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<p> 問1 人への働きかけについて健康日本21がもっとも強調しているものはどれか。</p> <p>3.行動</p> <p><font color="#FF0000"> 健康日</font><font color= "#FF0000">本21</font>とは、平成12年から発足した国の疾病予防・健康増進の10ヵ年計画です。教科書P206にもある通り、健康づくりは<font color="#FF0000">個人の心がけや行動</font>に大きく作用されます。他に国が行っている健康づくり対策として<font color="#FF0000">アクティブ80ヘルスプラン</font><font color="#000000">があります。</font></p> <p>(健康日本21:<a href= "http://www.kenkounippon21.gr.jp/">http://www.kenkounippon21.gr.jp/</a>)</p> <p> 問2 世界保健機構の憲章の健康について誤っているのはどれか。</p> <p>4.健康的</p> <p> 健康の定義としてよく引用される<font color= "#FF0000">世界保健機構(WHO)憲章</font>の前文は「<font color= "#FF0000">健康は肉体的にも精神的にも社会的にも調和のとれた良好な状態をいい、単に病気がないとか病弱ではないということではない</font>」です。この出題の意図は恐らく<font color="#FF0000">WHO憲章</font>の中に含まれていない文言を指せという意味だと思われます。</p> <p>問3 ウィンスローの定義したものはどれか。</p> <p>2.公衆衛生</p> <p>  ウィンスロー(アメリカ)が提唱したのが公衆衛生です。ちなみに日本で衛生という言葉を使ったのは長與専斎です。それまで日本は衛生ではなく養生という言葉を使っていました。</p> <p> 問4 WHOの活動によって地球上から撲滅させた感染病は次のどれか。</p> <p>3.天然痘</p> <p> WHOの活動は<font color= "#FF0000">伝染病の対策・衛生統計・天然痘の撲滅・プライマリケアの導入</font>です。</p> <p> 問5 WHOの活動の一つにプライマリ・ヘルス・ケアがあるが、これに含まれないのはどれか。</p> <p>1.医師</p> <p><font color= "#FF0000"> プライマリ・ヘルス・ケア</font>とは医療・医師のサービスは除きます。逆に医療・医師のサービスが含まれるのは<font color="#FF0000">プライマリ・メディカル・ケア</font>です。これらの総称を<font color="#FF0000">プライマリ・ケア</font>と呼びます。1978年旧ソ連のアルマ・アタで開かれた国際会議で採択されたことから<font color="#FF0000">アルマ・アタ宣言</font>と呼ばれます。</p> <p> ■■問6 プライマリ・ヘルス・ケアの活動範囲に含まれないのはどれか。■■</p> <p>1.病院の建設</p> <p>2.予防接種</p> <p>3.家族計画</p> <p>4.上下水道の整備</p> <p>  ※この問題は授業では1が正解だという話だったのですが、教科書を読んでも2が正解としか思えません。なので、解説の書きようがないので、どなたか正解を教えてください。教えて頂いたら修正致します。</p> <p> 問7 WHOで分類している身体障害者の健康に含まれないのはどれか。</p> <p>4.無病息災</p> <p>  WHOは1980年に病気の社会的・生活的側面を重視して3つの概念を明確にしています。<font color="#FF0000">1.機能障害[インペアメント] 2.能力低下[ディスアビィリティー] 3.社会的不利[ハンディキャップ]</font></p> <p>問8 WHOの定義について正しいのはどれか。</p> <p>3.肉体的にも精神的にも社会的にも良い状態をいう</p> <p> 問2の解説を参照願います。</p> <p> 問9 リベールとクラークは予防医学を第一次、第二次、第三次に分類した。次のうち第一次予防に含まれるのはどれか。</p> <p>3.BCGの接種</p> <p><font color="#FF0000"> 第一次予防</font>は<font color= "#FF0000">健康増進・特異的予防</font>です。ちなみに<font color="#FF0000">第一次予防</font>の疾病の自然史は<font color="#FF0000">感受性期</font>です。ちなみに<font color="#FF0000">第二次予防</font>は<font color="#FF0000">早期発見・早期治療</font>。自然史は<font color="#FF0000">前臨床期</font>。<font color="#FF0000">第三次予防</font>は<font color="#FF0000">悪化防止・機能回復</font>。自然史は<font color="#FF0000">臨床的疾病期</font>です。</p> <p>問10.第一次予防ではないのはどれか。</p> <p>4.集団検診</p> <p>  問9の解説を参照願います。これは第二次予防の早期発見にあたります。</p> <p>問11.予防医学で第一次予防はどれか。</p> <p>4.禁煙</p> <p>  問9の解説を参照願います。これは第一次予防の健康増進にあたります。