問1 1000人の集団を対象に、その疾病に対するスクリーニングテストを実施、次のような四分表を得た。正しいのはどれか。
区分 | スクリーニングテスト | ||||
陽性 | 陰性 | ||||
疾病異常 | あり | 真陽性者(A) | 偽陰性者(B) | ||
なし | 偽陽性者(C) | 真陰性者(D) |
3.この集団の有病率は10%である。
4.このテストの偽陽性者数は偽陰性者数よりも多い。
1000人を対象に行われたスクリーニングテストで、有病者にあたる真陽性者・偽陰性者の合計は10%の100人である。このテストの偽陽性者数は50人、偽陰性者数は20人である。ちなみに異常者が検診を受けた結果陽性と出るものの割合を敏感度(A/A+B)、正常者が検診を受けた結果陰性と出るものの割合を特異度(D/C+D)と呼びます。
問2 第一次予防に含まれないのはどれか。
1.I型糖尿病患者に対するインスリン療法
第一次予防は特異的予防・健康増進であり、1は第三次予防の悪化防止である。
問3 暑さに対する不快指数は気温と次のどれの組み合わせによるか。
1.気湿
不快指数の求め方は「0.72+(温度+湿度)+40.6」である。
問4 次の組み合わせで誤りはどれか。
4.酸素--潜函病
潜函病とは急激な減圧時に体内に溶けている窒素が気泡化し、血流を止めることである(塞栓)。
問5 次の組み合わせで正しいのはどれか。
3.夏季--食中毒
感染型食中毒は夏に多発していて、毒素型も季節差が少ないものの夏に比較的多い。教科書P168参照
問6 水溶性ビタミンはどれか。
2.ビタミンC
他のものは脂溶性ビタミンの「D・A・K・E」である。
問7 正常大気中の二酸化炭素の濃度はどれか。
1.約0.03%
大気の代表的な要素の正常成分は酸素21%、窒素78%、二酸化炭素0.03%、アルゴン0.94%である。
問8 3大栄養素ではないのはどれか。
3.ビタミン
3大栄養素は蛋白質・脂質・炭水化物である。
問9 二酸化炭素の生体に害を及ぼす濃度はどれか。
4.6%以上
呼気中に含まれる二酸化炭素は4%であり、人体に影響を及ぼす値もそれ以上である。
問10 次の組み合わせで関係のないものはどれか。
2.感覚温度--輻射熱
感覚温度は気温・気湿・気流から求められる。この3つに輻射熱を含めた4つで求められるのは修正感覚温度である。