大阪市東住吉区のマンションで住人の医療事務員、白田光さん(23)の首を絞めて殺したとして、大阪府警に逮捕された府警阿倍野署地域課の巡査長、 水内貴士容疑者(26)=同府寝屋川市幸町=が、動機について「別れ話のもつれからカッとなってしまった。取り返しのつかないことをした」と供述している ことが25日、府警への取材で分かった。「ベルトで首を絞めた」と容疑を認めているという。

 府警によると、水内容疑者は、東日本大震災の 被災地支援で宮城県警に特別出向していた平成25年5月、宮城県内で開かれた若い男女の出会いイベント「街コン」で知り合い、間もなく付き合い始めた。白 田さんは当時、県内の大学に通っていた。大阪府警に帰任後の昨年8月に妻(26)と結婚したが、白田さんには事実を隠したまま関係を続けた。しかし、昨年 末に結婚を知られたことで、トラブルになったとみられる。

 府警に戻った水内容疑者は昨年4月から阿倍野署地域課で勤務。同じころ、白田さ んも大阪市内の病院に就職した。白田さんは入院患者の転院や生活相談に応じる業務を担当。真面目な働きぶりが評判で、上司の男性は「トラブルを抱えている ように見えなかった。本当にショックだ」と肩を落とした。

 水内容疑者の府警への説明では、別れ話が出たのは昨年末。事件当日の24日も別れ話になり、「(白田さんとの関係を)妻や(勤務先の)阿倍野署、大阪府警本部に言うと言われ、カッとなった」と供述しているという。

水内容疑者は24日午前に事件が発覚した後、府警の任意の事情聴取に白田さんと面識があることを認める一方、「殺されたことは知らない」と事件との関わりを否定していた。25日未明になって一転して犯行を認めたことから、殺人容疑で逮捕された。

 


http://www.sankei.com/west/news/150125/wst1501250030-n1.html

大阪市東住吉区のマンションで医療相談員の白田光さん(23)が殺害された事件で、逮捕された大阪府警阿倍野署巡査長、水内貴士容疑者(26)が妻 と撮影した写真をフェイスブック(FB)に掲載していたことが26日、白田さんの同僚への取材で分かった。白田さんは最近になってこのFBを閲覧。初めて 水内容疑者が結婚していることを知ったという。

 水内容疑者は動機について「妻帯者だと知られ、トラブルになった」と供述。府警東住吉署捜査本部は白田さんの同僚らにも話を聴き、殺害にいたる経緯を詳しく調べる。

 同僚によると、白田さんは今月中旬、自身のFBに落ち込んだ表情の写真を掲載。心配した友人が21日に食事に誘うと「彼(水内容疑者)のFBに奥さんと撮った写真があった。(結婚の事実を)知らなかった」と打ち明けた。

 捜査関係者によると、水内容疑者は東日本大震災の被災地支援で宮城県警に出向中の一昨年5月ごろ、大学生だった白田さんと交際を始めたが、このとき既に妻と付き合っており、昨年8月には結婚していた。

 白田さんは大学卒業後の昨年4月、大阪市内の病院に就職。しかし水内容疑者に住所を教えてもらえず、会えるのも2カ月に1度程度だったため、悩みを同僚に相談していたという。

 同僚によると、白田さんは昨年末までに少なくとも3回、別れ話を切り出していた。しかし水内容疑者は「別れない。おまえは俺のことが好きやからどうせ別れられへんやろ」と交際を続けようとしたという。

 同僚が最後に白田さんと会ったのは22日。「顔がむくんで心労がたまっている感じだった」と振り返り、「まじめで正義感の強い子。結婚を知らされていたら交際していなかったと思う」と話した。

http://www.sankei.com/west/news/150127/wst1501270007-n1.html

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最終更新:2015年03月16日 14:45