『 - Legend of Thunder Force - 』

廻りあうべくして、出会った。


かつて、ソレは世界に伝説を残して姿を消した。
しばしの時と共に、復活の兆しを見せつつも再び姿を消した存在。

Project Thunder Force VI [ BROKEN THUNDER ]

それは突然、我々の前に再び姿を現す。


週の始まりの月曜、給料日が明日に控えている為に今日がどれだけ早く終われば、と願う。
だが、私の心の奥底に『どうしてもスガイに今日行かなければならない』という気持ちは一日中くすぶっていた。
決行。
ブック・オフを経由してアニメイトなどがある通りを進みスガイに向かう途中、ふと何気なく立ち寄った『寅の穴』。
東方シリーズの最新作「文花帖」と「花映塚」を手に、他のモノを物色。
何故だかわからないが、同じ所を何度も何度も見返す。
いつもなら、一度見たところなどすぐに通りすぎてしまうのだが。

そしてふと目に入った、青い惑星を背景にしたパッケージ。

手にして見る。
同人系のCDの新作か何か、かと思いながらも裏面を見る。

『BROKEN THUNDER』

曲目と共に、作曲者の名前が記されている。
これが同人作品であれば、アレンジをした者の名前があるはず。
だがそれは無かった。
一つ、確かなことはその楽曲の作曲者が『九十九百太郎』氏であることだ。
表を見る。

「もしかしたら…」

『追加曲を加えて完全復活』

これが目に入った途端、眠っていた何かが蘇る。

かつて、幻の一品とされネットオークションで出品されればたちまち高値で取引されたその存在。
存在にすら気づくことなく、余韻だけが世界に残された。
それは、間違いなく…。

『BROKEN THUNDER』という名の、作品だった。
既に私の中では終幕したはずの、伝説。
その伝説が静かに眼を覚ます。

伝説の名を、人々はこう呼ぶ。

『サンダーフォース』と。


はい。どうもコンバンハ。シャイニングハート・ホワワ12です。

本当に偶然というか、必然とでも言うのか、滅多に立ち入らない「寅の穴」にふと立ち寄ったらあったんです。
『BROKEN THUNDER』が。
最初は同人で出してるやつかなーとか思ってたんですが、本物です。

しつこいですが、『 本 物 』の『BROKEN THUNDER』です。

完全に諦めてたんですが、どうやらクリエイター達はその情熱をさらに燃やしていたようで、この再販に至ったようで。
実際、彼らは数々のいわゆるギャルゲーなどに楽曲を提供しながら有限会社として活動しています。
その中で、この作品を再度発表したことは、この数年間復活を待ち望んでいたファンの声を忘れていなかったということでしょう。
そして、失われていた『THUNDER FORCE VI』が…。

ついに我々の前に姿を現すときが、迫ってます。

インデックスカード内の長崎繁氏のコメントに、『ゲーム本編も来年にはお届けできると思います』と記されていました。
前作、サンダーフォースVから今年でおよそ『9』年。
世の中のシューティング・ラブも、徐々に消え行く兆しがありながら、復活するんです。

ただ、不安もあります。
前作の出来が『良すぎる』ことで、あの伝説を越えられるか。

某セガサターン雑誌で、連続6週間の間、ユーザーから最も愛されたまさに伝説。
恐らく、シューティングでこれだけ支持されたのはサンダーフォースV以外に無いでしょう。
この作品発表から随分経ちますが、私の中ではこの作品は今でも輝き続けています。
『9』年経った今も、色褪せない世界。
伝説と呼ばれる由縁は、伝説を体感したものだけが知る事が出来る。
出来れば『セガサターン版』を体験して欲しい。
PS版ではグラフィック処理が落ちているので。

不安はあります。
でも、これは期待するもしないも、出るだけでうれしい。

この世界にまだ、『本物のシューティング』が生まれてくるということがうれしい。

テクノソフトという存在が消えても、クリエイター達が立ち上がったことがうれしい。

伝説の復活まで、我々はひたすら耐えよう。


はい。というわけで、6でます。6。
どんな壮大なRPGだろうと、この世界だけには勝てないと思います。
嗚呼、もーマジで。マジでもー、(つω`)ホロリ。
お店でリアクションとるとスゲー恥ずかしいので、我慢してたんですが、なんつーか本当もー。
この嬉しさというか、感動は本当、計り知れない。
いやー。

奇跡ってあるんですね。

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最終更新:2006年02月27日 22:03