32 :1/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:10:31 ID:???
>>28
ドキッ☆女性声優だらけの乙女ゲーは自分も欲しいんだけど出ないよね。
女性声の少年や青年って超好きなんだけど、そんなにニッチ需要なんだろうか。
例にあげられた名前を見てたら滾ってきたので真面目に妄想。
妄想が異常に長いのであれだったら◆woC7YWaG/I で一括あぼんよろ。

【ストーリー】
ごく普通の生活を送っていた主人公の少女は、両親の死後、実は伯爵だったという
おじいさまに引き取られ…という少女小説的お約束展開でひとつ。

こういう場合のお約束としておじいさまは昔、両親の結婚を反対してたりして。
そのため、主人公の父は家を出て母と駆け落ち。十数年経った後に死亡欄で
息子の死を知ったおじいさまは孫娘である主人公を引き取るが、長年の孤独が
おじいさまを屈折したツンデレにさせており最初は辛くあたられる。

(本当は肉親の愛情からだけど)おじいさまは主人公を引き取ったのは
直系の人間に屋敷を継がせるためだと言い放ち、主人公は、一族の宗主の座を
狙うおじいさまの甥と、彼の手駒である青年と対立。
そして青年と後継者の座をかけて争うことになる…みたいな。

知識・芸術~といったパラメータを上げる育成パートと、攻略対象の好感度を
上下させる攻略パートとが交互にあって、その結果、最終的に[当主就任or
敗北-屋敷を出される]のいずれかに各キャラEDが加わる…みたいなイメージ。

以下攻略対象。例であげられてた女性声優当ててみたけど、たぶん何となく
どのキャラのイメージで当てたのか分かると思う。


33 :2/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:11:21 ID:???
■幼なじみ CV:斎賀みつき
前のおうちでお隣さんだった少年。面倒見がよく親切。
反面世話焼きでおせっかいな面も。主人公を心配してお屋敷の下働きとしてやってくる。

元来器用なので段々屋敷でも重宝され、また、人当たりの良さや誠実さを買われ
だんだん周囲の人間の信頼をかちえる。おじいさまも、物怖じしない彼の性格を
内心気に入って自分の部屋付きにしたりする。口ではああだこうだ言うものの根が
優しいので、おじいさまとの和解を望む主人公のため、相談にのったりと色々してくれる。

「……頑張れよ。あいつら皆、見返してやれ。意地を見せてやるんだよ。
それに、おじさんとおばさんの事じいさんに認めさせるんだろ?
辛くなってもおれがついててやるから」

「いい加減にしろよジジイ! ……こいつは、あんたに愛されたいんだよ!
あんたに気に入られたいんだ、それは媚びでもおべっかでもねーよ。
あんたが好きだからだ。愛して欲しいからだよ。なんで分かってやらないんだ。
……おじさんの事があるからか? でも、おじさんは……あんたが
思ってるようにあんたを恨んでも、憎んでもいなかったよ。
おれ、初めてあんたを見た時に何でか会った事ある気がしてたけど、今分かった。
思いだしたんだ。……おじさんは、あんたの写真を持ってた。一度見ただけだけど、
写真なんてすごい珍しいから覚えてた。古くてボロボロになってたけど
あれは多分あんただ。おじさんが子供の頃……あんたと二人で撮った写真だよ」

「……口に出して言わなきゃ伝わらない気持ちってあるんだな。
どんなに心で大切に思ってても、伝わらなきゃすれ違うことも。
おれは、お前が好きだよ。大事だから、なくしたくない。
……幼なじみとか兄貴分としてとか、もう誤魔化したりしない。
だからただ側にいるだけじゃ嫌だ。もっと近くに、いたいんだ」


34 :3/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:13:07 ID:???
■画家坊っちゃん CV:朴ロ美
絵の才能に秀でた良家の少年。主人公の芸術のレッスンの指導役。
本人は将来は画家になりたいという夢を持っているが、周囲は趣味にとどめるよう
説得している。口数が少なく大人しいので与し易いと思われているが意外に強情。
後述の【秀才少年】とウマが合わず、主人公を巡って対立することも。

