『銀河を巡って対話の連続』

人類と銀河の運命を背負った者の物語「マスエフェクト」。
米国産RPGとして海外では日本より早く発売し、大ヒットした超大作。
そもそもRPGが海外でヒットすることが異例で信じられんのだが、H12はこの、銀河を巡る戦いというテーマに惹かれて日本でも発売が決定し発売したばかりのこのゲームを買ってしまった!

サテ。RPGということだから、まず気になるのは戦闘システム。
予告編ではアクションかなー、なんて思っていたら…。

うお!?TPSじゃん!?(TPS=サードパーソンシューティング。例バイオ4、5)

とりあえず、たぶんまだプロローグくらいにしかないところをやってるんだろうけど…。
レベルアップはあるし、アイテムを手に入れて装備したり改造したりスキル(魔法みたいの)があったりと、あ、確かにRPGだ!

TPSでRPGだから、さぞさくさくすすんでうひょー!なんだと思っていたら甘かった…。

このゲームのウリというか、魅力は人々との対話による駆け引きである。
プレイヤーはただ見ているだけではなく、主人公が質問に答えたり主人公が質問したりするときに、特定のワードを選択することで今後のゲーム展開を変えることができるのである。
いい方向だろうと悪い方向だろうと、プレイヤー次第。
何よりこの会話は重要な情報だけでなく、メインストーリーとは別にクエスト的な意味合いがあり(というかクエストだこry)、報酬がもらえたり経験値がもらえたり!
クエストじゃなくても情報を得て(任意)少し経験値がもらえたりもする。
とにかく、RPGつーか、完全にアドベンチャー的なノリである。
街をくまなく歩いて会話できる人をひたっすら探してみるとか、ね。もうね。TPSパートより街でうろうろしてるほうが長いよ!!まだ最初だけどね。
無論、歩いてたらいきなりTPSパートに入ったりもするんだけど。
看板調べたら経験値、なんか調べたら武器やカスタマイズアイテムがもらえたり。なによりアイテムが序盤の癖に絶対買えない価格であったり。つーか、自由に経験値稼いだり金稼げるのいつになんねーん!!!!!!

ということで、日本のRPGを想定してたら完全に痛い目を見るマスエフェクト。
H12はワリと洋ゲーには寛容で、そもそもストーリーが楽しみでこのゲームを買ったので、街を探索してみるのは悪くない。

ただ、このゲームの問題は…。
音声がALL英語であり、字幕が中途半端な位置に表示され全部白文字なので、ところどころ読めない(背景と色が同化して)という場面もあるし、読むことに気が取られてキャラの表情見れなかったり(H12が字幕の映画が嫌いな理由である)と、やはりこの辺は洋ゲーの弱点だなぁ、と。

単純にTPSを楽しみたいという人にはまったくお勧めできない。
言われてみればRPG、でも、日本人のRPGのイメージとはかけ離れたこの作品。
もし手にするのであれば、【洋ゲー】ということをまず頭に叩き込んでおかなければならないことは、言うまでも無いだろう…。

…つか、クリア何時間かかるんだよこれ…。
最終更新:2009年06月01日 01:15