向に目をやると守護者が立っていた
恵を相当探したのか息が荒い、Aは何故守護者が女性に向けて攻撃したのか
状況が飲み込めなかった、しかし自分は空気だという事は理解していた

「守護者!会いたかったよ~!!」

恵は守護者を希望の光かのように駆け寄った
「そこの殺気溢れた女、死にたくないなら読心クールから離れろ」
守護者はチョークを誤解殺気の心臓に標準を合わせ言った

「読心ちゃん、私もその人から離れた方が良いと思う・・・・・その人怖い」
守護者の影に隠れながら恵も言う、Aは空気だ

「さっちゃんはそんな人じゃないよ、みんな誤解してる・・・・」
読心クールはすかさず言い返すが二人は自分の意見を変えようとはしない
「読心クール!早くこっちに来い!!そいつはヤバイ気を放ってる!」

「だから違うってさっちゃんは私の友達なのよ!」
「なんで数時間前に出会ったばかりの他人に肩を持つの?私たち友達じゃない・・・・こっちにおいでよ」

誤解殺気の不安は的中した。先ほど知り合ったばかりの人間とずっと一緒だった友達、人は後者を取るのだ
「・・・・もういいよ」


そう言い放ったのは誤解殺気ではなく読心クールだった

「読心さん・・・・・」
誤解殺気は驚いた様子で見つめる

「もういい私はさっちゃんと行動するわ、元気でね」
読心クールは誤解殺気の手を引いて歩きだす

「なんでよ・・・・・・私たち友達じゃない・・・・・・」
(なんで危ない人に付いて行くの?分からないよ)
恵は読心の発言が理解出来ないでいた

「・・・・恵、ちょっと会わない内に随分心の狭い人間になったわね・・・・・・
まあ他人にずっと守られているような人間に理解は難しいわよね」

「おいそれは恵への侮辱か?」
守護者がキレた口調で読心を見つめる

「やめて守護者・・・・・・読心ちゃん、元気でね」

「ええあなたも、生き残りなさいよ」


その日ある二人の友情関係が崩れた
それは誰が悪いわけでもない・・・・このゲームが悪いのだ

時間4:00 場所4-C
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
雄叫びのような声を上げ逃げる男、それを追いかける一頭の虎

「虎吉なんだろう!?答えてくれよ!!」
男はアーミーナイフを手にし逃げ回る

「ガァルルルル・・・・グルァ!!」ザシュッ
先回りされ逃げ場を失った男、虎吉が牙をむき出し歩み寄ってくる・・・・

「うおおおおおおおおとこおおお!!!」
一瞬気を取られた虎吉に容赦ない飛び蹴りをする女子生徒
「グルァ!??」

「ヒートなのか・・・・」

「スゥー……おとこぉおおおお!!好きだぁあああああ!!!!」
ヒートの告白から数秒経ってから大門が遅れて到着した

時間5:00 場所5-B
津波の前兆でもないのにも関わらず海岸から1km先まで引き潮となり
カモメだけでなく白鳥や鶴が海岸で跳ね回る小魚を啄む

空は雲一つない明け方となり初日の出のような太陽が昇る

「荘厳さんで助かったよ」ザッザッ

「私も友さんでよかったですわ」キュムッキュムッ

お互い敵意がない事が分かり海岸を移動しながら進む

「・・・・相変わらず荘厳さんは凄いな、踏んだ場所が鳴き砂になってる」

「フフ、お恥ずかしいですわ」

「荘厳さんは支給品なんだったの?俺なんかエアガンでさー」

「私は・・・・・・私もそのような物でしたわ」
少し間が気になった友だが見せてもらうと即席の弓矢のような武器であった
ただし荘厳パワーが働いたのか鏃はダイヤモンドとなっていた

「ねえ食べていい?」

「だめ」

「少しだけ」

「だーめ」
時間5:30 場所3-B
肉食女子高生は空きっ腹を沈める為不良に交渉していた

「ちょっとだけで良いから、ね?」

「そうやって腕に噛み付こうとしない」
不良は肉食女子高生の扱いに慣れてきたのか表情が緩やかだ

ふと肉食女子高生の足が止まる、目の前に不審なダンボール箱が落ちている
何者かが仕組んだ罠か?それとも島に元々あった物か?そう不良が考えている間に肉食は不敵な笑みを浮かべる
「・・・・・みーつけた」

ズザザザ!
急にダンボールがドリフト走行で逃げ出した、正確にはダンボールから人の足が出ていた
(しまった!尾行していたのに感づかれちゃった!!)

