『赤のトラップボックス』

とてもとても悲しい話をしよう。

会社のフロアの一角(正確には外の廊下の角)に設置された自販機、コカコーラ社のあの赤いやつ。
ミネラルウォーターの欄に近日入荷、という文字が書かれ新しいミネラルウォーターの商品の告知がありようやく入荷。
100円の硬貨一枚で買えるそんな気軽さとこれまでのおいしかったミネラルウォーターを超えるであろうかという期待からついつい投入する銀色のコイン。
出てくる緑のラベルと透明なボトルの一体となったもの。中身は当然水。
なにより若干ズッシリとくるその内容量【520ml】。
限界まで入れてますね。別に20mlくらい…。

蓋オープン!口にイン!のど越しふつー!!

なんだコレ。思いのほか、【普通の水】だな。ここで言う普通の水とは、これまで入っていたミナクアや、コンビニに並ぶ各種ミネラルウォーターとの比較による。

そこでトラップは発動する。

裏面ミーノー。文字ミーノー。採水地ミーノー。

…。

札幌市〇〇区〇〇

…。

隣の区じゃねぇえええええかあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

と、自分が住んでいる場所からすぐお隣の区、かなり近い場所住宅街も多い、という場所から汲まれてボトリングされた水。

…。これが南アルプスの雪解け水だったら100円で飲んであーうめー、で済む問題なのだが。(身近に存在しないので)

…。なんともいえないこの…損した気分…。水は悪くないんだけど…。わざわざ隣の区にある水を100円出して買って飲む。なんつーか、なんともいえねー!
たとえて言うなら、海外行って和食を食べる、沖縄行ってラーメン(ソーキソバじゃなくて)食べる、そんな感覚に近い…。

うーん。でも、ボルヴィックはボルヴィック地方の水だから、ボルヴィックの人たちも同じこと思っているのかなぁ。いや、そもそも向こうは飲み水は買うんじゃなかったか。
なんにせよ、身近にある何気ない水が自販機から出てきて衝撃だったという、話…。
最終更新:2009年05月21日 01:13