筐体

ケース、筐体

筐体には大きく分けて、二種類、スチール製とアルミ製がある。 一般的な値段は、スチール製の方が安く、アルミ製の方が高い。 アルミの方がスチールよりも重量が軽く、熱伝導率が高いが、特別な利点がアルミ製の筐体にあるわけでもない。
筐体を選ぶ際には、1)デザイン、2)いじり易さ、3)拡張性、4)空(水)冷能力、5)大きさ・・・などというポイントから、自分の望むものを見極める。 費用を抑えたいというときは、スチール製の激安物で我慢するという手もある。一般的は筐体に1万円程度を考える。
最近では水冷による効率的な排熱を行う仕組みを持つケースも製品化されている。各種パーツの熱量上昇、特にCPUの熱が問題になってきており、水冷が流行っている。 だが、いまのところ空冷で十分間に合う。
また、マザーボードには一般的なサイズ(ATX)とちっちゃいサイズ(micro ATX)、また大きいく拡張されたタイプ(Extend ATX)のタイプがある。 このボードを筐体に格納するので、流行のキューブタイプケースなどを選択しようと思った場合、”ちっちゃいサイズ(micro ATX)”のマザーボードしか使えなくなる。 一般的なミドルタワーケースの場合はATXサイズなら普通に入る。また、デュアルCPUなどのマルチCPU対応マザーの場合、”大きいタイプ(Enxtend ATX)”のマザーも存在するので、それを使う場合は特別に対応した筐体が必要である。
また、ATXの次の規格としてBTX規格の詳細が決定されている。2005年以降はBTX規格が徐々に広がると見られる。
ケースの排熱は基本的に前方FANで吸気し、後部ファンで排気する。前面ファンは温度の低い外気を積極的に取り込み、ハードディスクドライブを冷やしつつケースに空気を送る。 後部のファンで積極的に内部の暑い空気を排出する。 後部のFAN取り付け部分が2箇所(図「筐体の後部FAN取り付け部」のように)ある場合は片方で吸い、片方で排気してもいいような気がするが、排出した空気を再び吸い込んでしまう危険があるため避ける。 また、前部のFANは吸気するため、埃対策をしないとケースないに埃が蓄積してしまう。 特に各種冷却FANや放熱フィンに埃がたまりやすい。 図「筐体の前部FAN1」「同2」のように一般家庭の換気扇で利用される紙フィルターなどを利用するとよい。
前のファン2
図「筐体の前部FAN」
前のファン1
図「筐体の前部FAN」
うしろのファン
図「筐体の後部FAN取り付け部」

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最終更新:2005年07月30日 18:41
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