「裸婦のデッサン、モデル……やらない? 駄目か……そっか。残念……」

「君を見てるとイマジネーションが……次から次へと、湧いてくる。
全部描きとめるには腕が足らない。どうして僕には腕が十本くらいないのかな。
……あれ、どうして笑うの?」

「君を愛してる。……僕の、僕だけのミューズ……」
■秀才少年 CV:小林優子
優秀な頭脳の持ち主の少年。(ただ天才というより努力の秀才)
アカデミーを飛び級で卒業し一躍社交界の寵児となった。
主人公の勉学のレッスンの指導役。本人は自身の才能に絶対的な自信を持っており、
他者に対して鼻持ちならない言動をすることもしばしば。

「無知と馬鹿は違う。そして僕は馬鹿は嫌いだ。
……君がただの無知であることを僕は祈るよ」

「僕の母もまた優秀な学者だった。そして愛でも、家の義務でもなく
自らの子の種を選んだ。優秀さを基準にね。その持ち主は知らない。
母は自らの研究を継ぐ、優れた子が生まれることを望んだらしいんだ。
……理解し難いと他人は母を否定するが、僕だけは彼女を肯定しなければならない。
そして己の優秀さを示し、母に自分の選択は間違っていなかったのだと
そう思ってもらわなければ。そうしなければ、僕は己の存在意義を見失う。
……馬鹿だろう、もういない人間を相手に空想の論理を展開しているんだから。
本当に……馬鹿だよ、僕は」


35 :4/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:13:56 ID:???
(秀才少年 続き)
「いや、この場所は知らなかった。すごいな。空が星でいっぱいだ。
本当にすごい……。星の名前なぞ常識の範囲の知識でしか覚えてなかったが
これだけあるとどれがどれだか分からないな。……ふ。紙上の知識など
所詮その程度のものなのか。いい勉強になった。まさか君に教えられる事があるとはね。
感謝した方がいいのかな?」

「……情動を正確に表せる言葉など、ない。君に対して感じている気持ちは
自分でも量りがたいのに、説明なんかできない。今はただ……きみに触れたい…」

■侍従 CV:松本梨香
親の代から屋敷に勤めている侍従の青年。
真面目だが融通が利かず、独善的だと思う者もいる。
二十歳は越えているが、実年齢よりうんと若く見えることを気にしている。

新しくきた使用人の【幼なじみ】に目をかけており、ゆくゆくは屋敷を
もり立てる存在になってくれればいいと思っている。だが、幼なじみは
結局の所、主人公大事で屋敷に勤めてる節があるので、期待するが故に
仕事と情を混同するのはどうかと忠告したりする。
【下町少年】と反りがあわず、彼の乱暴な振る舞いしか見聞きしていないため
主人公に悪影響を与えるのでは、と警戒している。
実は素直で優しいお嬢様よりも、困らされたり振り回されたりする方が
より好きになるという下僕体質。

「お嬢様は大事なお方です。旦那様にとっても、この家にとっても。
ですからお立場というものをわきまえて頂きたい」

「まったく……。あなたって本当にむちゃくちゃな人だなぁ。
俺にいったいどうしろって言うんです。もう……困ったな」
「ずっとお側におります。死が我らを別つ、その日まで」


36 :5/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:14:40 ID:???
■下町少年 CV:くまいもとこ
屋敷に食料品を卸している商人の使い走りをしている。
日銭稼ぎで働いているが、将来は料理人になりたいと思っている。

仲良くなると「こんな屋敷にずっと閉じ込められてるんじゃ可哀想そうだ」と
主人公をこっそり下町に連れて行って遊ぶようになるが、それが原因で
【侍従】との仲があまり良くない。【侍従】の事は四角四面な朴念仁だと思っており
あんなんが始終傍にいたんじゃ息が詰まるだろうと主人公に同情している。

他国の料理のレシピを解読するため外国語を習いたいと考えており
主人公のパラが高いと教えてあげることで好感度が一気にあがる。

「おれ、世界中の料理が全部食べられるような店を作りたいんだよ。
でもって誰もが気軽にこられるような。値段も貧乏人だって奮発すれば
食べられるくらいにして、あそこで食べるために頑張って働くぞーって思って
もらえるようにしたい。誰かのちょっとした幸福だったり、希望だったり
そんなのになれたら、最高だと思うんだ」

