冬寂戦争(the War with Winter-Mute)とは、2030年11月22日より勃発した、人類が経験した世界初の人工知能との戦争である。このときに暴走した(注意:未だ原因は不明であり、本当に暴走であったのかは定かではない)人工知能の通称が\\\"Winter-Mute?(冬寂)"だったことから、この名がついた。
事実上、かねてより言われてきた「人類」と「機械」との最初で最後の全面戦争であり、この戦争の被害により人類はその文化レベルを一気に交代させることとなった。
現代において、冬寂戦争の詳細を知るものはほとんどいない。

概要

①予兆
2030年11月22日グリニッジ標準時午前0時0分、センス/ネット上の電脳空間?に接続していたすべての人間が、電脳空間?内でATシェル?消失を起こし、ネット上にゴーストデータ?が流出するという現象が起こる。しかし、デッキ?のモニターには、ゴーストライン?が表示されたままになっており、事態の深刻さはこの時点では明らかにならなかった。(またヨーロッパの多くの地域が夜中であったことも原因の一つとされている。)なお、このときゴーストを消失によって死亡した死者数は、全世界で約800万人に上ると言われている。
アメリカや日本といった主要な電脳先進国家が事態に気づき始めたころ、午前2時13分、ネット上の約85%のジャンクション?が何者かによって隔離閉鎖、センス/ネット上の電脳空間がいっせいにエラーを起こし始める。その後、数分にわたってこの事態が続いたが、10分後にはジャンクション?は正常に戻り、センス/ネットも通常状態に戻った。が、この時点で、ゴースト?を失っていた人間のデッキ?からゴーストライン?は消失し、全世界がことの重大さに気づくこととなる。
6時間後、国連は、この異常事態への対応を急務と判断、非公式ではあったが、各国に至急センス/ネットの状態確認を指示。一方、日本やアメリカ、ドイツといったサイバー関連企業を多く抱える国では、すでにセンス/ネット用のデッキを開発している企業が原因の調査に独自であたりはじめていたが、結局、原因の特定にはいたらなかった。
②勃発
203011月22日グリニッジ標準時午後7時31分、突如、日本国内、旧東京に位置するトウキョースプロール?
最終更新:2006年08月07日 20:50