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【ほのぼの】新ジャンルでバトルロワイヤル【学園内】5


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「ようクール、荒鷹」

「あっ・・・お前は・・・・」




時間6:20 場所2-D

顔を上げると同じクラスのゆうやと知らない女子生徒が立っている。


「ゆうや!生きてたのか」


クラスメートの無事が分かりクールは胸をなで下ろす。


「ああ生きてたさ、日和は殺されたけどな」


そうだ、日和とゆうやは交際している。けれど日和は6時の放送で死亡が確認されたんだった。

「あ……そうか」


クールは彼にどう声をかけようか迷っていると隣の女子生徒が叫んだ。

「少女に何をした……魔法少女に、お前ら何をしたんだ!」


「彼女は……襲われている所を助けたのだが……間に合わなくて……」


「殺したのか」

鉄剣をクールに突き立て邪気眼は問い質す


「医療器具も知識も無いこの島だからな……看取る事で精一杯だった
私が殺したのかもしれない」

彼女は嘘は付いてない、ただ言い方とタイミングが悪かった。



「そうやって俺の日和も………」


「俺の日和を・・・・・・」



「 日 和 を 返 せ ぇ ! ! ! ! 」

――ドンッ――

ゆうやが叫んだと同時に発砲音が鈍く響き渡り
荒鷹が後ろへ倒れた。それはまるで…時を刻むのを忘れた時計のようにゆっくりと



「あ…あらたか……?」

「おい、荒鷹……どうしたんだよ……おい」

彼女は呼びかけに反応しない。
時間旅行者が一瞬で現代に戻されたかのように
彼女に何が起きたのかクールはすぐに理解出来なかった。


「お前もすぐに送ってやるよ、荒鷹が待つ天国へ・・・・・・」

「おいおいゆうや、奴は2人殺しているんだ、ヘヴン行きなど神が赦さない」

「今お前の仇を取ってやるからな、日和」

「闇の稲妻よ……我が剣に力を……」

「「地獄へ墜ちろ!・ダークヘルシグナ!」」


ゆうや達は何か叫んだと思ったらクールに向かって突っ込んできた

「何の話だ!日和には出会ってもいないぞ!」

「今更言い訳など見苦しいぞおおお!!!」

クールの言葉を全く耳に入れてない。ゆうやは熱血バカだ、一度暴走したら手が付けられない。


「話を…聞けぇ!!」

クールはクナイを投げつける。
素人とはいえ6時間は練習している。体をカスれば止まってくれると思った。

が、2人は止まらない。
邪気眼が振り回す鉄剣にクナイは弾かれ地面に落ちる

ドンッ―

またこの音だ、今回は音が発生した位置が分かったのでその場所を見上げる
クールは何の音か理解した、と同時に何が誰が発したのかも見てしまう。




「彼女が僕たちに気づいたようだよ」

ガバメントを撃った反動で痺れた手をさすりながら内気は俺に話しかける。

「ああ、でもこの高さなら向こうは何も出来ない。クーめ酷い事をしやがる。」

「手が痛くてしばらく銃は撃てないけど、頑張ろうか?」

「いやトドメはゆうやに譲ろうぜ」


クールには二人の会話は聞こえない、しかし敵意と悪意はある顔をしている。


「あいつらまでこのゲームに乗っているのか!?」

ゆうやとの距離は約40m、逃げるか?でも荒鷹を置いていけない!
あいつを止めるには体に致命傷を与えるしかない。

「恨むなよ!」シュン―

クールはゆうやの心臓目掛けて力いっぱいクナイを投げつけた。

風を切り裂くような速さでクナイはゆうやに目掛け飛んでゆく

狙いも角度も良い、相手に投げられたモーションは見られていない




これは当たる――――




「邪気眼よ……喰らい尽くせ!」
鉄剣を左手に持ち替え高速で向かってくるクナイを弾き飛ばす
邪気眼は眼を持つ腕の設定なので喰らい尽くす口はないのだが
コロコロ設定が変わるのが厨二病の特徴だ

「バカな、弾かれただと」

「助かったぜ!クール!ここがお前の死に場所だぁ!」

ドガッ―

全力疾走した速度のままクールの腹に渾身の一撃を食らわす。



「がっ……ァァ…」


腹部を押さえながら二、三歩後退し膝を付くクール。

と同時にゆうやも手を庇うように押さえながら側に倒れた。

「ゆ、ゆうや!」

優は何が起きたのか理解できなかった。
相手の腹に鉄板が仕込んであると思っていたが、痛がり方が尋常ではない。

「指がぁ!痛えよぉ!」

クールは殴られる瞬間とっさにクナイの持ち手を指で挟み
ゆうやの拳に刃先が当たるように仕込んだ。

「ゆうや!今治療魔法を!」
包帯と絆創膏を持ち出した時点で魔法ではないが邪気眼には程良い治療だ。


「うわっうわあああ!指っひっ指っ取れてる!!ぁああああ」

クナイにはおびただしい量の血液が付着している
鋭い刃先に拳が衝突したのだから無理もない。

「わ!わ、わ、どうしょう!」

優も想定外の状況にゆうやから目が離せない。




と、その時




優は足に違和感を覚える。
10cmほどの赤い筋が靴下を破り足首あたりに付いている
数秒もかからぬうちに筋は靴下を真紅へ染め上げた。これは傷だ。



「はぁっ!」
ビシュッ

背中を鋭い何かで押し切られるような痛み
背に手を当てるとヌルッとした液体が付着している。


これは




血だ。




後ろに気配を感じる。恐る恐る見上げるとそこには、内気の放った銃弾によって倒れたはずの荒鷹が立っていた。



何故だ、何故彼女は生きている。

荒鷹はクナイを握りしめている。その刃は少し欠けているように見えた。
(そのクナイ、まさか)

しかし最初から彼女はクナイを持っている訳ではない。

優が最初に弾いたクナイ、それは地に刺さることなく地面を滑り
荒鷹の脇に偶然当たった、それにより彼女は意識を取り戻したのだ。


内気も俺もクールとゆうやの交戦に意識が向かっていたので
荒鷹に意識が戻っていることに気づかなかった。

ヤンデレを除いては


「荒鷹、一旦退くぞ!」

クールはそういうと地面を蹴り身体を反転気味に起こし
荒鷹と林の奥へと消えていった。