「おれさ、馬鹿だけど……一応現実、分かってるんだよね。
このままじゃ、料理人になるどころか自分の明日の飯にだって困る身の上だ。
あんたとだって……身分が違いすぎる……」

「頑張るよ。夢は手離さない。……だからほんの少しだけ待っていて欲しい。
で……その…約束になるものを、もらってもいいかな……えと、指ぬき、を。
いや、あんたが、語学の勉強で読ませてくれたあの童話の話だよ。
……空飛ぶ力をくれる、妖精がでてくるやつ」


37 :6/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:16:06 ID:???
■後継者候補・兄 CV:緒方恵美
主人公と後継者の座を争う青年。主人公のはとこ。
尊大な態度、きつい言葉尻をのぞけば意外に言っている事は正論だったり
するのだが、なにぶん居丈高なので敵を作りやすい。

「直系しか認めんなどとほざいているのはあの耄碌した爺一人だけだ。
俺は実力で他の連中を黙らせてる。果たしてお前にそれができるのか?」

「家も家族も捨てた者に、今さらどんな名誉を戻してやれると言っているんだ。
これまで一度も、一族に顔を見せた事もなく。今さら戻ったお前が何をどうやって?
何度だって言ってやる。お前の父親は戦いから逃げた卑怯者だ。
その娘のお前にこの屋敷を継ぐ資格などない」

「……お前は大した女だな。俺が、これまでの人生を賭けて培ったものを
この短期間でひっくり返して見せた。……不思議なんだが、さほど屈辱はない。
むしろ、重荷を下ろした気分だ。久しぶりに、晴れ晴れとした気持ちだ。
この先の道は俺が自分で開拓できる。なかなか面白そうじゃないか」

「お前と結婚、するという事になって……あの父が『対立ありきだった故、
想いの外だったが当主の婿になるとは良い手をとった』などと吹聴しているが、
俺はそんなせせこましいは考えていないからな。俺がお前に求婚したのは
……お前を、愛してるからだ。傍にいて当主となるお前を支えたいと思った、からだ。
他の誰に誤解されようと全く構わんが、お前に誤解されるのは……嫌だから。
一応言っておく」


38 :7/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:17:12 ID:???
■後継者候補・弟 CV:折笠愛(坂本真綾でもいいな)
後継者候補の青年の弟。主人公のはとこ。
いつもやわらかな笑みを浮かべており兄とは違って人当たりのいい少年。
青年から「敵と馴れ合うな」などと叱責されても主人公をお茶の席に招いたり
歓迎の言葉をかけてくれたりする。
フェンシングといった武芸のレッスンで主人公に同席、彼女に指導もする。

ライバルである主人公に力を貸すことに疑問を挟むと「可愛い貴女を
側で見ていたいから」「立場は違っても良いお友達になれると思って」
などと言い、にっこり笑ってはぐらかす。

非常に友好的に見えるが、実際の目的は主人公の監視で、主人公が兄にとって
脅威になりうる存在ならばひそかに手を下せるようにと近づいている。

「……今さらなぜここに来たんです? しかもこの時期に。
貴女は目障りなんですよ。貴女がいるだけで兄の負担になる。
……今ならこの屋敷に気後れがして暮らすのは無理、といえば出られるでしょう?
当主の座を継ぐ権利を放棄してくれさえすれば僕だってこれ以上は何もしませんよ。
屋敷の外でおじいさまと会おうが何をしようが好きにすればいい。
僕の言いたいことはひとつだ。……この家から出ていけ。薄汚い雌猫め」

「………自分を殺しかけた人間相手に良く笑いかけられますね。変な人。
僕は別にあなたに許されたいとも、許されようとも思ってはいなかった。
だからこの展開は正直自分でも意外なんですが……。
こうなった以上、僕は貴女に生涯尽くします。何でも言うこと聞きますよ。
まぁ罪滅ぼしもあるけど、なんか僕、貴女の事好きになっちゃったみたいだから。
優しくして欲しかったらそう言ってくださいね。うんと甘やかしてあげます。
もちろん、その逆もね」


