春
公園
桜の雪ハラハラ
管弦の音
どこからか
屋台
桜の木
彼女は一人
◇
手帳ペラパラ
手帳ハラ…
手帳ハラ…
持ち主現る
男は赤面
だけども彼女は淡白に
問われて
求めて
名前を......。
名前を....。
桜の雪も今日までと
興味がないと、後知らぬ
そして巡る 次の季節 君の物語へと
◆
夏
旅先
波の頭トウトウ
いつかの約束
いつまでも
海の家
パラソルの下
知らんぷり
彼女と彼女と彼
知ってるだけ
ページピラパラ
まぁったく、こんな所でまで。本が好きだねぇ、お前達は
海の家
パラソルの下
彼女は一人
やがて二人でいずこかへ
波の音ザカザン
パラソルの下
シートとクーラーボックスと
空の音ゾワゾワ
無音の音シンシン
ツクツクボーシのなく頃に
◇
夢の終わり
終わりの夢
今日の終わり
夜の始まり日は沈む
やってらんない
そうでもない
そうでもない
終わりは始まり
始まりは終わり
終わりは夢で
夢は空
夜の空には星ひとつ
いつかの星をマネして作る
夢にも似てる手製の光
それで充分明るくて
それで充分暖かい
そんな気がする それでいい 多分
それがいい
ふぅん、そう
そう
ふぅん、そう
そう
波の音トワトワ
夕陽の音ショワショワ
夕陽の音ショワショワ
とらいとらいん
とわいらいと・らいん
とらい・とらいん
と
らいと・らいん
とわいらいと・らいん
とらい・とらいん
と
らいと・らいん
そして巡る
やがて新しい物語へと
きっときのうきおくして
やがて新しい物語へと
きっときのうきおくして
きみのものがたりから
新ジャンル「
新ジャンル「
→