</p> <p>問12 人間ドックの主な目的はどれか</p> <p>2.第二次予防</p> <p>  問9の解説を参照願います。これは第二次予防の早期発見にあたります。</p> <p> 問13 公衆衛生について誤っている組み合わせはどれか。</p> <p>2.第二次予防--予防接種</p> <p>  問9の解説を参照願います。予防接種は第一次予防の特異的予防にあたります。</p> <p>問14 第二次予防はどれか。</p> <p>3.早期発見</p> <p> 問9の解説を参照願います。見たまんまです。</p> <p> 問15 予防保険対策との組み合わせで正しいのはどれか。</p> <p>2.第一次予防--予防接種</p> <p> 問9、13の解説を参照願います。まんまです。</p> <p> 問16 第二次国民の健康作り対策であるアクティブ80ヘルスプランに含まれないのはどれか。</p> <p>4.十分な医療</p> <p><font color= "#FF0000">アクティブ80ヘルスプラン</font>とは80歳になっても身の回りのことができ、社会的参加も出来るようなアクティブな老人を作っていくことによって超高齢化社会に対応しようとするものです。これは<font color="#FF0000">健康づくりの3要素</font>である<font color="#FF0000">栄養・運動・休養</font>を主軸としています。</p> <p> 問17 健康の保持・維持について適切でないのはどれか。</p> <p>3.喫煙</p> <p>  問16の解説を参照願い・・・ってコリャ見たまんまですよね。</p> <p>問18 3大栄養素ではないのはどれか。</p> <p>3.ビタミン</p> <p> <font color= "#FF0000">3大栄養素</font>と呼ばれるものは<font color= "#FF0000">炭水化物・脂質・蛋白質</font>です。これらを<font color="#FF0000">熱量素</font>とも呼びます。<font color="#FF0000">ビタミン</font>は<font color="#FF0000">無機質</font>と併せ<font color="#FF0000">保全素</font>と呼ばれています。<font color="#FF0000">熱量素</font>と<font color="#FF0000">保全素</font>を合わせたものを<font color="#FF0000">5大栄養素</font>と呼びます。</p> <p> 問19 栄養素のうちエネルギー源とならないのはどれか。</p> <p>1.繊維質</p> <p>  消化出来るものは栄養源となりますが、繊維質は消化されません。</p> <p> 問20 日本人の最近の栄養摂取状況について減少しているのはどれか。</p> <p>3.糖質</p> <p>  年次推移を見ると糖となる炭水化物の減少が見られます。</p> <p>(厚生労働省統計表データベース:<a href= "http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexk-kousei.html#kou14">http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexk-kousei.html#kou14</a>)</p> <p>問21 肥満の判定基準ではないのはどれか。</p> <p>3.生活活動指数</p> <p>  生活活動指数とは、日常の生活活動代謝量が、基礎代謝の何倍にあたるかを示したものです。</p> <p> 問22 健康つくりのための食生活の指針の目標で誤っているのはどれか。</p> <p>3.食塩を1日30g</p> <p> 食塩の摂取量は10g/日以下です。</p> <p> 問23 エネルギーの供給源とならない成分はどれか。</p> <p>4.ビタミン</p> <p> ビタミンは身体の調節に働きます。</p> <p> 問24 食物繊維が不足すると、どこの癌が発生しやすいか。</p> <p>4.大腸</p> <p>  食物繊維が不足すると、腸内環境の悪化、不要成分の腸内での長期滞留などが発生し、疾病にかかるリスクが高くなります。</p> <p> 問25 国民栄養調査で栄養所要量に達していないのはどれか。</p> <p>3.カルシウム</p> <p>  年次推移で見ると摂取量は増加していますが、目標値に達してはいません。問20に資料があります。</p> <p> 問26 日本人の栄養摂取量のうち、年次推移として減少しているのはどれか。</p> <p>1.エネルギー</p> <p> 問20に資料があります。</p> <p> 問27 次のビタミンのうち脂溶性ビタミンに属さないのはどれか。</p> <p>2.B</p> <p> <font color="#FF0000">脂溶性ビタミン</font>は<font color= "#FF0000">D・A・K・E(ダケ)</font>です。</p> <p> 問28 ビタミンの欠乏症のうち、脚気に関係するビタミンはどれか。</p> <p>1.B1</p> <p> <font color="#FF0000">ビタミンB1</font>の<font color= "#FF0000">欠乏症</font>は<font color="#FF0000">脚気</font>、<font color= "#FF0000">過剰症</font>は<font color= "#FF0000">小児急性中毒</font>です。</p> <p> 問29 ビタミンの欠乏症のうち、ペラグラを起こすのはどれか。</p> <p>4.