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Wolffの法則…骨の古くなった骨細胞を破骨細胞が解体し、そこに骨芽細胞が新しく骨細胞を作り骨組織の
          新陳代謝により骨を維持しているが、骨に加わる力学的負荷にこの改変の量は変化し、骨量
           も変化する。又、加わる負荷の方向によって吸収や添加が行われる。

骨折の定義…骨組織の連続性が完全あるいは不完全に離断した状態をいう。

骨折の性状による分類…骨の性質や状態によって外傷性骨折、疲労性骨折、病的骨折に分類する。

   外傷性骨折
      正常な骨に外力が作用して、骨組織の連続性が完全にあるいは部分的に離断されたもの。
   疲労性骨折
      一度だけでは骨折をおこさない程度の外力が持続的に作用するか、または一方向に衝撃性
      外力が繰り返して作用し、それが集積されて発生するもの。
      中足骨、脛骨、腓骨、肋骨などに発生する。
   病的骨折(突発性骨折)
      骨に基礎的な疾患があって骨組織が脆弱になっているときに、正常な骨なら骨折が起こり
      えないようなわずかな外力、あるいは外力なしに発生するものをいう。
      病的骨折の誘因となる基礎的疾患には局所的誘因(骨腫瘍・化膿性骨髄炎・骨巨細胞腫)や
      全身的誘因(くる病・骨形成不全症・大理石病・老人性骨粗鬆症・ページェット)などがある。
      但し、これら基礎疾患を持つ患者に骨折が必発するものではない。

骨折の程度による分類…骨損傷によって骨組織の連続性が完全に離断された完全骨折と、ヒビともいわれ、
                 骨の一部が損傷されて一部がなお損傷を受けず連絡を保っており、骨の形態や
                 年齢によって特有な骨折型を呈する不全骨折と呼ばれるものがある。不全骨折
                 には①亀裂骨折②若木骨折③陥凹骨折④竹節状骨折⑤骨膜下骨折の5種がある。

   亀裂骨折(氷裂骨折)
     氷やガラスに生じるヒビと同じで、頭蓋骨・肩甲骨・腸骨などに発生する。
   若木骨折(緑樹骨折・生木骨折)
     長骨に発生し骨が屈曲したもので若木を折り曲げた状態に似ている。
     幼小児の鎖骨、前腕骨などに発生。
   陥凹骨折
     若木骨折の一種でピンポン玉を潰したような状態になったもの。頭蓋骨などの扁平骨に発生し、
     完全骨折になると陥没骨折になる。
   竹節状骨折(隆起骨折・花托骨折)
     圧迫によって骨の一部を押し潰し骨折部が輪状に隆起して竹節状になる。
     小児の膮骨遠位端部などに発生する。
   骨膜下骨折
     骨質は完全に離断しているが骨膜の離断されていないもので、生理的な骨形状を保ち
     骨折線の確認できるものをいう。若年者に多く発生するのは骨膜が厚く弾力性に富み、また
     骨質から容易に剥離するためである。幼小児の脛骨骨幹部に発生する。

骨折線の走行による分類…骨に基準となる線を定めて、それに対して骨折線の走る方向により①横骨折
                   ②縦骨折③斜骨折④螺旋骨折⑤複合骨折に分類する。
   横骨折
     骨折線が骨長軸に対して直角(垂直)に走るもの。
   縦骨折
     骨折線が骨長軸に対して平行に走るもの。
   斜骨折
     骨折線が骨長軸に対して斜めに走るもの。
   螺旋骨折
     骨折線が骨長軸に対し螺旋状に走るもの。
   複合骨折
     種々な方向に走る骨折線のいくつかをまとめて一つのものとして考え、3種に分類する。
      ・T・V・Y字状骨折…上腕骨遠位端部・大腿骨遠位端部、高齢者の骨折などに発生。
      ・骨片骨折…1~2個あるいは数個の比較的大きな骨片を有する骨折。
      ・粉砕骨折…骨片骨折より多数の小骨片を有するのもので、射創・轢創などの際、強大な
             外力によって発生する。