「基本工作」(2005/11/02 (水) 15:15:27) の最新版変更点
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<h1>プラモデル作りの基本技術</h1>
<h2>切断</h2>
<dl>
<dt>パーツの切り離し</dt>
<dd>
プラモデルを作る際、各パーツをつなげている細い枝のようなもの(ランナーと呼ぶ)から切り離す。<br>
この時、ランナーとパーツを繋ぎ止めている部分(これをゲートと呼ぶ)を残して切る、これを<b>「ゲートを残して切る」</b>と言う。<br>
なぜゲートを残すのか、という疑問に対しては、その後の加工の方法によって回答が変わってくる。<br>
大抵は、その後のやすりがけの作業を楽にするため(ひょっとしたら他の効果もあるのかもしらん)。<br>
−−−それはですねえ、ニッパで切ると切り口の部分がひび割れたり欠けたりすることが多く、その欠けがパーツ表面にこないようにゲートを残して切るわけです。</dd>
</dl>
<dl>
<dt>ゲートの処理</dt>
<dd>
切り離したパーツからゲートを取り除かなければならない、じゃないと見た目最悪だし、ちくちく刺さってテライタス。<br>
という訳で処理するのだ、何も考えずに処理しろ。<br>
大抵の場合は、デザインナイフ(アートナイフ)と呼ばれる、クラフトツールでゲートを削り、最後にやすりをかける。<br>
デザインナイフを使わず、鉄やすりで大まかに削った後、紙やすりでならしてやってもいい。</dd>
</dl>
<h2>接着</h2>
<dl>
<dt>合わせ目消し</dt>
<dd>
合わせ目とは、パーツを組んだときにできる隙間のこと。いかにもただ組んだだけっぽさが出ていて、あまり好ましいと思う人間はいないのではなかろうか。<br>
今回はプラスティック用接着剤(流し込みセメント)を使った場合の消し方をご説明。<br>
まず、接着したいパーツの接着面(合わせ目の出来る所)に放射状に接着剤を塗る、片方塗ってはもう片方、塗ったらまた片方を塗って~、を4~8回ほど繰り返す(ここらへんは各自のフィーリングで)。<br>
いい感じに臭くなってきたら、ズレないように気をつけつつおもむろにパーツをくっつける。<br>
<b>「むにゅっ!」</b>とした感じで、接着面からパーツ色の<b>何か(*1)</b>が盛り上がってくれば成功!あとは洗濯バサミや目玉クリップで押さえておいてやると良い。<br>
ちなみに私は最初の5分くらいきつく押さえて、あとはクリップ外して放置してますwwwwwww<br>
<br>
*1:プラスティック用接着剤は、塗った部分のプラを溶かして、お互いを接着させる為、押付けた力により、余剰したプラがむにゅっとはみ出てくるのです。むにゅっ。</dd>
</dl>
<dl>
<dt>接着面が凹んだぞゴルァ!</dt>
<dd>
接着完了うわーい(´ー`)ノと思っていても油断してはならんのじゃよ。<br>
プラ用接着剤はシンナーが含まれているため、一見乾いているように見えても、接着面のプラからシンナーが揮発するのです。<br>
揮発するとその分だけ接着部のプラが縮んでしまい、結果として接着面だと一目でわかる溝(合わせ目)が残ってしまいます。<br>
そのような事象から皆、<b>「接着したら一週間は放置!」と注意しているのです。</b>多分。</dd>
</dl>
<h2>削る</h2>
<dl>
<dt>この接着面の「むにゅ」の処理どーすりゃいいの</dt>
<dd>
デザインナイフを立てて大まかに削り、最後にやすりで仕上げるます。<br>
そのまま、やすりでショリショリ削ってかまいません。<br>
<br>
余談:アートナイフで削るのは難しいよね。凸部分を削っているのに、その周りを凹に削っちゃったり。<br>
この辺は失敗を繰り返して慣れるしかないかな(掘らないように、あくまで凸部を削るように)</dd>
</dl>
<h2>盛る</h2>
<dl>
<dt>パテを盛る</dt>
<dd>