ナイアシン</p> <p> ビタミンの欠乏症で<font color= "#FF0000">ペラグラ</font>を起こすのは<font color= "#FF0000">ニコチン酸(ナイアシン)</font>です。ちなみに<font color="#FF0000">ビタミンA(カロチン)</font>の欠乏症は<font color="#FF0000">夜盲症</font>、<font color="#FF0000">ビタミンB2(リボフラビン)</font>の欠乏症は<font color="#FF0000">口唇炎</font>、<font color="#FF0000">ビタミンB1(サイアミン)</font>の欠乏症は問28にあります。</p> <p>問30 現代食生活で不足しがちな栄養素はどれか。</p> <p>2.カルシウム</p> <p> 問25を参照願います。</p> <p> 問31 感染型細菌性食中毒の原因菌でないのはどれか。</p> <p>3.ボツリヌス菌</p> <p> <font color= "#FF0000">感染型細菌性食中毒</font>の原因菌は<font color= "#FF0000">腸炎ビブリオ・サルモネラ菌属・病原大腸菌</font>です。</p> <p>問32 蛋白質を構成しているのはどれか。</p> <p>2.アミノ酸</p> <p> 生理のリボソームでやったあたりです。</p> <p>問33 1g当たりの熱量が最も高いのはどれか。</p> <p>1.脂肪</p> <p> 蛋白質、炭水化物共に4kcal/g。脂肪は9kcal/gです。</p> <p>問34 骨の発育に必要なビタミンはどれか。</p> <p>1.ビタミンA</p> <p>2.ビタミンC</p> <p>3.ビタミンD</p> <p>4.ビタミンE</p> <p> 問35 日本人の栄養所得量に示されている1日の食塩摂取量の目標値はどれか。</p> <p>1.6g以下</p> <p>2.8g以下</p> <p>3.10g以下</p> <p>4.12g以下</p> <p>問36 水溶性ビタミンはどれか。</p> <p>1.ビタミンA</p> <p>2.ビタミンC</p> <p>3.ビタミンD</p> <p>4.ビタミンE</p> <p> 問37 最近わが国における栄養摂取状況で誤っているのはどれか。</p> <p>1.カルシウムは不足</p> <p>2.食塩は増加傾向</p> <p>3.動物性脂肪は増加傾向</p> <p>4.炭水化物は減少傾向</p> <p>問38 くる病に関係するビタミンはどれか。</p> <p>1.ビタミンB1</p> <p>2.ビタミンB2</p> <p>3.ビタミンA</p> <p>4.ビタミンD</p> <p> 問39 食品添加物の安全試験に含まれないのはどれか。</p> <p>1.急性毒性試験</p> <p>2.発ガン性試験</p> <p>3.催奇性試験</p> <p>4.細菌試験</p> <p>問40 食中毒の発生が最も多い時期はどれか。</p> <p>1.1~3月</p> <p>2.4~6月</p> <p>3.7~9月</p> <p>4.10~12月</p> <p> 問41 調理人の手の化膿性疾患が問題となる食中毒はどれか。</p> <p>1.病原性大腸菌</p> <p>2.ボツリヌス菌</p> <p>3.ウェルシュ菌</p> <p>4.ブドウ球菌</p> <p> 問42 わが国における食中毒の発生原因で最も多いのはどれか。</p> <p>1.サルモネラ</p> <p>2.腸炎ビブリオ</p> <p>3.フグ毒</p> <p>4.ブドウ球菌</p> <p> 問43 次の細菌で起こる食中毒のうち、潜伏期間が最も短いのはどれか。</p> <p>1.腸炎ビブリオ</p> <p>2.サルモネラ菌</p> <p>3.ブドウ球菌</p> <p>4.ボツリヌス菌</p> <p>問44 神経症状を主症状とする食中毒はどれか。</p> <p>1.サルモネラ食中毒</p> <p>2.腸炎ビブリオ食中毒</p> <p>3.ふぐ食中毒</p> <p>4.病原大腸菌食中毒</p> <p>問45 食中毒で正しいのはどれか。</p> <p>1.サルモネラ食中毒は食品の水洗いで防止できる</p> <p>2.ブドウ球菌食中毒の毒素は加熱すれば破壊される</p> <p>3.腸炎ビブリオは60℃ぐらいで死滅する</p> <p>4.ボツリヌス菌食中毒の毒素は熱に強い</p> <p> 問46 加熱した食品を食べたところ食中毒が発生した。考えられる原因菌はどれか</p> <p>1.腸炎ビブリオ</p> <p>2.サルモネラ菌属</p> <p>3.黄色ブドウ球菌</p> <p>4.病原大腸菌</p> <p>問47 毒素型食中毒を起こす原因菌はどれか</p> <p>1.腸炎ビブリオ</p> <p>2.ボツリヌス菌</p> <p>3.カンピロバクター</p> <p>4.病原大腸菌</p> <p> 問48 動物性食中毒のうち致命率が最も高いのはどれか。</p> <p>1.ふぐ</p> <p>2.あさり</p> <p>3.ばいかい</p> <p>4.ほたて</p> <p> 問49 真空パックしてある煮豆を食べたところ食中毒が発生した。原因菌として疑われるのはどれか。</p> <p>1.腸炎ビブリオ</p> <p>2.病原大腸菌</p> <p>3.ボツリヌス菌</p> <p>4.サルモネラ菌郡</p> <p>問50 食中毒の予防対策でないのはどれか。</p> <p>1.手洗いの励行</p> <p>2.加熱調理</p> <p>3.水質検査</p> <p>4.患者の隔離</p>

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