「番外編:Gmail活用法)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

番外編:Gmail活用法) - (2006/09/14 (木) 20:47:07) のソース

*Gmail
Gmailが展開している無料のWebメールサービスです。
2006.9.8現在は、ベータ版の試験サービスということで運営されています。
2006.8以前は「登録している会員からの招待制」だったのですが、現在は「登録申請をすれば誰でも利用可能」になっています。

**Gmailとは?
http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/about.html

詳細については、上のリンクにある公式ページを参照してもらうとして、その最大の特徴は
「無料メールアドレス」
「メールボックス容量が2GB」
「迷惑メールフィルタが優秀」
「詳細なフィルタリングが可能」
「POP受信可能(普通のメーラーから受信可能)」
にあります。

***特徴詳細
「無料メールアドレス」
普通に登録(一部個人情報の入力が必要)するだけで、特に支払いなどが発生せずに利用可能です。

「メールボックス容量が2GB」
これは大きいです。ほぼ無制限と言っても良いくらいでしょう。
普通のプロバイダだと、せいぜい100MBくらいが限界ではないでしょうか?
使い切ろうと思っても、そう簡単にはいかないくらいでしょう。
これによって、今までは「受信したメールは削除」というのが暗黙の了解(私はPDA&ノートPCでの管理の都合上、自分で削除していましたが)であったメールを、ほとんどそのまま残して置けるようになります。

「迷惑メールフィルタが優秀」
迷惑メールの学習機能が搭載されています。
Gmail全体でのフィルタリングも行われているようで、自分で登録したもの以外もかなり迷惑メールとして登録されているようです。
更に、自分で迷惑メールを設定することが可能で、しかもその方法が簡単です。
受信トレイの中にあるチェックボックスにチェックを入れ、迷惑メールの報告の報告というボタンを押すだけです。
これだけの操作でそのメールアドレスから届く迷惑メールをフィルタリングしてくれるようになります。

「詳細なフィルタリングが可能」
受信メールに対して条件付け(メールアドレス・件名・本文内容などを指定)し、そのメールを「指定アドレスに転送」「削除」「アーカイブ(受信トレイに表示させないが、メール本体はサーバーに残す設定。古いメールやメルマガなどに使うと便利)」などを行うことが可能です。

「POP受信可能(普通のメーラーから受信可能)」
基本的にGmailのサービスはいわゆる「Webメール」という、インターネットブラウザ上で閲覧と送受信を行うように作られているのですが、オプションの設定により、SSL送受信に対応したメーラーで送受信が可能になります。
#Outlook、Pocket Outlook、Becky!、Qmail3など。W-ZERO3メールは非対応です。

ただし、このPOP受信機能を使うためには、Gmailでの設定と、各種メーラーでの受信設定が必要です。

ですが、私の設定が良くないのか、POP受信をしてしまうと「サーバーから削除しない」ように設定しているにも係わらず、勝手にサーバーからメールが削除されてしまっています。

これだと、PC×2・PDA×3で同じサーバーを確認するようにしている私の環境ではどうしようもありません。
もうちょっと確認が必要だと思われます。

***迷惑メールフィルタとしての利用方法
私が普段使っているプライベートなメールアドレス(10年以上使用しています)は、凄い数の迷惑メールが届く(100通以上/1日)ようになっています。

なので、このGmailの迷惑メールフィルタを利用しました。
その効果は絶大でした(^^

使い初めこそは、何度か迷惑メールの報告設定をしないといけませんが、半月もすると迷惑メールの数が激減。
現在では受け取るメールも本当に必要な数(20通/1日)程度になりました。

設定の方法としては、

1.プロバイダーのメールを全てGmail宛てに転送
最近のプロバイダーは、受信メールの転送機能が実装されていると思いますので、それを利用します。

ちなみに、私はDTIというところを利用していますが、その場合は「基本転送」という機能を利用して転送します。

転送した場合の元メールの処理を「メールの保存」という項目を「保存しない」に設定しておきます。これによって、2重受信をしないで済みます。

2.Gmailの転送設定を行う
Gmailにログインしてから、「設定」→「メール転送とPOP設定」と選ぶと、転送設定の画面になります。

その「転送」の項目の中から「受信メールを次のアドレスに転送」という項目を選び、自分のメールアドレス(私の場合はDTIのもの)を入力します。

そして「コピーを受信トレイに保存」という項目を選んだ状態で、画面の右下の方に出ている「変更の保存」というボタンを押します。これを押し忘れると、設定は反映されませんので注意して下さい。

上に書いてある方法だと、自分の環境ではメールが自分のPCアドレスにうまく転送されませんでしたので、別の方法を記載します。

今のバージョンのGmailだと、迷惑メール設定を行ったメールは、自動的に転送されないような設定になっていますが、あえて、迷惑メール以外を転送するように設定をすることによって、擬似的に「メール転送を行う」という設定方法を紹介します。

理論的には、これだけでOKなハズです。
ただし、私が使っているプロバイダ(DTI)では、「メールを受信後削除」設定にすると、メールが転送されて来ないで、「メールを保存」という設定にすると、同じ内容のメールが2通サーバーに保存されているという、少し謎な現象が見られるようになってしまいました。

そこで、2通来ているメールのうち、Gmailから転送されている方のメールを「DTI提供のスパムフィルタでサーバーから削除」するように設定して回避しました。

2-2.自分のメールアドレスの設定を行う
Gmailからのメールには、メールの中に「転送情報」が組み込まれていますので、それを判別するように設定します。

「Return-Path」に
aaaaaa+caf_=bbbbb@ccccc.co.jp@gmail.com
(例)a=GmailのID b&c=転送先のメールアドレス
という情報が付与されていますので、

「Return-Path」の中に「aaaaaa+caf_=bbbbb@ccccc.co.jp@gmail.com」という文字列が「存在しない場合」は「削除」するという設定を行います。

これで、問題無く1通だけ受信するようになりました。

●フィルタ設定を行う
フィルタリングは色々と応用がききますので、色々と試してみると良いかと思います。

(参考例)
・Gmailに届いた携帯メールをW-ZERO3に転送
フィルタを作成する画面で「差出人:」の部分に「@docomo.ne.jp」(各キャリアで違います。個人で判定するのではなく、@から先のドメイン部分を選択するのがポイントです)を入力&設定し、転送先を自分のW-ZERO3用のpdxドメインのメールアドレスに転送するように設定すると、至急で連絡を取り合えるようになって便利です。

3.迷惑メールを学習させる
Gmailの受信トレイに転送されてくるメールの中から、迷惑メールにチェックを入れ「迷惑メールを報告」というボタンを押します。
この学習を半月も続けると、かなりの迷惑メールがフィルタリングされるようになります。

あとは、通常どおりにプロバイダーのメールを受信するようにすると、迷惑メールの件数が激減していると思います。


***まとめ
大容量のメールサーバーとして利用可能であり、迷惑メールをフィルタリングすることも可能です。

容量が大きいので、必要なファイルを自分宛てにメールして、バックアップとして活用するというような使い方もできると思います。

他にも数々の同様なサービスがあると思いますが、その中でも屈指のシステムだと思いますので、是非とも活用してみて下さい。

#comment