ダンボール娘は間一髪肉食の手から逃げ延びる事に成功
茂みの中へ消えていった

時間6:00 場所不明
ゲーム開始から六時間経過、突如放送が流れる・・・・あの加工された機械音が流れてきた。
「皆様おはようございます【新ジャンルでバトルロワイヤル】第一回放送です。
ゲームにはもう慣れましたか?お腹は空いていませんか?」

ゲームに巻込んだ人物が何を言うかと思えば軽い話から始まった

「それではこれまでの死亡者を発表します
三年A組からほぼ無反応、盲目ヤンキー娘
三年C組から葬式屋女、ランダエタ
三年D組からツンデレ、日和
外部からはDQN以上です
立ち入り禁止区域は七時から5-A・5-B、九時から4-E・5-E、十一時から1-A・1-B以上
では皆さん頑張って殺し合ってくださいね」

A---B---C---D---E
┌──┬──┬──┬──┬──┐
│ ⊗ │ ⊗ │ 城 │ 密 │ 町 │1
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ ? │ ? │ ? │ ∴ │ 仝 │2
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ ? │ ? │ ? │ ? │ ? │3
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│ $ │ ? │ ? │ ? │ ⊗ │4
├──┼──┼──┼──┼──┤
│ ⊗ │ ⊗ │ ? │ ? │ ⊗ │5
└──┴──┴──┴──┴──┘

時間6:00 場所4-D
「嘘だ!嘘だ・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁぁあああああ!!」


ゲームが始まってから六時間、放送から流れるクラスメイトの名前
そして愛し合った恋人日和の名前・・・・・
ゆうやはただ嘆く

「嘘だ!嘘だ!嘘だ!あいつが!?嘘だ!嘘だ・・・・・何かの間違いだ・・・・・」


「・・・・・邪気眼優」

ゆうやが荒んだ目で見つめる
「・・・・・はぁ?」
「それが私の名前、まだ名乗ってなかったから」

「だから何だよ・・・・もう俺はあの頃のテンションじゃねえ」

「彼女の魂はスピリット・マザーが永遠に見守っているわ
今は辛いでしょうけど彼女の無念を晴らす為にも貴方は戦うべきだわ」
いつもの邪気眼節を語る優、普段の彼女を知る者なら聞く耳持たないが
ゆうやには彼女の言葉が妙に心に残る

「邪気眼・・・・さん」

「優でいいわ、ゆうや」

時間6:00 場所4-D

「まだ7人しか死んでねえのか・・・・」
マイケルは焦っていた。第一回放送の死亡者が予想以上に少なかったからだ。

「おいプロセス、お前のクラスは何人死んだ?」

「私のクラスは葬儀屋女さんとランダエタ君が亡くなりました」

プロセスは軽い口調で説明する、興味のなさそうに淡々と・・・・
だが彼女の心中では静かに憎悪が満ちていた・・・・・マイケルはそれを知らない

「まずまずだな、進入禁止エリアは遠いから移動しなくてもいいな」
食糧を口に放り込みながらマイケルは言った

時間6:00 場所4-C
昨日まで一緒にいた仲間の名前が読み上げられる
身体中の力が抜ける感触、内部から押し寄せる絶望・・・・・


「ツンと日和が死んだ・・・・・」

「何言ってんだよ男・・・・冗談やめろよ」
歯を食いしばり泣くのを堪える男に気付くには数秒の時間が必要だった

「ヒートさん冗談やなかと、ツンさんと日和さんは・・・・・死んだたい」
目からこぼれる汗を拭く大門、状況を飲み込めたヒートは雄叫びのような声をあげ泣いた


「・・・・・・状況を整理しよう」
三人に重い空気が流れる中、まず男が口を開いた。
少し遅れて大門が反応する、ヒートと出会う前の話と支給品の確認を済ませる。
途中泣き疲れたヒートが支給品を取り出す。
「私は・・・・生き残れるかな・・・・・」
あの元気が取り柄のキャラとは思えない弱々しい会話
今の男にそれを答える余裕はなかった

時間6:00 場所4-B
廃墟と化した住宅街、友と荘厳はそこの小さな公園で朝を迎える

目覚めは最悪だ。何故なら第一回放送での死亡者リストの読み上げが目覚まし時計となったからだ。
「ツンさん・・・・日和さん・・・・」

友達の死を目覚めに聞かされた荘厳はしばし呆然としていた

「あまりのんびりもしていられないぞ」
友が公園のトイレから出てきた、どうやら歯を磨いていたようだ。

「ツン達の他にも盲目や無反応、葬式屋女、ランダエタ、DQNが死んだ
短い間でこれだけの人数が死んだという事は少なくともこのゲームに乗った奴がいるという事だ
ここも危ない、早く逃げよう」
そういうと友は荷物をまとめ居た痕跡を消すかのように掃除を始めた
荘厳パワーで毛布はカシミアにチェンジしていた

時間6:00 場所3-D
毛布にくるまって寒さを凌ぐ俺と内気、一度は泣きやんだ内気だが放送を聞きまた落ち込んでいる。

「ツンさん達・・・・・死んじゃったんだね」

「そうだな」
俺は素っ気無い返事を返す。

「そうだなって・・・・・」


「内気、前言ったよな?『僕達・・・・・・生き残れるかな?』って 」
内気の話を遮るように俺は話しだす

「これからの事を自分なりに考えてみたんだ。内気は
『生き残る為には生徒同士で殺し合わなければいけない、それが出来る?』
と聞いたな。俺だって生き残る為に人を殺す事はしたくない、でもお前の為なら俺は鬼になる・・・・・・この意味分かるか?」
「傍若無人に暴れまわるって事?」
おどおどしながら内気は答える

「ちょっと違う・・・・こういう事だ」
そういうと振り向き様に石を茂みへ投げ込む
ガサッ
動く気配のした方向に槍を投げ付けた

「手応え・・・あれ?」
槍には兎が仕留められていた

「うさぎさんを狩るのが鬼なの?」
目を丸くして見つめる内気、これだけ理解力の乏しい人だとは俺も予想外だった。