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【上腕骨外科頸骨折(外転型)の定型的転位・骨軸の移動・変形を説明しなさい】
  転位:近位骨片は軽度内転、遠位骨片は軽度外転。
  骨軸の移動:骨幹軸の骨折端部は内方へ向く。
  変形:遠位骨折端は前内上方へ転位するため、骨折部は前内方凸の変形を呈する。

【上腕骨外科頸骨折(内転型)の定型的転位・骨軸の移動・変形を説明しなさい】
  転位:近位骨片は軽度外転・外旋位、遠位骨片は軽度内転。
  骨軸の移動:骨幹軸の骨折端部は外方へ向く。
  変形:遠位骨折端は前外上方へ転位するため、骨折部は前外方凸の変形を呈する。

【上腕骨外科頸骨折と肩関節前方脱臼とが誤診されやすい理由とその鑑別方法を述べよ】
  上腕骨外科頸骨折の外転型骨折は骨幹軸が内方を向くので、肩関節前方脱臼と外観が類似する。
  
  鑑別方法
    三角筋部…骨折血腫による腫脹が著名に現れる → 外転型骨折
         膨隆が消失する → 肩関節前方脱臼
    上腕骨頭…肩峰下に上腕骨骨頭を触知できる → 外転型骨折
         (肩峰下に上腕骨骨頭が触れず空虚になる)骨頭の位置異常 → 肩関節前方脱臼
    固有症状…関節運動はある程度保たれて、その際軋轢音を聴取することがある → 外転型骨折
         関節運動を試みると弾発性固定が現れる → 肩関節前方脱臼

【上腕骨外科頸骨折(外転型)の整復法を説明しなさい】
 1.患者を背臥位として、第一助手は患側頭部に位置して腋窩枕子を入れた上から帯などで近位骨片を
   固定し対向牽引に備える。
 2.第二助手は患者の患側に位置し、肘関節90°屈曲位でその肘部と前腕近位部を把持し抹消牽引する。
 3.術者は患者の患側肩部に位置し、肩部内側から遠位骨片近位端に左右2~5指を、近位骨片に左右
   母指を外側からあて強く握るようにする。
 4.第二助手に抹消牽引しながら、遠位骨片を内転させるのと同時に、術者は内転の支点となるように
   遠位骨片近位端部を外方に引き出すようにする。続いて第二助手に遠位骨片の前方挙上を行わせ、
   そのタイミングに合わせて術者は遠位骨片近位端部を前方から後方に圧迫する。

【上腕骨外科頸骨折の固定肢位を外転型と内転型に分けて簡単に説明しなさい】
  外転位型骨折・・・整復位である内転位固定。
           骨折部が安定する2~3週間後に良肢位である外転位に固定しなおす。
  内転位型骨折・・・整復位である外転位固定。