パテといっても様々な種類があり、またそれらの特性によって適した使用目的が分かれます。<br>
各種パテの特性はメニューの「道具」からどうぞ。<br>
ここでは使用目的によって適したパテを説明します。<br>
<br>
・傷の修正、パーティングライン、合わせ目消しの失敗<br>
これにはタミヤのラッカーパテを使います。<br>
そのままチューブから出したものを盛ってもいいのですが塗料の薄め液で溶いて
筆で塗りつける方法を面倒でなければお勧めします。<br>
薄く盛ることが可能となるため、その分乾燥が速く、ヒケの量も少なくて済みます。少しヒケてると感じたらまた塗り重ねます。<br>
少し凸となったあたりでヤスリで本来の面になるように削りましょう。このとき当て木をヤスリに施しておきましょう。削りすぎる失敗をしにくくなります。<br>
注意事項として一度に厚く塗りつけるとパテの溶剤が下地となるプラスチックを侵食し、パーツをグニャグニャにしてしまいます。<br>
また、そういった面倒を嫌と言うならアルテコSSP-HGか光パテを使う手があります。<br>
せっかち、時間がないというならこれらを使うことをお勧めします。<br>
・改造、スクラッチ。<br>
もちろんプラ板で行う方法やパテとプラ板を混用して行う方法もありますが、
とりあえずパテだけでスクラッチする場合の説明を行います。
使用するのはポリパテ、エポキシパテ、アルテコSSP-HGなどです。
ポリパテの場合、硬化以前で成型を行うのは難しく、一度硬化させてからデザインナイフやヤスリで形を作っていきます。<br>
エポキシパテは硬化以前は粘土状になっているため、なるべく硬化する前に
成型をおこないましょう。<br>
アルテコSSP-HGはポリパテとほぼ同じ使い方です。ですが硬化が5分程度と早く、硬化後に加工しやすく、その点でポリパテより有用です。<br>
反面コストが高いという欠点があります(液が高いんだよ液が。粉は余るし。)。<br>
<br>
大きなものを作るならプラ板と併用するか、ポリパテを中心に、<br>
小さなものや小改造ならエポパテやアルテコを使うといいでしょう。<br>
</dd>
</dl>
<h1>プラモデル作りの基本技術</h1>
<h2>切断</h2>
<dl>
<dt>パーツの切り離し</dt>
<dd>
プラモデルを作る際、各パーツをつなげている細い枝のようなもの(ランナーと呼ぶ)から切り離す。<br>
この時、ランナーとパーツを繋ぎ止めている部分(これをゲートと呼ぶ)を残して切る、これを<b>「ゲートを残して切る」</b>と言う。<br>
なぜゲートを残すのか、という疑問に対しては、その後の加工の方法によって回答が変わってくる。<br>
大抵は、その後のやすりがけの作業を楽にするため(ひょっとしたら他の効果もあるのかもしらん)。<br>
−−−それはですねえ、ニッパで切ると切り口の部分がひび割れたり欠けたりすることが多く、その欠けがパーツ表面にこないようにゲートを残して切るわけです。</dd>
</dl>
<dl>
<dt>ゲートの処理</dt>
<dd>
切り離したパーツからゲートを取り除かなければならない、じゃないと見た目最悪だし、ちくちく刺さってテライタス。<br>
という訳で処理するのだ、何も考えずに処理しろ。<br>
大抵の場合は、デザインナイフ(アートナイフ)と呼ばれる、クラフトツールでゲートを削り、最後にやすりをかける。<br>
デザインナイフを使わず、鉄やすりで大まかに削った後、紙やすりでならしてやってもいい。</dd>
</dl>
<h2>接着</h2>
<dl>
<dt>合わせ目消し</dt>
<dd>
合わせ目とは、パーツを組んだときにできる隙間のこと。いかにもただ組んだだけっぽさが出ていて、あまり好ましいと思う人間はいないのではなかろうか。<br>
今回はプラスティック用接着剤(流し込みセメント)を使った場合の消し方をご説明。<br>
まず、接着したいパーツの接着面(合わせ目の出来る所)に放射状に接着剤を塗る、片方塗ってはもう片方、塗ったらまた片方を塗って~、を4~8回ほど繰り返す(ここらへんは各自のフィーリングで)。<br>