39 :8/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:18:39 ID:???
■おじいさま(NOT攻略対象)CV:柴田秀勝
主人公の祖父。素直になれないツンデレ爺。例えば主人公が家から持ってきた服に
対して「伯爵令嬢がそんなボロ服着るな!」と言ったかと思うと、いそいそと
最新の女子向けドレスのカタログを取り寄せて【侍従】に届けさせたりする。

「私がお前を引き取ったのはあくまで体裁のためだ。この家はずっと
直系で続けてきたのだ。いくら男子とはいえ分家の小倅に
屋敷と財産の全てを譲り渡す気はないからな」

「あやつが一言でいい、詫びのひとつでも寄越せば良かったのだ。
そうすれば私だって……。 勝手に出ていって、それから何の音沙汰もなしに、
やっと見つけたと思ったら死んでいたなどと。馬鹿者め。とんだ親不孝者だ。
……お前は私にあやつを許してやって欲しいと言っていたな。
ならば約束しろ。お前は絶対に、この爺より先には死なないと……」

■おじいさまの甥(NOT攻略対象)CV:池田秀一
後継者候補兄弟の父親。主人公のいとこ叔父。
見栄っ張りな俗物で当主の座に強い執着を持っている。

昔、主人公の父親が出奔したあと、自分に跡目が来るかと期待していたが
誰もが主人公の父親を探し続けたため、一度は諦める。
だがその行方は杳として知れなかったため、当主の老齢による代替わりに備え
自らの息子たちに厳しい英才教育を施し、彼らを支配した。
だが、彼の妻はそれについて行けず家を出てしまった。
(兄弟はその事に対して複雑な想いがあるが、弟は幼かったためあまり
その辺りを覚えておらず、曖昧な記憶になっている)

後継者候補兄弟のどちらかとくっつくと、ああだこうだ口出しする
面倒な存在になるが何回かイベントをこなした後だと屋敷を出て行く事を選ぶ。


40 :9/9 ◆woC7YWaG/I :2011/02/05(土) 14:21:09 ID:???
(おじいさまの甥 続き)

「面白い物を見せてやろうか。お前の父親が伯父に宛てた手紙だ。……おそらく
お前が生まれた時だろうな、持ってきたんだよ。みすぼらしい格好に身を落としてな。
今さらどの面下げて帰ってきたのかと思ったが、奴は帰ってきたわけではなかった。
私に、この手紙を伯父に渡して欲しいと頼みに来たんだ。
……何が書いてあるか知りたいか? 『何も言わず勝手に家を出たりして申し訳なかった。
簡単に許して欲しいとは言えないが、生まれた子に罪はないのでせめて一度でいいから
孫娘の顔を見に来てくれ』だと。何度か書き直した後にこう続けている。
はっ。書き直す紙も満足に無かったようだな。『できればこの子に名前をつけて欲しい』。
……何だ、その顔は。大事な物を他人の手に託す方がどうかしているのだ。
はは、よりにもよってわざわざ私を選んで渡すとはな」

「……お前の父は……皆に愛されていた……優しくて、なんでもできて……。
一族の太陽みたいな存在だった。私の父は伯父に似てずいぶん気難しい性質だったが
それでもあの従兄にはよく笑顔をみせた……。
……お前は本当に奴に似ているよ。全くもって憎らしい面だ。
伯父だけでなく、私の息子たちまで今やお前に夢中なのだからな。見事なものだ。
私の希みは潰えた。だからこそお前と馴れ合う気はない。
お前の顔が目に入らぬ所へ行くとしよう。……息子たちの処遇は好きにするがいい」

【ここまで】
マジで異常に長くてごめん。ねちねち考えるのすんげー楽しかった。
全部書いたから後悔なし。個人的には高山みなみ、白石涼子、皆口純子とかも
乙女ゲーのキャラとして出てくれたらいいのになーと思う。

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最終更新:2012年04月29日 13:48