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『H12がサンダーフォースVを語る ~シューティング祭り・六日目~ 』

十年前、一つの出会いがあった。

世間が次世代機と呼ばれていたプレイステーションとセガサターンとで分かれていた時代。
H12はセガサターンユーザーとして、日々雑誌に目を通す。
発売予定欄にあった「サンダーフォース」という文字。
心が躍った。

セガサターンユーザーになってしばらく、中古ソフトを漁る日々が続いた。
どの店にもシューティングは少なく、私は数少ないシューティングから「サンダーフォースゴールドパック2」を手にする。
何故、私がこのソフトを手にしたのか。
それはさらに時をさかのぼることになる。

いわゆる、ライトノベルと言われるジャンルにあった一冊の本。
「宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」なる、現代に生きる女子高生が未来で戦争をやるという今にして思えば…。

この一冊の本には作者の熱い思いが詰まっていた。
作者は、根っからのシューティングユーザーで、あまりに強い思いから作中にまでシューティングの作品名を実名で出すということをしていた。
私はそこで、「サンダーフォースⅣ」という存在を知った。
メガドライブユーザーから最大級の絶賛を受けていたと言われる究極のシューティング。
忘れる事が出来ず、セガサターンで移植が決定したという時、中古で手にした。

面白い。圧倒的に面白い。
これほど面白いシューティングがあったとは。
ひたすらに没頭した。
Ⅳと共に収録されていた「サンダーフォースAC(アーケード版サンダーフォースⅢ)」も当然のように没頭した。
それからというものの、私は「サンダーフォース」の続編に期待する日々が続く。
そして、雑誌の発売予定欄に記された文字。

徐々に明かされていく全貌。
3Dで描かれた、進化したシューティング。
3Dの表現でありながら、2Dのゲーム性を活かした正に進化したシューティング。
しかし、「サンダーフォース」という名は決して有名なものではない。
シューティングユーザー、しかもメガドライブユーザーでなければ知らないその名。
当初、それほどの注目を受けることなく時は過ぎ、発売された。
発売からしばらく、シューティングらしく静かな出だしだった。
私も発売からおよそ一ヶ月後に中古でほぼ新品の価格でようやく手にするほど、稀少な存在だった「サンダーフォースV」。

恐らく、この時てにしていなければ二度と入手するチャンスはなかったと今では思う。
同時期、セガサターンでは「サクラ大戦」が盛り上がっていた。
セガが自信を持って発表したタイトルは当然のごとく、雑誌のランキングのトップを独占した。
だが、私は見逃さなかった。
ランキング十位以下に「サンダーフォースV」はあった。
時の流れと共に、それは徐々に上位へと上る。

連続六週ランキングトップ。
かつて、これほどまで評価されたシューティングがあっただろうか。
その影響はシューティングユーザーではないユーザーにまで伝播し、それまでシューティングに見向きもしなかった人間を振り向かせた。
絶大な影響は十年経った今も残り、多くの人間が賛美する。

最も、「サンダーフォースⅣ」を知った人間が「V」をプレイした時の感動と衝撃は、今では決して獲得しえないものだが。

オープニングムービーに一瞬、見覚えのある姿。
無残にも破壊された「ライネックス」。
「Ⅳ」のエンディングにて、敵基地から脱出の際、破壊されてしまった「ライネックス」。
全く世界設定が変わってしまったはずの、「V」と「Ⅳ」を繋ぐ一つの線だった。
「V」では地球人類の主観だが、「Ⅳ」までは太陽系外の人類の主観であった。
その為、「V」にて地球人類主観であることは、新たな世界設定によるものだと思われていた。
だが違う。
世界はつながっている。
たった一機の戦闘機によって。

ステージ5開始の演出。
敵艦隊へ向けて宇宙に旅立つ自機の演出は、斬新かつ新鮮。
ステージ5、ボス戦。
一瞬、背景が光ると奥から飛来する一機の姿に私は涙した。

そのステージのボスこそ、かつて自機としてプレイヤーと一心同体だった「ライネックス」。
繰り出される攻撃さえも、同一で立ちはだかる。
それだけでは終わらない。
三段階の形態へ変化し、まるでなんとしてでも先へ進ませない「意地」さえ感じられるほどの猛攻。
その「意地」はかつての勇姿そのものだった。

シューティングの中で、これほどの演出が過去に存在しただろうか。
絶賛される理由は、プレイすれば言葉にせずとも理解できる。
グラフィック、サウンド、演出…当時のもてる力すべてが結集された作品であろう。
過去に積み上げてきた作品があったからこそ、為し得た演出。

「伝説」となった「サンダーフォース」。

その「伝説」が、深き眠りから覚める日は近い。
その姿を目にした時、我々は何を思い、そしてこの世界に何を残すのだろうか…。



とまぁ、相変わらずマトマリの無い文章といことで。
とにかく、世に言う「サンダーフォースV」は、スッゴイ存在なんですよ。
「Ⅳ」を知らない人間でもスッゴイんだから、「Ⅳ」を知っている人間はもっとスッゴイんですよ。感動が。
なかなか、シューティングでは続編モノが出ないんです。
シューティングすら出ないのだから、続編モノなんて出ないの当然なんですけど。
「R-TYPE」は全ての作品で一つの「戦い」を描いているので、続編モノですけど、終わっちゃいましたね。
「グラディウス」や「ダライアス」にしても、明確にストーリーを感じることは難しいです。アバウトなんです。プレイヤーがそれぞれ感じなさい的ナ?
まぁとにかく、ストーリー性があり続編モノで出せるシューティングはほっとんどないわけで、「サンダーフォース」は色んな意味で感動させられました。
個人的には「V」で終わって欲しいって気持ちもあるんですけど、やはりこの御時世、出るなら大歓迎。
泣いちゃいますよ?

と、いうわけで。
次回の御題は「R-TYPE」にでもしようかな。どうかな。

次回、シューティング祭り・第七夜。

~「R」を受け継ぐ者達~

TYPE-R になると別のモノになるので御注意を。