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【骨折の後遺症を列挙しなさい】 1)過剰仮骨形成 2)偽関節(仮関節) 3)変形治癒 4)骨萎縮 5)無腐性骨壊死 6)関節運動障害(強直、拘縮) 7)外傷性骨化性筋炎 8)フォルクマン拘縮 【脂肪塞栓を説明しなさい】 通常、骨損傷部から流出した骨髄脂肪の小滴が血管内に入り込むものと考えられている。 大腿骨や骨盤骨損傷などの後、あるいは多発骨折時にみられる。受傷後1~3日後におき 肺塞栓(呼吸困難、チアノーゼ)・脳塞栓(頭痛、不安感、吐き気、嘔吐、意識障害)・心塞 栓(心悸亢進、血圧下降)などがあり、一刻も早い専門医の治療が必要。 【遷延仮骨形成と偽関節を説明し、その相違点を書きなさい】 遷延仮骨形成…仮骨形成が普通期待されている日数を経過してもみられないものである。 しかし、骨癒合が緩慢になってはいるが骨損傷の修復は続いているもので 骨癒合を阻害している因子の改善と日数の経過により骨癒合は期待できる。 偽関節…骨折部の骨癒合の機転が完全に停止して、骨折端の骨髄腔は閉鎖され、両骨折端 が隔離して閉鎖された状態となったもの。 相違点…遷延仮骨形成では、骨癒合を阻害している因子の改善と日数の経過により、骨癒 合は期待出来るが、偽関節では保存的治療では全く骨癒合が望めない状態のため、 観血的治療の適用となる。 【コンパートメント症候群を説明しなさい】 前腕や下腿では強固な筋膜で区画された間隙、すなわちcompartment内の組織圧が上昇し、 神経や筋肉への循環不全がおこり、これら神経・筋肉などの機能障害をもたらすもの。 前腕の屈側部、下腿部に多く見られ、この他に手部の骨間筋部や母指球部にも発症する。 【過剰仮骨形成を説明しなさい】 仮骨が過剰に形成され、その吸収が少ないかあるいは全く吸収されない場合をいう。 関節付近の骨折に過剰仮骨形成の傾向が強く、これにより関節運動の障害、神経損傷(圧 迫、牽引、埋没)、血液循環障害(血管圧迫)等を引き起こす。 【無腐性骨壊死を説明し、起こしやすい骨折を書きなさい】 骨栄養血管の血行障害(阻血性骨壊死)によって骨壊死を生じているものをいう。 無腐性壊死を起こしやすい骨損傷は、股関節の脱臼骨折、大腿骨頚部内側骨折、手の舟状 骨骨折、距骨骨折などである。
【骨折の後遺症を列挙しなさい】 1)過剰仮骨形成 2)偽関節(仮関節) 3)変形治癒 4)骨萎縮 5)無腐性骨壊死 6)関節運動障害(強直、拘縮) 7)外傷性骨化性筋炎 8)フォルクマン拘縮 【脂肪塞栓を説明しなさい】 通常、骨損傷部から流出した骨髄脂肪の小滴が血管内に入り込むものと考えられている。 大腿骨や骨盤骨損傷などの後、あるいは多発骨折時にみられる。受傷後1~3日後におき 肺塞栓(呼吸困難、チアノーゼ)・脳塞栓(頭痛、不安感、吐き気、嘔吐、意識障害)・心塞 栓(心悸亢進、血圧下降)などがあり、一刻も早い専門医の治療が必要。 【遷延仮骨形成と偽関節を説明し、その相違点を書きなさい】 遷延仮骨形成…仮骨形成が普通期待されている日数を経過してもみられないものである。 しかし、骨癒合が緩慢になってはいるが骨損傷の修復は続いているもので 骨癒合を阻害している因子の改善と日数の経過により骨癒合は期待できる。 偽関節…骨折部の骨癒合の機転が完全に停止して、骨折端の骨髄腔は閉鎖され、両骨折端 が隔離して閉鎖された状態となったもの。 相違点…遷延仮骨形成では、骨癒合を阻害している因子の改善と日数の経過により、骨癒 合は期待出来るが、偽関節では保存的治療では全く骨癒合が望めない状態のため、 観血的治療の適用となる。 【コンパートメント症候群を説明しなさい】 前腕や下腿では強固な筋膜で区画された間隙、すなわちcompartment内の組織圧が上昇し、 神経や筋肉への循環不全がおこり、これら神経・筋肉などの機能障害をもたらすもの。 前腕の屈側部、下腿部に多く見られ、この他に手部の骨間筋部や母指球部にも発症する。 【過剰仮骨形成を説明しなさい】 仮骨が過剰に形成され、その吸収が少ないかあるいは全く吸収されない場合をいう。 関節付近の骨折に過剰仮骨形成の傾向が強く、これにより関節運動の障害、神経損傷(圧 迫、牽引、埋没)、血液循環障害(血管圧迫)等を引き起こす。 【偽関節の発生原因を説明しなさい】 局所的原因…骨折部に働く牽引力、剪力、屈曲力、回旋力、粉砕骨折による骨片の欠損、 血腫の分散と流出、骨折端間に軟部組織の介入、血行不良 全身的原因…栄養障害、内分泌障害、体質異常 治療的原因…整復状態の不良、固定状態の不良、短すぎた固定期間、牽引療法での過度の 牽引、不適切な後療法 【無腐性骨壊死を説明し、起こしやすい骨折を書きなさい】 骨栄養血管の血行障害(阻血性骨壊死)によって骨壊死を生じているものをいう。 無腐性壊死を起こしやすい骨損傷は、股関節の脱臼骨折、大腿骨頚部内側骨折、手の舟状 骨骨折、距骨骨折などである。

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