724 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/09/29(水) 01:03:05 ID:???
ヒロインが酷い目に遭うゲームがやりたい。
酷いとはいっても、DVだとか精神的苦痛だとかの、そんなシリアスにえぐいものではなくて、
ライトノベルや少年漫画の男主人公が、毎回女たちに理不尽な仕打ちを受けるといった類の
お決まりギャグみたいなもの。
ネウロの弥子だとか、(ちょっと古いけど)ハーメルンのバイオリン弾きの女性キャラたちみたいな
そんな『汚れ役』をしっかりやってくれるヒロイン。

このところ、『自業自得(のぞき、下着を盗むなど)ならともかく、特に悪いこともしてないのに一方的に殴る
ってちょっと酷くね? 照れ隠しの暴力っつっても限度はあるんじゃね? つか、女の子が
もううちょっと体を張る描写があってもよくね?』みたいな感じの思わずつっこみたくなるような
漫画を立て続けに読んだせいか、反動でこんなのを思いついた。


主人公は平凡な高校に通うごく普通の女の子(高校一年生)。ある日、ひょんなことから一癖も
二癖もある男性と巡りあってしまい……てな感じのベタな出だしからゲームスタート。
上記のとおり、ヒロインが酷い目に遭うのが前提のため、「うるぼああっ!?」だの
「まべらっぱぁっ!?」だのと乙女らしかぬ悲鳴が全編に渡って鳴り響く。
ただし、攻略対象に限っては親密度が上がるにつれて、慣れや対策が進んでいき、
叫ぶことなく普通に恋愛ができるようになる。
以下、攻略キャラ


■キャラ1・(高校生)
主人公と同じ高校に通う熱血男子。将来の夢は世界に名をとどろかせる有名シェフになること。
父親は腕のいい料理人で、実家をかねた料理店は、はるばる遠方からやってくるほど評判がいい。
だが、こんなにも恵まれた環境にいるにも関わらず、肝心の本人の腕は壊滅的。
小学生の時に行ったキャンプ先で、突然熊に襲われ、そのさい自作の弁当で打ち倒して以来、
「熊殺し」の異名で呼ばれることに(彼の家でもある店に行くと、その時の熊の毛皮が飾ってある)。
自分の料理を食べても、なお立ち上がるヒロインに興味を覚える。
「○○が倒れない、ってことは……やった! ついに成功したぞ!」
「うふふ(ふう、腸と善玉菌を鍛えておいて良かった……)」

■キャラ2(大学生)
名門大学に通う、知的でどこか儚げな青年。元々は人間の生死について学ぶために哲学を専攻していた。
だが、学んでいくうちに、愛する人を傷つけるという行為に至高の美しさを感じてしまい、
以来、気に入った人物を攻撃する危険人物となってしまう。言ってしまえばキチ○イ。
親密度が上がるほど、ヒロインの命が危うくなる。
「ごめんね○○ちゃん……どうしてもトラックに轢かれる君を見てみたかったんだ」
「これくらい、どうってことないです!(輸血を受けながら)」

■キャラ3(高校生)
芸能科がある、主人公とは違う高校に通う男子。抜群のスタイルと容姿をもつために、
芸能科の生徒かとしょっちゅう間違われるが、彼自身は普通科に所属している。
将来の夢はお笑い芸人。それも体を張るタイプの芸人。ある日、偶然通りかかったヒロインをみて、
電撃が走り、「君こそ俺が探していた運命の人だ! 頼む、俺の相方になってくれ!」と迫る。
真冬の海に飛び込んだり(ヒロイン:水着 男:ふんどし)、尻の力で割りばしを折るなどの
イベントがある。
「どうかな? ○○に似合うと思ったんだけど……」
「すごい! 立派な禿げカツラ! 高かったでしょ?」

(続く)
725 :名無しって呼んでいいか?[sage]:2010/09/29(水) 01:04:28 ID:???
(続き)

■キャラ4(中学生)
真面目で人が良さそうな風体の男子。受験を控えた中学三年生。
ヒロインを先輩と呼んで慕う。気配りができ、とても優しい少年であるが、悲しいほど運がない。
バナナはもちろん、みかんやぶどうなど一通りの皮に滑り、初恋の女の子に告白するも、彼女が
レズだったためにふられ、応援するチームや選手はいつも負けてしまう。
それでも彼自身はへこたれず、いつも前向きに生きている。
親しくなるにつれて、彼のトラブルに巻き込まれる頻度も高くなるため、ヒロインの運のパラメーター
をあげて補うことが重要。
「すみません先輩! 東京タワーにのぼるはずが、まさか無人島に流れ着くなんて……
あ、こうしちゃいられない! 日が暮れる前に食料を確保しないと……!」

 ・魚釣りしようか?

 ・まかせて、野鳥を捕まえてあげる!

 ・そういえば、さっき通った池にカエルが……」


■キャラ5(高校生)
主人公と同じ高校に通う男子生徒。高校二年生でヒロインからみれば先輩にあたる。
性格はお調子ものでノリのいいキャラ。実は名の知れたコスプレイヤーで、主に世界史を題材にした
漫画のコスプレをする。女性キャラのコスプレ衣装をつくったはいいものの、着せる相手が見つからず
途方に暮れていたところ、なかなか素質のある(本人談)ヒロインに目をつけ近づく。
攻略のさい、多少の漫画の知識が問われるため、場合によってはグーグル先生の力が必要になるかもしれない。
「げえっ! 関羽!」

 ・ジャーン!

 ・ジャーン!

 ・ジャーン!」


コンセプトは「好きだから許しちゃう、許せちゃう、それだけは許してください」
BADエンドにはヒロイン死亡エンドあり。GOODエンドも場合によっては一時的に魂が離れるエンドあり。
普段は「ぎょええええっ!?」だの「ぎいいぃぃぃいいっ!?」だのモンスターのような叫び声をあげる
ヒロインだけど、シリアス(誘拐、人質など)のときには「きゃああああっ!?」と絹裂くような悲鳴
だったりしたら萌える。

ギャグ系の乙女ゲームは結構探しているんだが、どうしても、ほのぼのだったり、男性側が体を張るのが
多いものだったりしてちょっと寂しい。

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最終更新:2012年04月29日 22:23