いい感じに臭くなってきたら、ズレないように気をつけつつおもむろにパーツをくっつける。<br>
<b>「むにゅっ!」</b>とした感じで、接着面からパーツ色の<b>何か(*1)</b>が盛り上がってくれば成功!あとは洗濯バサミや目玉クリップで押さえておいてやると良い。<br>
ちなみに私は最初の5分くらいきつく押さえて、あとはクリップ外して放置してますwwwwwww<br>
<br>
*1:プラスティック用接着剤は、塗った部分のプラを溶かして、お互いを接着させる為、押付けた力により、余剰したプラがむにゅっとはみ出てくるのです。むにゅっ。</dd>
</dl>
<dl>
<dt>接着面が凹んだぞゴルァ!</dt>
<dd>
接着完了うわーい(´ー`)ノと思っていても油断してはならんのじゃよ。<br>
プラ用接着剤はシンナーが含まれているため、一見乾いているように見えても、接着面のプラからシンナーが揮発するのです。<br>
揮発するとその分だけ接着部のプラが縮んでしまい、結果として接着面だと一目でわかる溝(合わせ目)が残ってしまいます。<br>
そのような事象から皆、<b>「接着したら一週間は放置!」と注意しているのです。</b>多分。</dd>
</dl>
<h2>削る</h2>
<dl>
<dt>この接着面の「むにゅ」の処理どーすりゃいいの</dt>
<dd>
デザインナイフを立てて大まかに削り、最後にやすりで仕上げるます。<br>
そのまま、やすりでショリショリ削ってかまいません。<br>
<br>
余談:アートナイフで削るのは難しいよね。凸部分を削っているのに、その周りを凹に削っちゃったり。<br>
この辺は失敗を繰り返して慣れるしかないかな(掘らないように、あくまで凸部を削るように)</dd>
</dl>
<h2>盛る</h2>
<dl>
<dt>パテを盛る</dt>
<dd>
パテといっても様々な種類があり、またそれらの特性によって適した使用目的が分かれます。<br>
各種パテの特性はメニューの「道具」からどうぞ。<br>
ここでは使用目的によって適したパテを説明します。<br>
<br>
・傷の修正、パーティングライン、合わせ目消しの失敗<br>
これにはタミヤのラッカーパテを使います。<br>
そのままチューブから出したものを盛ってもいいのですが塗料の薄め液で溶いて
筆で塗りつける方法を面倒でなければお勧めします。<br>
薄く盛ることが可能となるため、その分乾燥が速く、ヒケの量も少なくて済みます。少しヒケてると感じたらまた塗り重ねます。<br>
少し凸となったあたりでヤスリで本来の面になるように削ります。このとき当て木をヤスリに施しておきましょう。削りすぎる失敗をしにくくなります。<br>
注意事項として一度に厚く塗りつけるとパテの溶剤が下地となるプラスチックを侵食し、パーツをグニャグニャにしてしまいます。<br>
また、そういった面倒を嫌ったり、せっかちな人や、時間がないと言うならアルテコSSP-HGか光パテを使う手があります。<br>
・改造、スクラッチ。<br>
もちろんプラ板で行う方法やパテとプラ板を混用して行う方法もありますが、
とりあえずパテだけでスクラッチする場合の説明を行います。
使用するのはポリパテ、エポキシパテ、アルテコSSP-HGなどです。
ポリパテの場合、硬化以前で成型を行うのは難しく、一度硬化させてからデザインナイフやヤスリで形を作っていきます。<br>
エポキシパテは硬化以前は粘土状になっているため、なるべく硬化する前に
成型をおこないましょう。<br>
アルテコSSP-HGはポリパテとほぼ同じ使い方です。ですが硬化が5分程度と早く、硬化後に加工しやすく、その点でポリパテより有用です。<br>
反面コストが高いという欠点があります(液が高いんだよ液が。粉は余るし。)。<br>
<br>
大きなものを作るならプラ板と併用するか、ポリパテを中心に、<br>
小さなものや小改造ならエポパテやアルテコを使うといいでしょう。<br>
</dd>
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